眉毛イヌ子の上海つぼやき日記

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2011年09月26日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
9月23日現在

大陸へご帰還です。
機内食も食べたし何にもすることがないので楽天日記でもかいてみようかしらん。

今回は岩手県陸前高田市へ行ってきた。
4日間のボランティアツアーに参加するためだ。移動日含めて作業は実質2日間。
ボランティアの「ボ」の字も知らないイヌ子、果たして何ができるのか。
東京駅バスターミナルを22時に出発し現地に到着するのは午前6時前後。
活動の内容は当日にならないとわからないため


震災から半年が経った今、ボランティア活動は個人からの依頼によって
現地に赴くといったものが多いとのこと。
例えば津波に襲われ泥やガレキだらけになってしまった家のお掃除だとか、
田畑や基礎だけになり、のび放題になってしまった雑草の草刈などだ。

被災者の方にはすでに新しい生活をスタートしている人と
そうできない方もいるとのこと。
地震を経験し、津波を目の当たりにして
荒れてしまった自分の土地や家を前にどうしていいかわからない。
手のつけようがないということで、希望の光を失っている方が多いとか。
ボランティアの活動によって以前とすっかり同じにはならないけど
すこしでもきれいになった土地や家をみることにより、一歩前進するきっかけを


私たちの初日のお仕事は個人の田畑であった場所の草刈とがれき撤去。
ツアー客総勢40名を乗せ、目的地まで急ぐ。
慣れない手つきで鎌をふり雑草を刈ってゆく。
鎌なんて使ったことがないので、手を切らないように細心の注意をしての作業だ。

もと田んぼであったとういことだけに、地面はぬかるみ、沼状態。

また雑草の丈が非常に高い、175センチくらいの雑草を黙々と刈ってゆく。
そのうち足につまずくものを発見。
なにやら取ってのようなものを引っ張ってみると、それがとてつもなく重い。
さらにはふかーいところまで埋まっている。
砂が付着しているため大人二人で持ち上げようとしてもなかなか
上がらない。スコップなどをつかってやっと持ち上げてみた。
掃除機だった。
そのほか、靴、ずぼん、ハシゴ(脚立?というのかな)鉄ゆがんだの棒(なにかわらない)、車のバンパー?
漁に使う網などありとあらゆるものがでてくる。
更には女性用のバック、開けてみると使いかけのリップスティックがでてきた。
そんなとき思う。
このバックの持ち主は無事であっただろうか、
そのとき何をしていたのだろうか、家族は?友達は??
いたたまれない、その場を離れたい気持ちにもなってくる。

おとな40人で3時間作業をしていても
がれき撤去はおろか、草刈も完了できていない。
がれきなんて田んぼをさぐればいくらでも出てくるだろう。
これでは未来への希望を見失うのも当然だ。

「もう半年も経ったのだからボランティアなんて必要ないのでは?」という声も
聞こえてきそうだが、主要道路や海岸線の復興はどんどんおこなわれている。
けれど個人を含む「全体」を考えると人手が足りていない。。手を付けられていない「被災地」がまだまだあるのだ。

何百年、何千年かけて耕した土地が一瞬にして塩とヘドロとがれきが交じり合った
津波に襲われた。
豊かな土地は考えたくないような長い年月をかけないと元には戻らないだろう。

ツアーガイドさんは
「みなさん、作業が足りなかった、自分は無力だ、何もできないとか考えないで下さい。
来ていただいて作業をしてくださること、その姿をみせてくれるだけで励みになるのです。
「忘れられていない」ということが被災した人たちへの安心感へ変わるのです」と言っていた。

ツアー参加者は私を含め
一人で参加している人がほとんどだった。
バスでとなりになった女性Nは、ツアー参加4回目。
毎月参加しているそうだ。
彼女とはバスに座って1分も経たずに仲良くなった。
以前からの友人みたいだ。
こんな事ってあるんだ、と思うくらい。

毎月ツアーに参加している理由をきいてみた。
彼女はこう言った。

「私のなかで活動はまだ終わっていないんです、完結していない。
そして毎回来ると思うのだけど、一ヶ月後被災地がどうなっているかこの目でみたい。
どんな風にかわってゆくかが見たいんです。私にとって今年はボランティアの年なんです。」

正直すごいなあと思った。
ツアーだって変な話ただではない、3万円強はかかるのだ。
日程調整だって容易ではないだろう。
それをきちんとやりくりしている、それだけで頭が下がる思いだ。
Nは「国が負担してくれればもっと活動に参加する人が増えるのにね。。」とつぶやいていた。

そしてこの人は作業がはじまると行動派テキパキ、無言で無心で作業をする人物であった。
心のやさしい、奥がとても熱い人だ。

一日目は大雨の為に早めに終了した。
あまり寝ていないのにも関わらず特に疲労も感じなかった。
みたこと感じたことがダイレクトに伝わってきて、なかなか眠りにつくことができなかった。。

2へつづく





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最終更新日  2011年09月26日 11時23分25秒
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