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2022.03.06

1964. 母の命日

(6)

カテゴリ：心・人生

句集「みきちゃんの俳句日記・奥の細道」に、一本の筆をキーボードに置き換えて・・・
とブログで俳句を皆様とも共有していた、進歩派婆さんみきちゃん。

これは、みきちゃんが毎日自筆で書き続けていた、
最後の日記に書かれていた句だ。

中天に三日月淡く冬の空

霜降りし朝の静けさ小鳥なく

如何にもみきちゃんらしい雄大で長閑な素敵な句だ。

My mother
oil on canvas
10"x12"
2008

母のポートレート

Eternal Life,

2008

日本舞踊を踊る母

一枚の絵にも沢山の母の記憶が宿る、蘇る。

活動的な母。
最後まで自炊し、畑を耕し、
日本舞踊を踊り、
俳句を詠み、
水墨画を描き
自立した生活を送っていたみきちゃん。

因みに
旅に病んで夢は枯野をかけめぐる
これは有名な松尾芭蕉の最後の句だが、
ブログタイトルを「みきちゃんの俳句日記・奥の細道」としている様に、
松尾芭蕉をこよなく尊敬していたみきちゃん、
そのみきちゃんの91歳での突然の死も旅先でのものとなった。

自然を、日本の美しさを忘れかけた我々に、
優しく語りかける

みきちゃんの俳句日記「奥の細道」

以下は、旅好きなみきちゃんが京都に旅した折の、沢山の句の中から数句。

春の雨夢窓国師の心字池。

沈丁花散らし庭師の小休止。

囀りや古りし山門地蔵院。

春の雨苔の彩冴え西芳寺。

あだし野の念仏寺や松の花

沈丁の花真っ盛り美術館。

花曇り客待ち顔の人力車。

ロマン秘む滝口寺や春の雨。

雅なる十二単や春の月。

風光る庭の白砂銀閣寺。

京言葉ガイドの乙女春の雲。

展望の京の都は春かすみ。

日常生活の中で、丁度今頃の季節を詠った句。
カズ姫の今日の写真とも共通点が有る。

啓蟄や陽射し太地に惜しみなく。

息止めて雛の眉ひく細き筆。

風雪に耐えクロッカス誇り咲く。

トンネルを抜けて山里残る雪。

by　みきちゃん


自然と共に、自然の懐に抱かれて生きるとき、
人間は本当に平安に幸せに生きられるんですね。

母の命日に、母を忍んで

合掌

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最終更新日 2022.03.07 08:35:52
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■コメント

Re:1964. 母の命日(03/06)

歩世亜さん

お早う御座います。

命の尊さ！

平和が一秒でも早く訪れて欲しいですね。 (2022.03.07 06:49:52)

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Re:1964. 母の命日(03/06)

エンスト新さん

おはようございます
命は大切ですよね。 (2022.03.07 08:09:36)

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Re:1964. 母の命日(03/06)

chiichan60 さん

今晩は。
このところバタバタと移動しており、やっとPCの前にゆっくり座ることができました。

3月6日はお母様の御命日でしたか。
91歳で旅先で突然お亡くなりになられたんですか。
お母様のポートレート、生き生きとしてらっしゃいますね。

俳句の才能はないですが、書道や裁縫、日本舞踊が大好きで95歳の今なお介護施設で書を書いている母を思い出しました。
何事も積極的な点が似ていると思いました。

ロシアのウクライナ侵攻は本当に言語道断で、目に余ります。
かの国の大統領は何を血迷うたのでしょうか。
カズ姫さんの祈りの絵を拝見しながら私も今はただ祈るしかないと思います。
(2022.03.07 20:20:06)

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Re[1]:1964. 母の命日(03/06)

カズ姫1 さん

歩世亜さんへ

老いや、地震や津波など自然災害は避けられな。
だから、少なくとも人間が人間を殺す蛮行だけはして欲しくないですね。 (2022.03.20 16:44:20)

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Re[1]:1964. 母の命日(03/06)

カズ姫1 さん

エンスト新さんへ

殺す兵士も殺される兵士も、民間人も、
誰かの親であり子でありますよね。
戦争だけはして欲しくないです。早い停戦を。 (2022.03.20 16:46:38)

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Re[1]:1964. 母の命日(03/06)

カズ姫1 さん

chiichan60さんへ

有難う御座います。
あの母のポートレートを見ていると、そこに母がいるような気がします。
これを描く時、盛装の写真など色々探して持ってきましたが、一番自然な普段着の自分で撮った母を母を描いて良かったと思います。

以前にお母様を施設にお尋ねになった時の達筆で書かれた沢山の書や絵を思い出しました。95歳でお元気な母様、さらなる長寿をお祈りしています。

本当に戦争は止めて欲しいです。
自分の時々の思いを明確にして、声や、文章にして祈り続けましょう。 (2022.03.20 16:59:52)

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