***ナルの部屋***

back1 ナルの部屋  back1

なる4


***ナルトとの出会い***

2004年7月。
実家近くのドラッグストアーの店員さんに保護された真っ黒な仔猫はまだ両手で包み込める程の小さな子。
そのお店の裏で拾われたこの仔猫は右目が不自由で、もう片方の左目も殆んど見えてはいませんでした。
お店の店長さんには内緒で、他の店員の方々皆でお店裏の倉庫内でこっそりと保護されていました。
保護されて5日程がすぎた頃、お店の常連であった私の母が相談を受けたのです。
すでに家には10匹の猫がいましたが、母はその黒い仔猫を引き取り、家に連れて帰ってきました。
そして、母と私は仔猫を連れて病院へ行きました。
不自由な右目は…眼球の上にカチカチに乾いたイクラのような固まりができており、目を閉じる事ができない状態。
先生のお話では、飛び出してしまっている異物を切断する…という手術をするという事でした。
でも、まだ小さいこの子には麻酔が危険との事で、もう少し大きくなるまでの間…「目蓋を縫い合わせて眼球を被い、わずかな隙間から目薬を点して少しでも乾きを無くす」という処方をとりました。

なる5


先生に言われたように毎日目薬を続けました。
そして数日後に抜糸。すると、カチカチだった異物はゼリー状の柔らかいものに変わっていました。
その後も一ヶ月程目薬を続けると、ある日ポロっとその異物が取れたのです(@_@;
その下には白い濁りはあるものの、黒い瞳が見えていました。
翌日、病院へ行きました。はっきりではないけれど、「瞳はちゃんと生きていて見えている」との診断(T-T)
「手術をしなくても大丈夫でしょう」との言葉に涙が出ました。
もう片方の左目は角膜を一枚剥がしてもらい、以前よりは見えるようになりました。
両目共に白い濁りは残っていて、はっきりとは見えていないかもしれない…それでも今、見えてるんです。
初めは「このままだといずれは命を落とすかもしれない」と言われていました。
その子は今 私の元で元気に毎日を過ごしてます(*^-^*)

なる2


「なると」と命名したのは某少年漫画誌「NARUTO」から(笑)。
響きが可愛い♪というだけではなく、そのキャラのように元気でいてほしいから。
小さい頃の写真が少ないのは…当時あまりにも痛々しい姿で撮ることができなかったんですよね…
現在は元気にまったりと暮らしております。控えめな性格の男の子です★

なる6



© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: