りらっくママの日々

りらっくママの日々

2009年08月30日
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カテゴリ: 映画
今回は子供に関係する3つの実話映画を。

実話と言えども、時代や国でずいぶん違うと思わされた3本です。

感想は、ネタバレしちゃうかもしれないので、読むなら気をつけて!


「チェンジリング」観ました


チェンジリング

内容:

1928年ロサンゼルス。いなくなった息子が戻ってきたら別人だった。

母の捜索で息子は戻るのか?



感想:



子供を捜すのって難しいんじゃないかと思いました。

それにしても、この時代の警察は酷すぎる。

あるシーンでは「カッコーの巣の上で」を思い出しました。

警察もだけど医者も、権力を使うと世の中そっちを信用したりするし、

本当におっかないと思いました。

アンジーの息子を探し出したい必死さは、

私もそうなるだろうな…ってシンクロしてしまいました。

もう、どうなっちゃうんだろう?って、



あの警察上司がムカついてしょうがなかったです。

自分なら「ふざけんな!息子じゃねえって言ってんだろが!」

って、叫びそうに思います。

もうその時点できっと「カッコーの巣の上」状態でしょうね。

でもってアンジーほど耐えられるだろうか…

実話ならではの苦悩もあったけど、

こんなできごとが本当にあったなんて…。

マジで怖かったです。

それでも前向きにガンバるアンジー母に拍手でした!



「闇の子供たち」観ました

内容:

タイで子供の臓器移植について調べる江口が知った恐ろしい現実とは…


闇の子供たち

結構ネタバレ感想:

チェンジリングは難しそうだったから子供と観る気は無かったけど、

コレは、性的虐待シーンがモロに無ければ子供に見せてたかもしれないです。



知ってもいいかな~って思ってるので。

大人もそんなにイイ人ばかりじゃないし、日本は治安がとてもイイってこと、

教育を受けることは、当たり前じゃ無いってことも、

この映画を観るとわかると思うから。

でも、こういうのって絶対、コレは何をしてるの?って聞かれるだろうと。



「カブトムシで言う、雄が雄を雌のように襲ってるようなもの」

って答えるしかなさそうだし、

雄が雄をどうして襲うの?って返事がきたらやっかいだから、

やっぱ見せない方がいいんでしょうね。

まだ、知らなくてもいいことは、後延ばしでいいとも思うし。

でも、見せることで、男の子だって、

ある種の大人の男にとって性的な対象だから、

気をつけた方がイイって言うのはわかるかもしれないね。

まあ、見せてないけど。


感想としては、自分の子供が臓器提供を受けるかどうかって時に、

お金は用意できないだろうって前提もあるけど、

お金があったとしても、移植は躊躇すると思いました。

海外では重度の患者を優先するらしくて、

自国の子供たちより重度の日本人を先に手術することが多いらしいね。

それで自国の子供達のために値段を釣り上げざるを得ないって聞いてる。

そう聞くと、やっぱり日本人だけ、

お金を持ってるからって優遇されてもいいのかな?って気持ちになります。

コレを観て思ったのは、

日本は恵まれてて、平和ボケしてるんだな…って言うのが真っ先にきました。

自分たちだけ良ければいいのかな?って。

綺麗ゴトかな…。

実際、そういう立場になって、お金があったら、人なんてどうでも良くなるのかな?

それから、結局、日本がああいう報道ができるのも、

日本が豊かだからだと思う。

貧しい国だからこそ、こういった犯罪が出てくるんだと思いました。

彼らは生活と引き換えに豊かな国のニーズに合わせた商売をしてるってことだもんね。

誰も欲しがらなければ、こんな犯罪起こらなくてイイわけだし…。


あおいちゃんの役は実際こういう人たちがいると思うけど、

私には、何の関係も無いのに、どうしてここまで他人が責める?

って、すっかり親目線になってました。

この親には同調できないけど、

あおいちゃんがやってることは正義感をふりかざしてるだけのように見えました。

でも、タイの子供たちに対しては、自分なら実際彼女のように行動できないと思う。

自分がタイの子供なら、泣くほど心から彼女の存在に感謝すると思いました。


あと、演技とは言え、江口さんの気持ちが痛いほど伝わってきました。

いつも苦しんでいたんだろうと思う。

彼の役には、変えられない苦しみがあったような気がして。

かと言って、子供を持つ親としては、ああいうことは、しちゃいけないって思うし。

…と、いろいろ考えつつ観ました。

現実を知るのに観て良かったと思いました。


「ホームレス中学生」観ました!


ホームレス中学生

内容:

お笑い芸人の田村裕さんにあった実話を再構成した映画。

いきなり家がなくなった彼はどうやって過ごしたか。


原作的にネタバレな感想:

コレは内容を原作で読んでいたので、息子コリといっしょに観ました。

でも主人公の思ったこと:モノローグが少なかったかな。

そのせいか、田村さんが思っていたことがあまり伝わってこなかったのが残念です。

実際、原作では、


ホームレス中学生/田村裕



男手一つで3人の子供を育ててきたお父さんだったけど、

お母さんと同じ種類の癌になってしまって、

早期発見のために助かったけど、そのために、

結構イイところに勤めていて、課長だか部長だかだったのにリストラ、

仕事が思うようにみつからずにどんどん堕ちていってしまって、借金だらけに。

そのせいで、親戚との繋がりもなくなってしまった。


…ようなことが書かれてました。

それでも、田村さんは、自分の家が解散するまで、

お父さんがぼくたちをガンバって育ててきてくれたことに感謝している。

今なら出てきてくれたら、その恩を返せるのに。

って感じのことを書いてます。

私は田村さんって、顔しか知らないんだけど、

本を読めば読むほど、人に感謝して、ガンバる生き方には、

ユーモアだけじゃなく、人としての温かさの器みたいなものを感じました。


映画では、あまり出てなかったけど、

高校の時の先生は多分40代だったと思う。

この先生がいなかったら、彼は暗い気持ちで人生を送ってたかもしれないな~

って思いました。

その点も、映画からは伝わってこない。

でも、友達の親との出会いは、本当に素晴らしいと思いました。

彼にとって、本当に大事な出会いだったと。

自分がコリの友達に対して、あそこまでできるかな~?

って、考えさせられました。

でも、できれば、あの友達の親のようでありたいと思いました。


早く亡くなったお母さん、

自分の息子たちが外で生活してると知ったら、きっと不憫だったでしょうね。


お風呂も食事も、日々の生活のありがたさって言うのは、

ああいう目に遭ってみてあらためてわかるんだろうと思いました。


「闇の子供たち」を観た後では、

やっぱり日本って平和なんだな。って実感しました。

コレがタイのあの現状にいたら…って思うとゾッとします。

生まれた場所や時代によって、こんなに人生違うなんて。。。

本当にいろいろと考えさせられた映画たちでした☆






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最終更新日  2009年08月30日 12時17分52秒
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