アユタヤ

++++　アユタヤ　++++

クリスマスから年末、年始にかけて彼氏のいない女４人で出かけたタイの旅。
クリスマスは山岳民族の村でシンプルな食事とビールでツアー仲間と共にひっそりと迎えた。

カウントダウンこそは南の島でパーっとやりたいねー♪なんて話していたにもかかわらず、誰一人としてきちんと計画を立てれる者がいなかったため、
大晦日直前に

「あれ・・・？？？もしかして南の島に行くには日にち全然足りな？？？」
と気づくことに・・・・

気がついたら大晦日当日はアユタヤにいた。
とりあえず、アユタヤといえば遺跡。
スコータイで暑い中遺跡を見てきたばっかりのお腹一杯の私達ではあったが、
あの有名な木の根っこに絡まっている仏陀さんの頭と寝釈迦像は出発前からの楽しみだった。

アユタヤでは宿に近くで自転車を借りて自転車で遺跡まで向かった。
どの位かかったかはあまり覚えていないんだけどそんなに遠くなかったような記憶が・・・・

楽しみにしていた根っこに絡まった頭。
実物を見た時ドキッとしてしまった。
何だろう？あの感覚。
神聖な雰囲気というか何というか、きゃっきゃとふざけて写真を撮るような気分になれなかった（写真は撮ったけど・・・）
立ち去る前に思わずそっと手を合わせてしまった。

アユタヤの仏像達は頭のないものが多い。
ビルマ軍によって破壊されたらしいのだが、敬虔ではないものの、
一応仏教の国から来た者としてヘッドレスブッダは見ていてなんだか痛々しかった。

アユタヤはバンコクから日帰りで来られる位置にあるため、パッケージ客の姿も多くスコータイより賑わっていた。
私はひっそりと遺跡が立っているスコータイのほうが好きだったかな。
アユタヤの遺跡もすばらしいけれど。

さてさて、遺跡見学も終わり大晦日の夜を迎えた私達。
何か面白いイベントに遭遇できるかな～～♪と楽しみに街に繰り出した私達。

シーーーーン・・・・・・

街はひっそりと静まり返っていた。
まるでゴーストタウン（涙）
嘘でしょーーーー！！！！
タイでのカウントダウンを楽しみにしてきた私達。
このまま宿に戻って寝るのはどうしても納得が出来ず、街の中を練り歩いた。
・・・ととあるレストランでパーティをしている地元のグループを発見。

そそそーーーっと近づいてみる。
で、物欲しそうに物陰から覗いてみる。
しばらく４人で覗いていたら、彼らの一人が手招きをしてくれた！

やりっ！！
早速バーベキューパーティをしている人たちの仲間に入れてもらった。
タイでの大晦日。しかもその日は空には綺麗な満月。
ゴーストタウンの静まり返った通りにテーブルを出してのBBQ。
そのシチュエーションだけでハイになってしまった私達はぐびぐびと酒を飲み続け、
道端で地元の人たちと踊りまくった・・・・・らしい。

実はあまりこの時のことが記憶に残っていないのだが、写真を見るとあまりにもはじけまくった私達の姿が・・・・・
確か、この後バーで２次会をし、そのバーでカウントダウンを迎えてから宿に帰ったら門限で宿の扉は閉められてしまっていて、そのバーで出会った日本人の男の子の宿に忍び足で入れてもらい、狭いベッドに川の字で寝たんだっけ・・・・・

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