医療にホリスティックケアを広めたいナースの日記

医療にホリスティックケアを広めたいナースの日記

2011年05月09日
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カテゴリ: 徒然に
岩手県の被災地でのボランティアでは、現地の民間有志による復興支援組織 『ゆいっこ』 さんのご協力で、無事にアロマボランティアを行うことができました。


『ゆいっこ』さんの設立趣旨には、震災後に何をするかで真価が問われると書いてあります。
そして16年前の阪神淡路の震災後にも、いち早く受け入れをしてくれていたことを知り、神戸との関わりを感じました星

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肉親の名前を叫びながら、瓦礫の山をさまよう人の群れ。
着のみ着のままのその体に無情の雪が降り積もる。
未曾有の大地震と大津波に追い打ちをかけるようにして発生した原発事故…。

もう、一刻の猶予も許されません。

「なぜ、いつも東北の地が…。」
阿鼻叫喚の光景が飢饉の遠い記憶に重なって眼前に広がっています。

そして、茫然自失からハッとわれに返った今、私たちは苦難の歴史から学んだ
「いのちの尊厳」という言葉を思い出しています。

平泉・中尊寺を建立した藤原清衡(きよひら)は生きとし生ける者
すべての極楽往生を願い、岩手が生んだ詩人、宮沢賢治は人間のおごりを戒め、
「いのち」の在りようを見続けました。

そして、昨年発刊100年を迎えた「遠野物語」は人間も動物も植物も…
つまり森羅万象はすべてがつながっていることを教えてくれました。

この「結いの精神」(結いっこ)はひと言でいえば


今こそ、都市と農村、沿岸部と内陸部との関係を結い直し、
共に支え合う国造りに立ち上がらなければなりません。

16年前の阪神大震災の際、岩手県東和町(現花巻市)は全国で初めて、
被災住民を町ぐるみで受け入れる「友好都市等被災住民緊急受け入れ条例」を制定しました。
「海外から受け入れの申し出が来ているのに、日本人が素知らぬ顔を決め込んでいいのか」と当時の町長(故人)は語っています。


暖かいみそ汁とご飯を口元に運んであげたい…。
こんな思いを共有する多くの人たちと私たちは走り出そうと思います。

何をやるべきか、何をやらなければならないか―。
走りながら考え、みんなで知恵を出し合おうではありませんか。

被災地のひとつ―宮城県石巻出身の作家、辺見庸さんは
ふるさとの惨状を目の当たりにして、こう激白しています。

「われわれはこれから、ひととして生きるための倫理の根源を問われるだろう。
 …つまり、愛や誠実、やさしさ、勇気といった、いまあるべき徳目の真価が問われている」(3月17日付岩手日報)。

試されているのは私たち自身の側なのです。


★ゆいっこは民間有志による復興支援組織です。
被災住民を受け入れる内陸部の後方支援グル―プとして、
救援物資やボランティアの受け入れ、身の回りのお世話、
被災地との連絡調整、傾聴など精神面のケアなど
行政を補完する役割を担っていきたいと考えています。

北上市に本部を置き、盛岡、花巻など内陸部の主要都市に順次、
支部組織を設置する予定です。
私たちはお互いの顔が見える息の長い支援を目指しています。
もう、いても立ってもいられない 
そんな思いを抱く多くの人々の支援参加をお待ちしています。

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花巻の山.jpg




・・・そんな『ゆいっこ』さんのコーディネートで伺った安渡小学校で出会い

アロマで触れさせてもらったご家族の姿をブログで見つけました。

http://hanamaki.yuicco.com/?day=20110503

妻と娘と母がまだ見つからない、

ろうそくと線香を準備しながらも

「まだ使えない、これを使う時には自分がどうなってしまうか分からない・・」

「どうなってしまうか・・・」そう言って口をギュッと結ばれました。

あの日からゆっくり眠ったことがなく、校舎の中で横になっても、

すぐに校庭のテントに出て朝までの時間を過ごすのだそうです。

2年前に奥様にプレゼントしたブラウスを

やっと瓦礫の中から探し出し、兄弟で抱き合って涙したその日の午後に

眠れてないからしてあげてと

『ゆいっこ』さんのお声かけで、アロマのタッチを受けてもらうことになりました手書きハート

あれから食事も喉を通らなくなっていて、痩せた身体を

「肉が無いからやりにくいだろう・・・」とこちらを気遣ってくれて

明るくてケンカしたこともなかった奥さまとの

最後となった日の朝の様子を覚えておられて

まさか、あれが最期になるとは・・もっと声を掛けておけばよかった

あの振り返った顔が忘れられない・・・と嗚咽されたのでした。


まだ亡き骸を見つけることはできないけれど

やっと見つけた、大切な形見の品に少し安堵されたのか

肩や背中や、腕をアロマオイルで優しくマッサージしていくと

表情も穏やかになり、「今日は眠れるかもしれないな・・」と。

こんなことでもないと、女の人に触ってもらうこともないから

今日はよかったな~なんて、ユーモアも出てきていました。

翌日も、同じ小学校での活動で、お顔を見ることが出来ました星


「昨日は、やっと、よく眠れたよ・・・」と笑顔で声を掛けてくれました。

アロマを通して、人生に触れつながりを感じた瞬間でしたハート


また、継続的にこの避難所に伺うことが出来たらな~と願っています星

花巻.jpg





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Last updated  2011年05月09日 22時04分13秒コメント(0) | コメントを書く
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