ナ チ ュ ー ル

ナ チ ュ ー ル

0604



2006.04.09
世紀の大発見 「今日の出来事(65535)」 [ 化学 ]


世紀の大発見者

世紀の大発見者は、新人の大学院生のヤン・リュウという名の中国人女性であった。

やっと、古いコピーが出てきた。

1992年4月号 「現代化学」 に掲載された【対談】 サッカーボール分子C60の発見

R.E.Smalley博士 と大澤映二博士の対談

この対談の中で、1984年9月ライス大学のスモーリー研究室でのC60発見の前後の模様が語られている。

「C60ピークの異常な大きさに初めて気がついたのは、プログラムを操作していた新人の大学院生のヤン・リュウという名の中国人女性であった。」

彼女は、 「C60のピークが大きい! C70も」 というメモをのこしていた。


彼女の名前は、発見史の中にほとんど登場しない。


この対談の中でNatureに投稿したときの経緯についても、大澤博士がスモーリー博士に聞いている。

natureのレフリーの反応は、(証拠不十分だということに)反対ではなかったようだが、とくに感心した風でもありませんでした。クロトーは小さな炭素クラスターの結果を論文にまとめるほうに気をとられていたし、私としてもC60は副産物で研究室の主力テーマではなかったものですから、気楽に書いたのが良かった。原稿を書き始めたころには「C60は工業的に重要な材料になる可能性をもつ」と記していたのですが、あとになって削ってしまいました。たぶんNature誌の編集者は毒にも薬にもならないからまあ載せておこうと思ったのではないでしょうか。

とスモーリー博士は答えている。

さらに大澤博士がC60のサッカーボール構造を思いつくのに時間がかかったことに言及している。

スモーリー博士は

サッカーボールが身近で見かけなくって紙細工で構造を作って数学教室に問い合わせたところ、返事が「それはサッカーボールだよ」と告げられてやっと気が付いたという逸話が語られている。

そして、大澤博士が「芳香族性」(化学同人)という本でC60分子について書いたときには、ほとんど反響がなかった。

ことが語られている。



これらは、総てC60化学の夜明け前の話である。

その後の展開は凄まじいものである。

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Re:世紀の大発見(04/09) 恵子421さん
中国女性ヤン・リュウですか?
知りませんでした。1984年ですか?
>彼女の名前は、発見史の中にほとんど登場しない。
どうしてでしょうか?(2006.04.22 08:24:08)

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闇のなか 美松55さん
歴史の中に埋もれた事実は、山ほど

歴史の真実は、常に闇の中です。(2006.04.22 11:40:19)

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2006.04.21
団塊の世代の食い逃げ人種 「仕事しごとシゴト(58656)」 [ 仕事 ]


団塊の世代の食い逃げ人種


団塊の世代は、成る程、良く働く人々が多い。

その反面、食い逃げに近いような仕事をやっている人も多い。

そして、食い逃げされて、山ほどの宿題を、片付けている人間もいる。



この団塊の世代に続く世代の人たちは、

真に仕事をしている上司のサポートをするでもなく、

サポートをしましょうと、手助けするでもなく。


いづれ、それがわが身に降りかかることを理解するでもなく。

今回の仕事は、重労働の大掃除になりそうだ。

元部下も、現部下も、「サポートをしましょうか」と言うのは、いまだに一人も出てこない。

やはり、私の会社人生は、間違っていたのか。

この一年で結果は出る。

そして、この実態に気が付いていない上層部

Last updated 2006.04.22 02:39:48
コメント(4) | | コメントを書く

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Re:団塊の世代の食い逃げ人種(04/21) ★彼方野(あなたの)まりあ★。さん
団塊の世代はその世代だけで
極端に養ってる人から養われてる人までいて
なんだか若者から退職前までの立場の層が全部いるかんじですね(笑(2006.04.22 02:57:13)


世代 美松55さん
多感な青年時代に、大学紛争で荒廃したキャンパスの中で、培われた思想が、その後の個々人の生き方に影を落としたのか、かなり幅広くピンからキリまでの人種がいます。(2006.04.22 11:31:19)


たくさんいます。 隠居さん
どこにでも、いるよ。おいしいとこばっか取る奴。(2006.04.25 20:33:15)


世代を超えて 超えた人さん
どの世代でも同じ。せこ------い人種はいる。(2006.04.25 20:35:52)

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2006.04.23
2003/3/3 「今日の出来事(65530)」 [ 日常 ]
日経エレクトロニクス 2003/3/3号

グリーンサバイバル

電気業界に衝撃が走ったグリーン調達。その先人を走ったソニーの調達基準。我々化学業界にも当然モロニ波をかぶった事件である。これを特集した日経エレクトロニクス2003/3/3号

この雑誌が、片付けていたら出てきた。

2006/7/1 RoHS指令 カウントダウンは、後幾日か。

有害六物質の排除・監視体制  簡単そうでなかなか大変である。

アンケート調査を原料メーカーにしたが、どこまで出来ているのか。?????????







この雑誌の最終記事のインタビューコーナー

iモードの開発者として、松永真理氏のインタビュー記事が二ページに渡り載っていた。

1999/2/22にiモードが始まった。


今や、メールはすっかり定着したコミュニケーションの手段

ズット以前からあったような 









GHS

化学品の分類および表示に関する世界調和システム改訂初版

(The Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals)

updated: 2006/3/24

経済産業省製造産業局化学物質管理課からのパンフレットを回覧。


研究、営業、品証、生産

手ごたえが、あんまりなし。



独立行政法人 製品評価技術基盤機構 NITE
化学物質管理センター 情報業務課

からの現段階までの、公表

2006/04/28 <第3回分類結果公表>246物質分の分類結果を公表
2006/03/30 <第2回分類結果公表>46物質分の分類結果及び第1回公表分98物質の物理化学的危険性の分類結果を公表
2006/03/07 解説・用語集を公表
2006/02/15 <第1回分類結果公表>98物質分の分類結果を公表
2005/10/20 分類マニュアル[H17.10.20版]を公表




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一周年

このブロクを始めて、一周年が過ぎてしまっていた。

一周年記念日を忘れ去っていた。

環境に首を突っ込み、工場運営の難しさに悩みながら、書き綴ったブログ。

環境という視点から、物事をみると、化学屋稼業とは、かなり違う見方になる。

企業活動の中で利益を追求しながらも、総体としての影響を考えざるをえない。


今後の展開は、どうなることやら。


滋賀で過ごした約六年に、終止符をうち。

後髪を惹かれる思いは、尽きないが。

そうとばかりは言ってはいられない。

世話になった幾人かの連中




京都に常駐ということにはなるのか。

そうばかりも行かない。

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井戸の水位テスト

地下水の能力測定のため、水位テストなるものに初めて立ち会った。

ポンプを作動させ始め、

下がった水位は、一時間後 2メーター

確か、この井戸の深さは、100メーターは、あったはず。

水脈は、まだ枯れてはいない。


ポンプ能力は、全く低下してしまっている。

さて、どうしたものか。




何年ぶりかの、この工場

リスク回避をどう図るか。



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防火管理者
防火管理者とは、職場や住居のあるビル内で万一の火災に備え、日頃から消防設備の点検整備や避難訓練の実施といった防災活動を行う人のための国家資格(管轄は総務省)。取得するには都道府県、市町村ごとに行われる甲種・乙種それぞれの講習を受講する必要がある。

防火管理者の受験資格は、総務部長や工場長など、事業所における防火管理義務対象物の防火管理者として選任される予定のある人映画館やデパート、病院などの特定用途防火対象物で、収容人員が30名以上を超える場合、もしくは学校やマンション、工場などの非特定用途防火対象物で、収容人員が50名を越える場合には、それぞれ防火管理者を選任して消防署に届け出ることが義務づけられているため、オフィスや大規模店舗、工場などでニーズがある資格だ。



消防計画
 消防計画は、防火管理者が管理権原者の指示を受けて自ら作成・変更するものです。
内容は、下表の項目を含めて、簡潔で誰が読んでもわかるようにします。
 火災予防のための平素の各人の役割や責任の分担を明確にし、さらには万一、火災が発生した場合における、初期消火や通報、避難誘導等の最適方法、手順、役割等の具体策、それらについての日常の計画等を念頭に入れて作成します。
 作成後は、計画どうり機能するか、訓練等の実施により欠陥があれば是正し、実務に役立つよう見直しを心掛けてください。


消防計画の内容(消防法施行規則第3条)

1  自衛消防の組織に関すること。
2  防火対象物についての火災予防上の自主検査に関すること。
3  消防用設備等の点検および整備に関すること。
4  避難通路・避難口・安全区画・排煙または防煙区画その他の避難施設の維持管理及びその案内に関すること。
5  防火壁・内装その他防災上の構造の維持管理に関すること。
6  定員の遵守その他収容人員の適正化に関すること。
7  防災上必要な教育に関すること。
8  消火・通報および避難訓練の実施に関すること。(特定防火対象物にあっては、避難訓練及び消火訓練を年2回以上実施しなければならない。また、あらかじめ消防機関に通報しなければならない。)
9  火災・地震その他の災害が発生した場合における消火活動・通報連絡および避難誘導に関すること。
10  防火管理について消防機関との連絡に関すること。
11  築・改築・移転・修繕または模様替えの工事中の防火対象物における防火管理者、またはその補助者の立会いその他火気の使用または取扱いの監督に関すること。
12  全各号に掲げるもののほか、防火対象物における防火管理に関し必要な事項。
13  東南海・南海地震に関すること。(指定地域のみ)




Last updated 2006.05.20 00:08:07
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Re:2003/3/3(04/23) 恵子421さん
>有害六物質の排除・監視体制
この6つは何ですか?
大変重要なお仕事ですね。頑張ってくださいね!(2006.04.26 11:06:07)



Re[1]:2003/3/3(04/23) 美松55さん
恵子421さん
>>有害六物質の排除・監視体制
>この6つは何ですか?
>大変重要なお仕事ですね。頑張ってくださいね!
-----
有害6物質[水銀、カドミウム、鉛、六価クロム、ポリ臭化ビフェニール(PBB)、ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)]
です。(2006.04.27 21:49:39)

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2006.04.27
ウィルス 「仕事しごとシゴト(58656)」 [ PC ]
会社のあるパソコン 

このパソコンは、ある人物が使っていた。

倉庫班という部署にある。

ここで、女子社員が、運送屋のソフトを使いたいのだが、

どうも、そのパソコンが怪しいので、見てくださいという申し出があり、

ノートンで、ウィルスチェックをかけると。

出てくるわ、出てくるわ。

実に800以上も出てきてしまったウイルス。

チェック中、チラチラと見ていた女の子も呆れて。唖然。

収集の好きな人ですね。ウイルス


これでは、セキュリティなど望むべくもない。



ウイルス

検出したウイルス

下記のとおり。

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W32.Spybot.Worm : 検疫済み

Trojan.Jupillites : 検疫済み

Trojan Horse : 検疫済み

Download.Trojan : 検疫済み

Backdoor.Ranky.W : 検疫済み

Trojan.Jupillites : 検疫済み

Adware.SpySheriff : 除外しました

Trojan Horse : 検疫済み

Download.Trojan : 検疫済み

Trojan.Anserin : 検疫済み

W32.Pinfi : 修復済み

メインは、このようなところ。

大多数は、W32.Pinfi




またゆっくり検証する時間があれば、検証したいが。

この話を、ご当人にしたところ、「ウイルスには、全く心当たりない。」

心当たりがあって、パソコンで、ウイルスを培養している人は、ウイルスを撒き散らしている連中ぐらいのものであろう。





Last updated 2006.05.27 23:13:53
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Re:ウィルス(04/27) ★彼方野(あなたの)まりあ★。さん
それはすごい・・・・
よく止まらずに動いていましたね。。。
それもすごい。(2006.04.29 18:25:40)



ご立派 ウイルスさん
全く、ご立派。記録ものですな。それだけ勢ぞろいしたら、さぞご満足でしょう。
そのパソコンどういう立場の人が誤使用(御使用)してたんですかね。
よくいますね。人には、ご立派なことをいっておきながら、自分のやっとることは、実にいい加減。
(2006.04.30 09:42:16)



公開予告 美松55さん
今度ログリストでも公開します。(2006.04.30 10:57:40)

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2006.04.30
黄砂 「今日の出来事(65534)」 [ 日常 ]

この四月に入り日本列島が、何度か 黄砂現象 に見舞われいてる。


黄砂   その謎を追う

著者  岩坂泰信氏
発行  紀伊国屋書店

黄砂

黄砂


【説明文】
遠く中国奥地から飛来する黄砂が、地球の温暖化を防いでいた?!
雨を降らす種となり、海のプランクトンの餌にもなる
黄砂の謎を求め、韓国・中国そして敦煌へ。

【目次】
1 黄砂とはなんだろう―所変われば黄砂も変わる/2 大空を浮遊する黄砂/3 上空を浮遊している黄砂をつかまえる/4 黄砂の通り道/5 黄砂の源流を探る―敦煌での気球観測/6 海に落ちた黄砂の謎/7 地球環境の時代の黄砂


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著者  岩坂泰信氏は、日本エアロゾル学会の会長も務められた方でもある。

なぜか、私も、何ヶ月か前に、日本エアロゾル学会に入会したばかりであった。

岩坂氏のこの著書での面白いところは、 黄砂は「空飛ぶ化学工場」 とするところにある。

高度4000メートルで採取した、黄砂エアロゾルが、硫黄酸化物と反応して、大気中の硫酸ミストの濃度を引き下げている可能性があることを示唆している。しかし、この実証の難しさにも言及している。

黄砂の化学組成は、 CaCO3(炭酸カルシウム)が10%以上占めているとされる。

この事は、黄砂エアロゾルと、硫黄酸化物が反応しやすいことをも示している。

黄砂のとうり道にあたる地域が、酸性雨の酸性度が低い。と言う事実もあるという。

2001年に中国で行われた黄砂の成分分析では、シリコンが24~32%、アルミニウムが5.9~7.4%、カルシウムが6.2~12%、微量の鉄などが検出されたという結果もある。

この結果からすれば、さまざまな化学反応も考えられる。


黄砂は大気中を長時間浮遊し、太陽の光を散乱・吸収することにより、直接大気を加熱・冷却する効果をもっている。


日本で最初に気象学者が、黄砂に興味を持つようになったきっかけは、黄砂粒子が、雲粒を形成する核にもなるところにある。すなわち、雲の生成にも影響を与え間接的に大気を加熱・冷却する効果をもっているということにもなる。


このように、黄砂は、さまざまな視点からの研究の可能性が存在する非常に面白い現象でもある。


ということで、この本は、化学屋にとっても、なかなか面白く読めた。



環境省 報道発表資料 平成18年4月26日

長崎への黄砂観測装置(ライダーモニタリングシステム)の設置が発表されている。


 今般、環境省ではネットワーク構築のため、地上から上空数kmにわたりリアルタイムでの黄砂の観測が可能な装置(ライダー(LIDAR:Light Detection and Ranging))を長崎県に設置し、観測を開始しましたのでお知らせします。

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Re:黄砂(04/30) Hirokochanさん
チャットで、この話題が取り上げられていたので、色々質問してみましたが、みな、「洗濯物がきたなくじゃる」「車がすぐよごれる」など、被害の方ばかりはなしていたので、気の毒だと思っていました。でも、このブログの紹介で、地球の温暖化を防ぐ作用とか、プランクトンになる作用があると知って、自然の働きには、すべて意味があるのだと、知りました。
ありがとうございます。(2006.05.01 00:37:36)



Re:黄砂(04/30) ★彼方野(あなたの)まりあ★。さん
おもしろそうですね
よく見つけますねこういう本
きっとアンテナ立ってるんでしょうね
RASでしたっけ、情報収集アンテナ。(2006.05.01 05:53:13)




Re[1]:黄砂(04/30) 美松55さん
★彼方野(あなたの)まりあ★。さん
>おもしろそうですね
>よく見つけますねこういう本
>きっとアンテナ立ってるんでしょうね
>RASでしたっけ、情報収集アンテナ。
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好奇心なくして、開発はできない。ということもあり。年がいっても、好奇心だけは衰えないよう心がけているつもりではいます。でも、頭がだいぶ衰えてきています。(2006.05.01 06:56:09)

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