1☆はじめての野宿




++++ はじめての野宿 ++++

バックパッキング1日目。
早起きしようねって前の晩二人で話していたのに
起きたらもう9時だった・・・

歯ブラシや、石鹸など朝最後に使ったものをつめてパッキング終了。
出発は11時になってしまった。
新宿から中央線で立川まで行き、そこから青梅線に乗り換え。

青梅線で運がよければ立川からまっすぐ奥多摩まで行けるのだが
私達は青梅で再び乗り換え。
奥多摩についたのは1時だった。

ここでバスに乗りかえ。
しかし、バスの時刻表を調べてこなかった私は甘かった・・・
いくらなんでも30分に1本くらいは走っているだろうと
思っていたのだがなんと次のバスは3時30分・・・・

何でこんなにバスが無いんだよ~~~!!!
田舎のバカぁぁ!!
と何かに当り散らしたい気分になる・・・

田舎に将来は暮らしたい~~♪♪なんて普段は言っている私、
すっかり東京の文明に慣れきっているんだな。
ダメだなーーー

とりあえず壁を殴ってみても、バックパックを投げてみても
来ないものは来ないので駅前にある喫茶店で食事をすることにしました。

食事をしながらふと外を見るとタクシーが1台止まっている。
私達が向おうとしているバス停までは5000円位だそうだ。

5000円あればキャンプ用のTシャツが1枚買えるのにな、
普段タクシーをめったに使わないケチな私はそう考えたが、
今回はどこに寝るかわからない旅。
しかもテントなし。

出来れば早く現地に向いたいので今回はタクシーを使うことにした。
ちなみにバスで向う場合、奥多摩から丹波方面のバスに乗り
お祭りバス停で下車です。
バスで向う予定の方、時刻は事前に調べていったほうが良いですよ。

タクシーに乗ろうとしたら酔っ払い風のおっさんが近寄ってきた。

おっさん:「ゆまり? ゆまり???」

てっきりシロタクの客引きでゆまりという地名があると思った私は

「お祭りまで行くんです!何か??」
と答えたらなんとおっさん、

「How long have you been in Japan for?」

だって・・・

ゆまりだと思っていたのは「 You married? 」だったようだ(笑)

「I'm Japanese! Bye!!」

とだけ告げておじさんの元を去った。
英語が話したかったのかしら???
しかし、旦那ではなく私に話し掛けてきたのはなぜ???

お祭りまではタクシーで30分程。
もしバスで向っていたらバス停にいちいち止まらなければならないので
現地につくのは5時近くになっていたかも。

始めの1時間ほどは車も通る林道を歩いた。
歩き始めてすぐ感じたのは

「私の体ってこんなに重かったっけ???」

仕事を辞めてめっきり運動量が減ったようだ。
ヨガは一応毎日しているものの、毎日の通勤だけでも
結構の運動量だったのかもしれない。
仕事を辞めてから結構太ったし・・・・・

旦那のほうも仕事を始めてから
めっきり運動量が減ったし体重もかなり増えた。

1時間歩いただけでかなり二人ともヘロヘロになってしまっていた。
でも、暗くなる前に今夜寝る場所を探さねば~~~・・・

林道をまだ抜けきる前に1本の川を横切る橋を通り、
その橋の横に目立たない細い道らしきものを見つけた。

段々あたりは暗くなり始めてきていたので
その場所に賭けてみようと決め川沿いにそれて歩いてみる。

横道にそれて歩き始めたらすぐにラッキーなことに
平らないい感じの場所を見つけその日の宿はそこに決定。

暗くなる前にテントを張らなきゃ~~なんて
心配が無いのが今回のキャンプの楽なところ。
楽だね~~♪なんて言っていられるのは
もしかしたら今だけかもしれないけれど・・・

この間、今回山登り用のポンチョを2枚買った。
ポンチョは広げると四角いシートになるので優れもの!
とは自称キャンプの達人の旦那の弁。
確かに、2枚広げるとピクニック用のビニールシート位の
大きさだし、雨が降ったら着れるし便利かも。

早速ポンチョを広げ靴を脱いでリラックスする。
あああ~~、気持ち良いぃぃ・・・・
座るのがこんなに気持ちがいいなんて。

旦那は早速川で水の調達。
今回、一応水をろ過するフィルターを持ってきたのだが、
ここは水の綺麗な場所でしか育たないワサビの名産地奥多摩。
仮にフィルターを使わなかったとしても
東京の水道水よりはよっぽどおいしい水だろう。

その奥多摩のおいしい水を使っての今日の夕食は
インスタントラーメン。
しかし、旦那に作らせて私はのんびり寝転がっていたのが間違っていた。

出来上がったラーメン、汁が無い・・・・
一口食べてみてしょっぱ・・・・(>。<)

そういえば前にアルプスに登った時も途中にあったお土産屋さんで
キャンプ場で食べようね~♪と信州のおソバを買って
彼に作ってもらったのだが、

おソバについている粉をはらわずにどかっとお湯の中に
放り込んだもんだからお湯が糊状にべとべとになって
その糊のなかに麺らしきものが混ざっている
状態になってしまった・・・涙

ギャンギャン横で文句を言う私に
「アメリカ人の俺がソバの作り方なんて知るか!」
と逆ギレされ、

しかも
「自然の中に食べ物を捨てるべからず」がまたまた
自称キャンプの達人の弁なので
吐きそうになりながら糊ソバを涙目で食べた。

今回は私が文句を言う前に
「ラーメンの作り方なんて知らないよ・・・」
とブツブツ言っている彼。

「アメリカにだってインスタントラーメンはあるだろうよ」

と心の中でだけ悪態をつき、一応、作ってくれてありがとうね♪
と優しい妻のフリをして言いしょっぱいラーメンをまたまた涙目で食べた。

運動不足の二人の体にはたった2、3時間のトレッキングが
妙に体に堪えたので食事が終わったらすぐに就寝。

屋根が無い森の中は思ったより気持ちがいいのだが
一つ難点は月が明るすぎること。
後三日で満月になるその日の月は煌々と輝いていて
周りの星も見えなくなるくらいまぶしいものだった。

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