NIJIの夢

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世界遺産を見学2


8月20日(火) 世界遺産を見学2(PM)

午後は国立慶州博物館の見学から始まった。
国立慶州博物館は約90年の歴史を誇る博物館で、新羅(BC57~AD935)の首都であった古都・慶州の文化遺産を見ることが出来る博物館として、規模・質ともに素晴らしく、慶州に来たら必ず訪れる観光コースとなっている。

慶州博物館プレート

展示室は本館と第1別館・第2別館、野外展示場の4つに分けられ、本館では様々な土器や美術工、芸品を見る事が出来ます。
また、菊隠記念室には李養?博士が収集品保護のために寄贈した文化財666点が展示されていて、第1別館である古墳館には慶州市内の所々に残っている巨大な墓から発掘された遺物が展示されている。
そして、金冠や冠飾り、帯、耳飾りなどの金装身具などが見所となっている。

慶州博物館別館

また、第2別館である雁鴨池館では雁鴨池から発掘された3万点余りの文化財の中でも代表的なものを見学できますが、他の展示館の物が王族の墓から出土した作品であるのとは違い、ここにある遺物は生活用品となっていて、新羅時代の宮中生活の様子を知ることが出来るようになっています。

慶州博物館中庭通路

中でも目を引くのが屋外に展示されている「聖徳大王神鐘」である。
統一新羅771年製作に鋳造されて、国宝29号に指定されています。
国立慶州博物館の入口を入った、右手正面の野外庭園に展示されています。

聖徳大王神鐘には伝説があり、鋳造寺に溶けた銅の中へ娘を捧げたと言われ、この時に娘が「エミレ(お母さん)」と泣き叫んだと伝えられている事から、一般的には「エミレの鐘」と呼ばれています。
完成後も鐘を打つと「エミレ」と響いたそうです。
現在では実際に鐘を突く事はないが、時報代わりに鐘の音を流していました。

聖徳大王神鐘

慶州博物館を後にして、次は慶州良洞村という世界遺産の見学である。
「500年の時が止まる村!」というキャッツフレーズが、そのまま当てはまる。

世界遺産:慶州良洞村

韓国には幾つかの世界遺産が登録されているが、2010年の夏に登録された場所といえば、慶州から約20kmほど離れた所にある、この「良洞村(ヤンドンマウル)」である。

良洞村全景

此処は李朝時代の伝統文化や家並みが、現代までそっくりそのまま残された所で、500年前の様子がそのまま残っている村である。
現在も人々が普通に暮らし続ける一方、貴重な民俗資料として村全体が大切に保存されています。
伝統的な両班家屋や藁葺き屋根の家160戸が並び、その中には200年以上経過した古い家屋が54戸もあるという事です。

古い家屋1

古い家屋2

古い家屋3

上の3つの家には人が住んでいます。
すぐ上の写真にはバイクとスコップのようなものが写っていると思います。
流石に下の家は無人である。(^^♪

古い家4

次の写真は、村全体が見渡せる1番の高台にあって、村長のような人の家屋の一部である。
夏は通気性が良く、冬はオンドル部屋と言って、暖房が効くようになっているという事です。

観稼亭

韓国にも日本と同じく四季があるが、大陸性気候のため、冬は刺すような寒さが続くという。
統計によると、東京の1月の平均気温が5度であるのに対し、ソウルは氷点下2.5度である。
同じ緯度上で気温を比べても韓国が日本より2度以上も低い。
そのため、韓国人は昔から冬の厳しい寒さを乗り越えるため、建築方式に他の国とは違う独特の文化を持つようになったのだ。
それが韓国ならではの「オンドル」である。

オンドルとは、 放射、 対流を利用して効率よく部屋を暖める暖房法の事で、床下に石を用いて煙のトンネルをつくり、その上に薄い板石をのせ、泥を塗り、さらに特殊な油紙を張って床にします。
寒さの厳しい韓国に古くから根ざしている方式であり、外や台所にある焚き口で火をたくと、その煙がトンネルを通って部屋の反対側の煙突から出る間に、床下から部屋全体を暖める仕組みになっています。

これは、当時の結婚式の模様が描かれた絵であるが、厳かで豊かな生活ぶりが見て取れる。

結婚式

村を後にする我々を、咲き残った最後の蓮の花が見送ってくれた。

蓮の花

夕食は温陽に行ってから「韓国風しゃぶしゃぶ」を食べる事になっている。

これが、その韓国風しゃぶしゃぶである。
肉を入れたばかりだが見えるかな?

韓国風しゃぶしゃぶ1

それでも、無心にしゃぶりついたのだ。(^◇^)

韓国風しゃぶしゃぶ2

さて、今夜もマッコリとビールを調達するとするか。
それとも、「機上の人」に教わった「爆弾」でも作って飲んでみるか。
幸いにも、3日間ともホテルの近くにコンビニがあったのだ。(^^)v

韓国街中の7-11

明日は、水原の華城で「イ・サン王」と面会したい。
無実の罪に陥れられ米櫃という狭小の獄中で非業の死を遂げた父。
その父の亡きあと、祖父の育成の厳しさの中で為政者としての帝王学を学んだ。
そんな苦しかった王子時代を慰めたいと思っている。

イ・サン王

次いで、ソウルの昌徳宮に出向き「側室・トンイ」と憧れのデートをするのだ。(^^)v
詳しくは後述するが、実はイ・サンはトンイの曽孫にあたるのだ。

側室・トンイ

明日が楽しみである。(^^♪


続いて イサン王と懇談(AM) にお進みください。


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