第七幕


美園:「なに!?またアンタ!?」
『フォッフォッフォッ 相変わらずだのぉ
 いつだっておてんばで、口が悪く、強気で、ワガママで。
 だが、人一倍優しい。
 おぬしは乙じゃ。』
美園:『なんのコト?ワケ・・・わかんない。』
『そぉかのぉ?今日1日おぬしを見ていたが、なんの事かわからんようには見えな かったが。』
美園:『1日見てたって。アンタドコで!?』
『フォッフォッフォッ さぁ~て考えてみるといい。
 フォ~フォッフォッ!!』
スゥ~っと消えていくナゾの声を追いかける。

美園:「待たんかコラぁ!!!!!!!!!!!」

授業中寝ボケて大声を出してしまった。
クラス中が美園に注目した。

美園はかたまりおとなしく席に座った。
教室は静まりかえっている。
隣の良樹は眠っている。

先生:「じゃ、授業を続けます。
    美園さん。授業を聞くように!」
美園「はい・・・」

こんな騒ぎ(?)があったのに良樹はまだ眠っている。

鏡夏:「美園ー、なんの夢みてたの?」
美園:「・・・わかんない。なんかしょーもない夢だったような・・・?」
鏡夏:「透君とか笑ってたよー。
    ったく。気をつけないと」
美園:「ホントだね・・・カナリハズかったし」」
   『ホントハズかった。あの声め。覚えてろ!』


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