りらっくママの日々

りらっくママの日々

2007年10月21日
XML
カテゴリ: 映画
「容疑者 室井慎次」 を観てから、 「カオス」 を観ました!


「容疑者 室井慎次」の感想~

室井さんが主人公に来ると、こんな重い話になっちゃうんだよな~。

なんて、観るの二度目なんだけど、また思う。

とにかく間が長い!

話は面白いと思うし、つい観ちゃうんだけどね。

犯罪の原因なんて、ああいう下らないことだったりするんだろうな。

が観たくなります!)



そこがまた不気味な感じもしたけど、一瞬おいおい…って思いました。

室井さんの恋の話は、

私が喫茶店で向かい合って聞いていても泣くかもしれないと思いました。

そういう恋しちゃうと、次の恋って無いのかもしれないな。

実際に有りそうで悲しかったです。

田中レナちゃんがあまりにも白く、ギバちゃんがあまりにも黒くて、

オセロみたいだな…。と思いました!


映画 「カオス」 を観た感想~

実は、全く期待してなかったけど、

私の大好きなカッコいいハゲ(失礼)!

ジェイスン・ステイサムが出てるから観てみるか~と。

新米イケメンデカ(ライアン・フィリップ)もカッコ良かったけど、

シブメンハゲやっぱりサイコーです♪

何だよ!すっごい面白いじゃん!

観て良かった!と思いました~!

と、言うのも、私が予想した最後がキタんで!!!

ああ、書くとネタバレになっちゃうんだよな~。

どう書こう?

内容は、

銀行強盗が起こった。だが、それは、ただの銀行強盗ではなく、

複雑な出来事が混ざり合っている銀行強盗だった。


あ、感想書くの難しい~!

最初はこないだ見た 「インサイド・マン」 と同じかと思ってたんですよ。

で、な~んだぁ、パクリ?

とかって思ってたんですが、 とんでもない!

途中、

おお!こりゃあ、今までの映画には無い試みか?!

って出来事がありまして、明日のブログにはそう書くだろうと思ってました。

いやぁ、コレはスゴイ!

やられた! でも、私は推理が当たったから、 やった!!!大笑い

これにつきます!

良かったらぜひ観て下さい。2時間ほどです~♪

-----------

「ある女の話:ユナ」



年末になり、私はフジサワくんの実家へ挨拶に行くことになった。
話には聞いていたけど、フジサワくんちはお父さんと別居してるらしい。
そして、なぜかわからないけど、
フジサワくんのお母さんは私によそよそしい感じがした。

どこの学校を出たのか、とか、
親は何をしてるのか、とかって話をお母さんに聞かれた。
テレビドラマみたいだな…って思った。
妹がいたけど、友達と約束があるとかって出かけてしまった。
弟も玄関で挨拶しただけですぐにいなくなった。

気を遣って疲れる。
このお母さんと上手く行くんだろうか?
穏やかそうな感じで、ぼそりぼそりとしゃべる人だけど。

フジサワくんの部屋に
当然みたいに私の分まで布団が敷かれていた。
まだ結婚してないのに、いいのかな…って思った。
何となく、こういうのって恥ずかしいものなんだと思った。
変な感じ。

「あんな感じで良かったのかな?
私何もしなかったけど…。」

「いいんじゃん?別に気にしないで。」

フジサワくんはマンガの雑誌をめくりながら、
気の無いように言った。

そんなものなんだろうか?

化粧ポーチを洗面所に忘れたと思って、
音を立てないように階下に取りに行くと、
居間の方からフジサワくんの妹が帰ってきてるのか、
お母さんとの話声が聞こえた。

「…どう思う?」

「何で?カワイイ感じで、イイんじゃないの?」

「でもねぇ…。何か、何もできなそうで。
大学の時に連れて来た、イイダさんって子いたでしょ?
あの子の方が、お母さん何となく好きだわ。
しっかりした子の方が、お兄ちゃんには合う気がするのよ。」

「別に、お母さんが結婚するんじゃないんだからイイじゃない。」

「そうなんだけどねぇ…。」

これ以上聞いちゃいけない!
私は足音を立てないように、静かに部屋に戻った。
心臓がドキドキしている。

そう言えば、夏の帰省で電話した時も、
何となくお母さんが出た時は嫌な感じがしたっけ。

さっき、言われなきゃ何もしなかったのもいけなかったのかも…。

「どうしたの?」

フジサワくんがマンガから目を離して聞いてくる。

「ううん、何でもない。
何だか変な感じだね。ここに泊まるのって。」

「そうだね。ユナがここにいるのって変な感じ。
家が自分ちじゃないみたいだよ。
でも、もうそろそろこの部屋もオレの部屋じゃなくするつもりみたいだよ。
ちょっと淋しいよな。」

「私にとっては、いつも行く部屋の方がフジサワくんの部屋って感じだけどね。」

「うん。もう、そうだよな。
でもさ、これからは、オレだけの部屋じゃないって言うか、
二人の家探さないとな。」

「うん…。」

「どしたの?緊張してる?」

「ううん、そんなことないけど…」

「そんな顔してると、心配になっちゃうじゃん。」

フジサワくんが抱きしめてきて、キスをする。
舌がからんできて、パジャマの中に手が伸びてくる。
まさか実家でそんなことはしないでしょ?

でも、どんどんエスカレートしてくる。

「だ、ダメ…ヤダっ。」

フジサワくんの手を払いのける。

「あ、ごめん…。」

「止まらなくなったら、困るでしょ?」

フジサワくんがしょんぼりしてる。
何か悪いことしてしまった気分。

フジサワくんはまたマンガを読み始めた。
私もそこらにあったマンガ本を読む。

でも内容が頭に入ってこない。
さっきの会話が蘇る。


  イイダさん…
  しっかりした子の方が…


イイダさんは、いつものサークルのメンバーの一人だ。
まさか、あの女の子がそうなんだろうか?
あの子は彼氏がいるって聞いたと思った。
もしかして、フジサワくんをフッたって、あの子なんだろうか?

それなら女の子たちのあの態度もわかる。
でも、だとしたら、何であのサークルにお互いまだ出てるの?
いっそ聞いた方がいいんだろうか?

ううん、やめよう。
昔のこと。
今フジサワくんが好きなのは私。
だって結婚するから、ここにいるんだし。

私は自分に言い聞かせた。

オヤスミって言って、
マンガを読んでるフジサワくんの頭を撫でてあげたら、
その手を掴まれて、強引に布団に押し倒された。

どうしよう、もしかすると気付かれちゃう。
抵抗すれば音が立つ。
強く力を入れられた。

「声、出しちゃダメだよ…。」

自分の心臓の音がする。
こんなのって、マズいと思うのに、
心臓の音だけが自分の体が興奮していることを伝えてくる。

ねぇ、私が一番好きなんだよね?
そうだよね?

でも、ここに連れてきたって言ってた。
もしかしたら、
彼女にもこんなことしたの…?


翌日のお母さんは、昨日よりもよそよそしく感じた。
私は愛想笑いを無理に作る。

お母さんのお雑煮美味しいですね。
とか何とか。
うちのは澄んでたけど、フジサワくんちのはお味噌汁みたいだった。

すすんで机を拭いてみたりした。
家でしないことはしなくていいのよ。
って、お母さんに言われた。
どういう意味だろう…。

「何時に寝たの?」
お母さんがフジサワくんに言う。

「え?すぐ寝たよ。なんで?」
フジサワくんがすっトボける。

「ううん、寒かったから、すぐ寝れたのかと思って。」

何だか笑顔が自然すぎて怖い。

「オレたち、夕方には帰るからさ。」

「え?もう?明日じゃないの?」

お母さんが言った。

「うん。ちょっと向こうで用事があるんだ。
母さんも仕事あるんでしょ?」

私はホッとした。もう帰りたいと思っていたから。
部屋に戻るとフジサワくんが言った。

「ねぇ、帰ったら、夜の続きさせてくれる?」

「え?!
何言ってんの~。
それで帰ることにしたんじゃないよね?」

「だって、あんなのヘビの生殺しみたいだよ。
オレもうヤダよ。
すげーしたくなっちゃった。今日もなんて勘弁だよ。
帰りたい~。
じゃなきゃ他泊まろ?」

私は笑ってしまった。

フジサワくんがスケベな人で良かった。
あー拒んで良かった!

そう思った。

でも、イイダさんのことは頭から離れることはなかった。
それからお母さんの言葉も…。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年10月21日 12時12分10秒
コメント(20) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

りらっくままハッシー!^o^

りらっくままハッシー!^o^

カレンダー

コメント新着

りらっくままハッシー!^o^ @ Re[2]:アカデミー賞授賞式(03/11) ゆうけんのままさんへ 一年ぶりになってし…

バックナンバー

2025年11月

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: