エレファントピア

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革命家の星の元

革命家の星の元に


カンボジアに行ってから、おもむろにカンボジア現代史に興味を持ち始めた。(行った後では、とっても遅いという気もするが…。)
昨夜はネットで1960年代からのカンボジア史なぞ読んでみた。


カンボジアには、今でも国と人々に深い傷を残すポル・ポト政権下の都市崩壊、粛清、虐殺の歴史がある。
悪名高いクメール・ルージュ。いくら知識として知っていても、「なぜ」あのようなことが起こったのか、「どうして」170万人(推定)ものカンボジア人がカンボジア人の手によって殺されたのか、知れば知るほど分からなくなる。

過去も未来もカンボジアの人々の手で清算され、築かれていくしかないのだろうが。

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ところで、ネットでクメール・ルージュ関係を読んでいる時、個人的にのみ大変ショッキングな事実を発見した。

「ポル・ポト(本名 サロット・サル)1925年5月19日生まれ…」


…… んん!?

同じ誕生日ぢゃん!!? >自分

自意識過剰&自己顕示欲強の私にとっては刺激の強いこの事実。
(ちょっと焦った)

それで他の有名人がいないかどうか、「誕生日探索」なぞしてみた。


「1890年5月19日 グェン・シンクン(ホー・チミン)生まれる」

方や今でも国民から慕われ都市の名前にもなった「ホーおじさん」と、方や周り中に地雷の残る掘っ立て小屋の下の墓に眠る独裁者。同じアジアの革命家とは言え、この違い。
その2人が同じ誕生日だとはなあ。


さらに

「1925年5月19日 マルコムX 生まれる」

ポル・ポトが生まれた同じ日に、海を隔てたアメリカ大陸では後の黒人公民権運動の覇者が生を受けていた。
確かにこの人も、極端と言う点ではいい勝負かも?


そんなわけで、当初の目的を忘れ、ほどよく自己満足が得られたところでネット探索の旅を終えた。


これを見ると誕生日占いとゆーものがいかにアテにならないかがよく分かる。(それともアテになってる?)


良くも悪くも何かが大きく変わる、大きなうねりの中に生まれた、彼ら「革命家」たちだったのかもしれない。


(2004年8月27日)

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