バンコク




++++ バンコク ++++


タイを本当に好きな人はバンコクはタイではないと言う。
田舎ののどかな風景、静かな寺院、清んだビーチ、思わず息を呑む遺跡、カラフルな衣装を着る山岳民族達・・・・

いわゆる人が思い浮かべるタイはそんな景色だろう。

だが、排気ガスにまみれ常に渋滞している道路、ここはどこ??と今でも来るたびに感じるバックパッカーご用達のカオサンロード、怪しげなパッポン通り、そんな雑然としたバンコクも私は決して嫌いではない。



重たいバックパックを背中に背負い、ウンともスンとも言わない渋滞中の道路状況に業を煮やし、バスを道路のど真ん中で降りて飛び乗ったバイクタクシー。

なぜかブンブンと飛ばすのが大好きなコチラのドライバーはバイクもどうやら同じようだ。

車の脇をするり、するりとすり抜けながらもスピードを落とさない運転手の腰をギュっとつかみ肩に力を入れていた私も途中からは“死ぬ時は死ぬ時だ・・・”と開き直った。

今でもバンコクと聞くと一番に思い出すのはあの運転手の背中越しに見たバイクタクシーからのバンコクの街並みだ。


週末にはバスに乗りウィークエンドマーケットに行く。
このマーケット、買い物好きにはたまらないだろう。

アメ横のガード下のような雰囲気のこのマーケット。
所狭しと洋服やら靴やらバックが積み上げられている。
面白いところではサソリが売っていた。

お店の人との駆け引きを楽しみながら少しづつ値段を交渉していく。
お気に入りの品を格安の値段で買えたときの嬉しさ、アジア旅行の醍醐味だよね♪


街をぶらぶらと歩くとビルとビルの間の細い隙間に屋台の定食屋さんを見つけることができる。

家に台所が無い家が多いというタイ。
出勤前のOLさんやビジネスマンが朝ご飯をかっ込んでいる。
夕方になるとおかずを買いに来る奥さん達。
ビニール袋にカレーなどを入れて売っているのが面白かった。

ちょっとピリカラの日本のスルメのような干したイカを売っている屋台もあったな。

タイの屋台での私のお気に入りはなぜか夜にしか食べられないバナナパンケーキ。
地元の人は確かロティって呼んでいたかな・・・・?


さらに街を歩きつづけるとあちこちに寺院がある。
女人禁制だからか、えんじの袈裟を身にまとい凛としたお坊さんが妙にSEXYに見えてしまう・・・(笑)
本当はいけないのかもしれないが、一人のSEXYなお坊さんがお寺を案内してくれた。

タイのアクセントが強い英語でのガイドだったので内容はあまり聞き取れなかったんだけど、あのツルっとしたうなじは今でも覚えてる。
最後にツーショットで写真も撮っちゃった♪

お寺の横にはお供えを売る屋台。
白い花を首飾りのようにつなげたこの飾りはすごく綺麗。
香りもすごく良い。

バンコクには必ず旅の最初の1、2日と最後の日に滞在する。
私にとってバンコクは「これから旅の始まりだー!」とワクワクする気持ちと「旅も終わってしまった・・・」と寂しい気持ちの二つの思い出が残る場所である。


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