with sincerity ☆″    ~ももっちの natural field  ~

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山根康広ファンクラブイベント’03


≪ LIVE× LIVE×LIVE in OSAKA ≫

2003年4月某日
山根康広のオフィシャルファンクラブMOTHER主催のファンクラブイベントが、
海の見えるライブハウスで行われた。
一部は、トーク&クイズ 二部はライヴといった催しだ。
友人と参加した私は、1階ロビーでステッカーの交換を終え、静かに開演を待った。
今回は、MOTHER イベントでは5年ぶりとなるフルバンドライブだ。
時間が迫るにつれ、だんだん抑えられないほどに 気持ちが高ぶる。

やがて、静かにSEが始まった。

大きな歓声の中、やはりこの曲で幕が開く。
最新のシングルとなる
【CRIMSON SKY ~紅の空~】
  まさにオープニングにふさわしいノリの良いロックナンバーである。
この曲の歌詞もメッセージ性が高く、聴く人のすべてに受け入れられることだろう。
彼自身も、「ライブでもやってみたい1曲だ」と言っている。

… 誰もが何度も 涙を飲み干し そう君が君に近づいてゆく… 
… 誰もが持ってる ゆずられないもの そう忘れないで どんな時でも… 

そして、
【彼女と映た夏】 へとつづく。
この曲は、夏のライヴには必ず歌われる定番ソングだが、曲としての歴史はかなり古い。
少し早い夏を感じた。

「こんばんわ 山根康広です。
先はまだまだ長いので 最後までよろしく!!」
胸元が大きく開いたワインレッドのシャツにジーンズ姿で登場した彼は 
ここで軽く挨拶を済ませ、次曲へ

【SUMMER DAYS 99】
 これも、夏向けのナンバーだが、99年リリースのアルバムの中の曲で
みんなにも馴染みのある1曲だ。
ちょっぴりせつないひと夏の想い出である。

【SUPER STAR】
 昨年のコンサートツアーでは、オープニングだった曲。
私事ではあるが、朝 これをかけるとハイテンションになれるので
毎日聴いている。

 どんなに忙しい日々を過ごしていても、どんなに疲れてしまった時でも
“夢”を持ち それに向かって突き進んでゆきたいと思わせる歌詞である。
 また それを持って生きていくことの大切さも考えさせられる楽曲だ。

【「さよなら」を言い出せないまま】
  これも懐かしいナンバーで、山根康広の2枚目のアルバム『DESTINY』の1曲目を飾る楽曲である。
 ライヴでは、客席のみんなが指を1本立てて同じ振りをする。

しょっぱなからアップテンポな曲が続き、客席の温度も一気に上昇していたが、
息が整うまもなく 彼はピアノの前に腰を下ろした。
そして、静かにマイクを口元によせ

「えーっと…
 こないだ 先に、東京でやったんですけど 4時間は結構たいへんでした。
 今夜はあとがない ということで、とことん やってみたいと思います。

 それじゃあ 懐かしいナンバーから 聴いてください。」

そして、イントロが流れると会場から にわかに拍手がわいた。
その曲は、
【YELLを君に】

  … 必ず明日があるから くじけそうな時でも 涙枯れるまで泣けばいい
    胸を貸すから…  

 本当にこの曲に救われた人は多いのではないだろうか。
これは、95年に起きた阪神淡路大震災のときに、神戸で多くの人たちからの支持を受けた。

 … いつも YELLを君に…  で結ばれている。

 そして、【愛の絆】 へとつづいてゆく。
 誰もが、彼の歌声に魅せられていく。

 … つないだこの手に君は幸せを感じてるかい 今 …

 やさしく 誰かに語りかけるかのような究極のラブソングである。
このとき、間奏部分で 彼は客席を見てニッコリと笑顔を見せた。
青い光の中、ピンスポットがピアノを照らす。
それがとても幻想的で、まるで淡い朝の光のように見える。

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