44.キャプテン



作者は明日のジョーでおなじみの
ちばてつやの実弟。
また、その弟にイレブンの原作でおなじみの
七三太郎がいたりする。

野球漫画の王道。
とはいえ、派手さは皆無。
一見、クソ地味。
星飛雄馬や番場蛮のような魔球も、
緑山高校の二階堂のような剛速球もない。
殿馬のような秘打も岩城ような悪球打ちもない。
当然、タッチャンとミナミのようなラブもない。
っていうか、そもそも女子が1人も出てこない。
マジの野球一本。
舞台は中学の野球部。
墨谷二中野球部。
そこのキャプテンとなった少年たちの話。

この漫画を読んだことのある人は
ほとんどが、漫画内での初代キャプテン、
谷口のことがクソ好きなはず。
当然、俺もクソ好き。

そもそものストーリーを紹介しとく。

野球の王道として知られる
名門・青葉学園から、
弱小無名の墨谷二中に転校してきた谷口。
青葉から来たってことで、
野球部では、みんなが谷口にクソ期待し、
気がつけばヒーロー扱い。
が、しかし、真実は別。
谷口は、青葉では、まさかの二軍の補欠。
二軍の中の、その補欠。
真実を伝えても、それを謙遜と受け取る回りの連中。
苦悩する谷口。
そして谷口が出した答え。
努力。

「立場上、努力するしかないじゃないか」

とにかく始まりは、
っていうか、終始そうだが、
努力努力の練習練習。
泥まみれの毎日。

特に谷口が、みんな期待に応えようと、
人の見てないところで練習する様は、
マジでクソ渋い。
大工の父ちゃんもいい味をだしとる。

たぶん、大抵が谷口ファンになるのは、
この辺の努力もさることながら、
人間性にも大きな理由がある。

まず、自分がクソ努力する。
おとなしく口数すくないハニカミ屋。
が、実はクソ熱い男。
熱さを隠し持ち、クソ努力する。

ほかのキャプテンたち、
二代目丸井、3代目イガラシ、四代目遠藤も
各自それぞれの色があり、面白い。
が、やはりキャプテンは谷口よ。

ちなみに、高校にはいった谷口を描いた
「プレイボール」というのもあり、これもクラッシク。
残念な終り方をしとるのが、マジで悲しい。

にしても、この漫画を読むと、
やはり何かを成すには
地道な努力が必要ってのを改めて感じる。
近道はない。
また、谷口のように回りの連中までも引っ張っていくのに
何が大切なんか、ってのも感じた。
それにしても、この漫画、
っていうか、ちばあきおが描く漫画は
マジで、クソ温かい。
少年達の心の葛藤などもクソ上手にえがいとる。
上でも書いたが、
どこにでもいそうな普通の少年ってのがマジでいい。
天才が主人公の漫画も嫌いじゃないが、
普通の人が頑張って進んでいくタイプがすきかもしれん。
明日も頑張れる。

っていうか、
キャプテンのファンは多く、
いろいろな人が、コメントをよせとる。
ファン的には、激チェキやろう。

ちばあきおのすべて

いかりやのコメントでは、
加藤茶がピッチャーで、志村がリリーフ、
とかいうすげえのもあったりする。

それはさておき、
冒頭にも書いたアニメの主題歌。

キャプテン主題歌

名曲よ、これは。
カラオケでみんなで歌えば、まじで決まることやろう。

ちなみに、
俺は完全に谷口タイプ。
AUは遠藤。
YURAは牧野。
ちなみに牧野は口を尖がらす王道。
ルーは、イガラシの弟。
エースは曽根。
カイマは、おらん。

今日はこんなもんで。

ピース。

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