Never be A Hopeless

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2006/02/05
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ワタシは、ロンロンを連れて、友人M1とカリフォルニア最南端の都市にある、巨大ショッピングモールの入り口でRの到着を待った。

予定の時間より少しおくれてRは約束の場所に現れた。Rの姿を見つけたワタシは、身体に緊張が走るのを感じた。公の場で何をされるわけではないとわかっていても、奴の姿を目の当たりにするのは、その時もあまり気分がいいものでもなかった。

ワタシは事務的に、ロンロンの荷物を渡しながら、ロンロンの世話に関して留意すべき事(トイレには何時間おきに連れて行け、とか、就寝時間の習慣など)を記したノートをRに渡した。そのノートの中に、『日曜日の午後3時にこの場所に息子を迎えにくる』という事を記しておいた。

そして、別れ際。

ワタシは友人M1にファイルを渡すように合図した。

M1は、何も言わず、離婚のファイルをRに差し出した。すると、Rの顔色がさっと変わった。

『なんだよ、これ』

Rはファイルに手を伸ばさず、ワタシに向かって尋ねた。

『これはあんたのものだよ』
と、だけ言った。

『だから、これは何だって訊いているだろう?』

Rはロンロンを腕に抱いたまま、ワタシに迫ってくる。M1はひたすら無言で、ファイルをRに向かって差し出している。

恐ろしいほどの緊張感だった。

ワタシはひたすら『だから、これはあんたが受け取るべきものだからね』とだけ言い続けた。

無言のにらみ合い。M1は緊張した面持ちで、でも、ファイルだけはしっかりとRにむかってぐいぐいと、差し出していた。

そして、ついにRがちょっと手を伸ばしかけたその時。ワタシはM1にファイルを押し付けるように合図した。

反射的にRはファイルを受け取った。本当に、思わず、といった感じだった。

その瞬間、ワタシはM1に『行こう』と告げ、その場から歩き去った。
Rはアタフタとしていた。そして、次の瞬間、怒りに顔色が変わったのが見て取れた。




『hey!これは何なんだって聞いているだろう!?。待てよ!hey!!
OK。お前が俺とゲームをしたいんなら、受けて立つぜ。お前は、ゲームをしたいんだな!!』と、何度も怒鳴っていた。

そのとき、モールの入り口にある、News Paper stand(雑誌売りの売店)のにーさんが、ワタシ達を何事かと見つめていた。きっと、Rの声は、周りの人たちにも何かが起こりつつある事を感じさせる何かがあったのだろう。

まるで、ドラマ。だけど、その時は自分に起こりつつある事がちょっと現実離れしたものである事なんて、思いもしなかった。ひたすら、自分のやっている事をこなすことだけで精一杯だった。

ワタシは、M1と駐車場に向かって、すたすた歩き続けた。ロンロンをこんな形でRに預けた事に一抹の不安を覚えながらも、ファイルをついにサーブできた事に安堵していた。



(つづく)





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Last updated  2006/02/06 12:34:25 AM
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Comments

背番号のないエース0829 @ 宮沢和史 「うんな中学校校歌 ~ 沖縄県国頭郡恩…
DJLJMOM @ 明けましておめでとうございます。 neverbeさんのページ、隅から隅まで読んで…
snow@jp @ Re:あけましておめでとうございます(12/31) 寂しいけど気持ちわかります。 だけど、…
なよみ1182 @ Re:あけましておめでとうございます(12/31) やめちゃうのは、めちゃめちゃさみしいで…
takatobaaba @ Re:あけましておめでとうございます(12/31) おめでとう!! 淋しくなるね。 いつ…

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