Nのブログ 

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『こころが現実を創る』



ジだとすれば、それを生み出す心の次元がネガと言える。『こころが現実を創

る』の原則。原因と結果ということもできる。このことは多くの人が知ってい

るが、実際に自分に対してなにか問題や困難が起こるとポジ(現実)だけをな

んとかしようとする。具体的に言うと、上手くいかない事態に遭遇したとき、

私たちは、自らの内を顧みずに自分の外に原因を探そうとしてしまいます。

例えば、仕事が上手くいかないと「景気の所為」「従業員の所為」「銀行の所

為」にするかもしれません。そして、借金をしてでも広告を打つかもしれませ

ん。これらは、ポジのみを変えようとする行為です。もちろん、現実を何とか

しようと努力する事は必要ですが、同時に僕たちの因(内)の次元、ネガの点

検も必要である。

「新しい力」高橋佳子著 三宝出版 によると、私たちが、自分の外に現れる

事態を感じる感じ方(受信)には次のようなものがあるそうです。

「もうだめなんじゃないか」とか「大丈夫、なんとかなるさ」とか「なんでこ

んなことになるんや」とか「よしよし私は出来る!」といった感じ方です。そ

れにしたがって行為(発信)をします。また、人により受信と発信に一定の傾

向があるそうです。つまり、出来事は違えど、同じような結果が出るわけで

す。


戦争はまさにポジのみを力で変えようとする行為です。かりに力で現実を変え

たとしても、決してネガの次元は力によって変わる事はありません。

病気に対するさまざまな治療もまた同じです。お薬や手術と言った現代西洋医

学や私の生業としているカイロプラクティックなどの代替療法もまた、基本は

ポジ(現れた症状)に対するアプローチです。もちろんポジに対するアプロー

チは必要です。しかし、同時にその病の原因を自らの内にたずね、病の意味を

問う事が必要です。病によって、見えなかった家族との絆や友のありがたさが

わかったり、同じ病や痛みを持つ人の苦しみも理解できるようになります。病

によって、頂くことも多いのです。治療家としてそんな気づきの同伴者になれ

ることを願っています。

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