虹色のパレット

虹色のパレット

2022.03.06
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カテゴリ: 心・人生



句集「みきちゃんの俳句日記・奥の細道」に、一本の筆をキーボードに置き換えて・・・
とブログで俳句を皆様とも共有していた、進歩派婆さんみきちゃん。

これは、みきちゃんが毎日自筆で書き続けていた、
最後の日記に書かれていた句だ。

中天に三日月淡く冬の空

霜降りし朝の静けさ小鳥なく

如何にもみきちゃんらしい雄大で長閑な素敵な句だ。





My mother
oil on canvas
10"x12"
2008

母のポートレート





Eternal Life,

2008


日本舞踊を踊る母

一枚の絵にも沢山の母の記憶が宿る、蘇る。


活動的な母。
最後まで自炊し、畑を耕し、
日本舞踊を踊り、
俳句を詠み、
水墨画を描き
自立した生活を送っていたみきちゃん。

因みに
旅に病んで夢は枯野をかけめぐる
これは有名な松尾芭蕉の最後の句だが、
ブログタイトルを「みきちゃんの俳句日記・奥の細道」としている様に、
松尾芭蕉をこよなく尊敬していたみきちゃん、
そのみきちゃんの91歳での突然の死も旅先でのものとなった。



自然を、日本の美しさを忘れかけた我々に、
優しく語りかける

みきちゃんの俳句日記「奥の細道」



以下は、旅好きなみきちゃんが京都に旅した折の、沢山の句の中から数句。

春の雨夢窓国師の心字池。

沈丁花散らし庭師の小休止。

囀りや古りし山門地蔵院。


春の雨苔の彩冴え西芳寺。

あだし野の念仏寺や松の花

沈丁の花真っ盛り美術館。

花曇り客待ち顔の人力車。

ロマン秘む滝口寺や春の雨。

雅なる十二単や春の月。

風光る庭の白砂銀閣寺。

京言葉ガイドの乙女春の雲。

展望の京の都は春かすみ。


日常生活の中で、丁度今頃の季節を詠った句。
カズ姫の今日の写真とも共通点が有る。

啓蟄や陽射し太地に惜しみなく。

息止めて雛の眉ひく細き筆。

風雪に耐えクロッカス誇り咲く。

トンネルを抜けて山里残る雪。

by みきちゃん



自然と共に、自然の懐に抱かれて生きるとき、
人間は本当に平安に幸せに生きられるんですね。




母の命日に、母を忍んで

合掌






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最終更新日  2022.03.07 08:35:52
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