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2016.05.23
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カテゴリ: 映画(は)


世直しじゃ~!!

2011 アメリカ
スリラー、サスペンス

監督
ロジャー・ドナルドソン
Cast
ニコラス・ケイジ
ジャニュアリー・ジョーンズ

ハロルド・ペリノー
ザンダー・バークレー

ストーリー
アメリカ、ニューオリンズ。
高校の国語教師として働くウィル・ジェラードは音楽家の妻ローラと幸せに暮らしていた。
しかしある日、ローラは夜道で男に襲われ暴行、レイプされてしまう。
報せを聞き、急いで病院へと向かうウィルは、痛々しいローラの姿に愕然とする。
病院の休憩室で呆然とするウィル。
そんな時見知らぬ男が声を掛けてきた。
男はサイモンと名乗り、ウィルにこう話した。
「奥さんを襲った犯人は3週間前に仮釈放されたばかり、レイプの常習犯だ。」と。

そしてサイモンはもしもウィルが望むなら、我々が解決すると話す。
真意も定かではなく悩むウィルだったが、もう一度病室へ戻りローラの姿を見て、サイモンに頼む事にするのだった...。





感想
世直しじゃ~~~!!
私は嫌いじゃないですよ~。笑


簡単に殺さずジワジワいたぶって殺すもアリですが、その頃には私自身が恐ろしい悪魔になっている事でしょうがね。笑
もしも死にたがりの犯人なら無期懲役切望で、警察にお願いしますけども。

そんなわけで大いにアリです!
ガイ・ピアースはイケメンですし、そんな謎の組織があっても良いと思います。笑

わりとありがちなストーリーだとは思いますが、さすが銃社会アメリカ!って感じのシステムで面白いと思います。
凡人でも銃があれば人は殺せますし。
そうやって誰かを殺してもらう代わりに自分も組織の片棒を担ぐのは、まぁ当然ですね。
実にアメリカらしいシステムです。

さらに面白いのはウィルが高校教師という一般的でマトモな仕事をする真面目な人間だということです。
これが元兵士やらCIAやら警察官だったら、この作品は本当にありがちなサスペンスアクションの域を出なかったと思います。
シュワちゃんやらスタローンやらブルース・ウィリスやらジェイソン・ステイサムやらにヨロシクやってもらう、さして私が興味出さない作品になってたでしょう。笑

彼が一般人なおかげで、作中に観えてくる世界観はごく一般的な我々が暮らす世界です。
そしてそんな中にレイプ常習犯やら児童ポルノ売買やらをやる連中が何食わぬ顔で暮らしていて、例え道ですれ違っても、例え目が合ったとしても、自分はそんな事に気付きもせず生きているのだという事を実感出来ます。
だからこそ「報復の代償が彼らの片棒を担ぐ事」なのはとてもリアリティがあります。
自分の選択は「人を1人殺した」のですから、一般的な世界にずっと生きるわけにはいかないのです。

そんなこんなでテンポ良くポンポンとストーリーは進みますが、まぁ多少ツッコミどころもあります。
そもそも事件直後で誰が犯人か分かってるサイモンて謎です。
情報が早すぎる。
まぁ警察関係者も組織の人間居ますから、そこからでしょうがね。
さらにサイモンは詳細を全然話さないのに、それを鵜呑みにするウィルも謎です。
まぁ気が動転してるのかもしれませんが、初対面の男に「犯人知ってるよ」って言われて、つい感情的に「てめぇは何者だ!なんで知ってるんだ?!俺のワイフがヤラレてるのを黙って見てたのか?!」とかなっても仕方ないシチュエーションですけどねー。
もしくは「知ってるなら俺が復讐する」とかなる可能性も。笑

さらに防犯カメラに細工したんじゃなかったのかよ?!笑
あんだけ何でも出来るのに、何故そこでミスるのか?

しかもそれだけ情報を早く調べられて、不法侵入もお手の物、警察関係者が組織の人間とかなり凄い組織っぽいのに、ワザワザ素人を使うあたりがかなりリスキーです。
ですが信念としては「世の中を良くしたい」わけで実際に活動してますから、「平和」についてただ漠然と考えてる一般人、何かあると過剰反応するくせに自分では動かない一般人に対して、体で学ぶ機会を与えてるのかもしれません。
「我々は崇高な理念に基づいて動いてる」とか言いそうな感じが怖いですね~。

高校教師は頭が良いのか、それとも運がいいのか、ポリスメンも組織の連中もうまくかわす凡人ウィルが実に映画らしいです。笑

気に入ったのは警察とのカーチェイスシーンです。
思いもよらず警察車両が大事故に合ってしまい、ウィルは車を停めて中の運転手が無事なのか確認します。
そして運転手が車からモゾモゾと這い出して来るのを見て、ホッとした顔で再び逃走。
「そうだよね、ウィルは悪人でも振り切っちゃった人でもなく、一般人なんだもんね。」と、こっちまでホッとして、ウィルが変わってしまっていない事に安心します。

やっぱり慣れない事はするもんじゃないよ!と言いたくなるぐらい、大きなため息で一息つくウィルもとても良いです。
しかもウィルは嘘が下手なあたりも普通の人感があって良いです。

さらに気に入ったのはサイモンとの取引シーンですが、サイモンを席に誘導し、次にトイレに誘導しさらにホットドッグを買わせると。
これ何か意味があるのかな?と思ったんですが、特に何もなかったーーー!!!!笑
この辺も普通の人感が出てて最高です。

確かに映画とかだと電話で「次はあそこへ行け」とか指示されますもんね。
そんで「前から歩いてくる男から包みを受け取れ」とか「椅子の下に手紙が貼り付けてある」とか言われますもんね。笑

「なんかよく分からんが映画ではそうするし、主導権はこっちにあるぞと示そう!」って感じで、サイモンに呆れ顔で「楽しんだか?」と言われるあたりが特にツボです。
実際テープの交換はこの流れではしませんから、本当に意味ないやーつ。笑

アクションシーンはそこまで派手ではないし、スリラーとしてもそこまで切羽詰まったハラハラ感はないので、期待しすぎると痛い目に合いそうな作品なんですが、この一般人がヤバイ世界に足を踏み入れてしまった感がすごく面白いんです!!
こんな事になるなんて!と感じながらも頑張るのが、一般人らしいんですよね。
終わり方も悪くないです。
なので、個人的には気に入ってますが、あまり期待はし過ぎずに観ると楽しめると思います。

my7点(10点満点中)





概要
ニコラス・ケイジ主演のスリラー作品。
原題は「Seeking Justice」だが、邦題は作中で組織に依頼された任務が完了した時の合言葉「腹ペコの兎は飛ぶ」を引用して「ハングリー・ラビット」となっている。
この言葉はイギリス人哲学者エドマンド・バーグが残した「法律家が許可するのではなく、人間愛と理性と正義に従う」という言葉からきている。
「腹ペコ」は人間愛、「兎」は理性、「飛ぶ」が正義を表している。
今作のウィル役をニコラス・ケイジが熱望したと言われているが、残念ながら第33回ゴールデン・ラズベリー賞主演男優賞にノミネートされてしまった。


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Last updated  2016.05.23 13:30:18 コメントを書く


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和希ちゃん8383 @ Re:キス&キル〜自由気ままに映画日記(08/22) ツルノカミさんお久しぶりです。 コメント…
ツルノカミ @ Re:キス&キル〜自由気ままに映画日記(08/22) 和希ちゃん8383さん、 お久しぶりです。 …
和希ちゃん8383 @ Re[1]:男と女の不都合な真実〜自由気ままに映画日記(07/03) ツルノカミさん コメントありがとうござい…

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