●○なつ。の本棚○●

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2006年09月09日
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カテゴリ: ★★☆な本
十五歳で処女を喪い、芸者、女中、娼婦、妾と、男から男へ、店から店へ、転々としつつ、ついにあの事件を起こした伝説の“悪女”、阿部定。転落していく女の軌跡を描く連作短篇集。



それほどに強烈な事件を起こした「伝説の悪女」、 阿部定。

この本は、そんな彼女と関りをもった男達がそれぞられ、阿部定について語っている連作短編集です。

意外だったのは、そりゃあいろんな男と関りを持っていた女性でありながら、誰も彼女が絶世の美女だったというようなことは言っていないのです。

ただ、色気があった、と・・・・。

ふぅん、色気ねぇ。

その色気にコロッと騙された男達。

出所してからは、住まいを転々とし、名前も変えていた彼女なので、付き合っている女がまさか「阿部定」だったとは!という驚きの声も多数あり。

それでも、どの男たちも心の中でほんの少しは、恋しさのあまり殺されてしまった男のことを羨ましく思っているのが不思議でした。


私には阿部定の気持ちには共感できないけれど、うーん、全く理解できないこともないような。

ただ、男達が言っていることと、阿部定自身が語っているところでは、全く言い分が違うところもありました。

本当のところはどうなんだろう???

この本はフィクションですが、ちゃんと史実では明らかにされているんでしょうか。

う~~ん、気になるところでした。

島村洋子さんの本はよく読みますが、実在した人物のことで書かれた本は初めてでした。

阿部定の生い立ちや歩んできた道は暗い部分が多いのですが、割と淡々と時折ユーモアを交えて書いてあったので、内容の割には読みやすかったです(^^*


色ざんげ
色ざんげ





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最終更新日  2006年09月09日 00時30分11秒
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