with sincerity ☆″    ~ももっちの natural field  ~

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KNAVEにて(1017) vol.3


 ♪いい明日空でむせび狂う (サラ・テツ作曲)
これは、もうすごい!!
るーちゃんの(顔と体の)反比例ドラムはすごくキレが良く、テンポも速い。
思わず眉間にしわを寄せながら聴いていても、リズムが全く詠めない。
そんな中でも、木内さんは足でしっかりとリズムをとりながら指を走らせる。
春本さんもサラさんとアイコンタクトを交わしながら、気分は良さそう。
島田さんは・・・、
ピッコロ? それともパンフルートか?
ソプラノリコーダーの上の部分だけみたいな笛をピーピー吹いている。
まるで、大空を翔ぶとんびの鳴き声のよう。
それにしても、私と友人はずっと
「この曲に楽譜なんかあるのかなぁ?」
「三連譜がずーっとつながったような曲やねぇ。」
と、自分たちの解釈をテーブルの上で、筆談しながら確かめていた。

ほっと一息ついて、紅一点るーちゃんからのご挨拶

藤森さん 「本日は、近い所から また 遠い所から来ていただいてありがとうございます。
       今夜は楽しんでいってください。藤森るーでした☆」

♪車輪の兄弟 (サラ・テツ)
久森氏 「いつも変わらぬメンバーでいよう、という想いを込めて作りました。
      まぁ、他の友達にもそんな感じで…。」

ということで、ノスタルジックで それでいて少しPOPなテイストも含んだ一曲。
 ~いつまでも転び続けよう~
 このフレーズが私は、やけに気に入った。

♪ピエロとカウボーイ (サラ・テツ)
 カタカタカタという木のおもちゃのような音がいい。
 どういうくみあわせなのか、聴いてる人を悩ませるのが、サラさんの世界なのかもしれない。
 が、私はこの曲の詞が今でも一番心に残っている。

♪ある四月の夜 (サラ・テツ)
ラストナンバーとなったこの曲は、JAZZのテイストを含んだ落ち着いたナンバーで、
蒼い光の中に響き渡るコントラバスの深い音色が、私をうっとりさせる。
ここで、メンバー紹介が行われた。
一人一人 照れくさそうに笑いながら、ステージをちらっと見て、お互いを見て
笑顔を交換する。
そんなとてもいい空気感があった。
“気のおけない仲間たち” という うらやましい空間がそこにあった。

 LIVEが終わり、客席からの大きな拍手に見守られながらメンバーが、ステージを去っていった。
なんとも、不思議にアットホームな それでいて 元気をいっぱい撒き散らされたような
ひとことでかたずけられない時間だった気がする。

knave


あとで、木内さんにタイトルチューンの“ムーンパレス”の意味を聞いたが、
春本氏、島田氏、木内氏のお気に入り作家の小説のタイトルにちなんで、つけられたそうだ。
月の城 なるほど、月夜に吼える狼か…。
いや、それぞれのアーティストは、見た目のルックスは、
全然合っていないように私の目には見えたが、いったん音を繋ぐとそこはさすがに音楽人だった。
お互いの音と融合しながら、それでいて自分の音を楽しんでいる。
そんな音楽の原点を垣間見たようなLIVEだった。

次に、また違うメンバーで創作することにも期待をおけると確信した。

最後に、音楽を全く知らない私の友人の感想を…。

 J 「 まるで、移動遊園地だったね…。」


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