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夜が待ち遠しい

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さかまたつみ

みなさんこんばんは、ようやく待ちに待った夜が来ました。今日も無事夜を迎えられたことを喜びつつ、今歩いている土地やこれから向かう場所、そこで見聞きしたことや思い浮かべたことあれこれを綴っていきたいと思っています。

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さかまたつみ @ Re[1]:舎人公園の倉庫街食堂で軽く昼吞み(12/02) kyakosanさん田舎家ってこれのことです…

kyakosan@ Re:舎人公園の倉庫街食堂で軽く昼吞み(12/02) いやよくこの店見つけましたね。前回ご紹…

さかまたつみ @ Re[1]:川口のファーストフードみたいな本場中華(11/25) ハードコア丸山さん、おはようございます…

ハードコア丸山@ Re:川口のファーストフードみたいな本場中華(11/25) 川口珍来は10月いっぱいで長い間の営業を…

さかまたつみ @ Re[1]:祐天寺から徒歩11分のもつ焼き屋(11/11) ひざげりさんへこういうおぢさんたちっ…

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2013/09/19

　浅草にはありとあらゆる酒場があるといっても過言ではないと思われますが、いざ目星も付けずにふらりと立ち寄った浅草はけして必ずしも一見客にとっては優しい店ばかりではありません。というよりはむしろ嫌な疎外感を味わったり、不当に高額な料金を請求されたりという経験をされた方も少なくないと思います。かく言うぼくも浅草の酒場は一部の例外を除くと、けして通いたくなる酒場が多くないのも浅草という土地にある酒場の特徴と言えるかもしれません。浅草在住者など一部の常連たち以外にとっては所詮たまに顔を出す程度の客はあくまでも通りすがりの一見客と同様であって、生半可な通いつめ方では箸にも棒にもかからぬことになるであろうことが予想されます。といったわけでふらりと出掛けた時の一軒目はついつい気楽な立飲み屋からということになることが多いようです。

201308_浅草・なかや01.jpg

　この日も立飲み屋からスタートです。「立ち飲み処なかや浅草店」がそのお店。ぜんぜんどうってことないありきたりの立飲み屋ですが、スタート時間が遅かったこともあり、致し方ありません。それにしても浅草ってどうしてこんなにも夜が早いのでしょうか。付近の店はほとんど閉まっており、選択の余地がほとんどありません。ともあれ店に入ったからには注文をせねばなりませんが、いまひとつ冴えないので一番安いハイボールをオーダー。それにしても客より従業員のほうが多いってのはさすがにいたたまれなくなるものです。正直語るようなことなど何もないのがこのお店。浅草にしては営業時間が長い(15時～早朝5時まで)ことだけは一言だけ添えておきます。
品書:ビール中:500,酎ハイ:350,ハイボール:300～,黒豆枝豆/豆もやし:200,カレーもつ煮:350,ピザ:380

201308_浅草・笹01.jpg

　次なる目当てもないまま田原町の裏手の通りを歩きます。よく知られた喫茶店の「ピーター」が見えてきます。おばあちゃんがひとりでやっていたはずだけどこんな時間までやってるんですか。他の居酒屋がばたばたと店を閉めているのに立派なものです。通りをさらに進みはす向かいに「味覚笹」はありました。かなりくたびれた外観にすっかり惚れ込んでしまい迷うことなくお邪魔します。あっ、ここで紹介、いつものO氏もずっと一緒。O氏は腹ペコだったので「なかや」でもひとり健啖振りを発揮していたのでした。そんなことは置いておくとして、店はイグサか藁で編んだ筵(むしろ)というか菰(こも)のようなもので店を覆っています。これは冷房は期待しないほうがよさそうだと語り合って入店するため、引き戸を開けようとしますが、ゆがんでしまっているのか、容易に開け閉めできないようになっています。なんとかかんとか店内に入ると思ったよりもこぎれいです。女将さんが一人で切り盛りしていて、旦那さんらしき方の遺影が飾られています。巨大な花を持った天狗の面が壁に掛けられていてなんともユニーク。さりげなく飾られた切り絵は先日亡くなられた成田一徹のものでした。日本中のバーの光景を切り絵に仕立てた方はみなさんよくご存知かと思いますが、ぼくもこの方の切り絵の大ファンでした。成田氏は常連の知人の方とたびたびここを訪れていたようです。おや、常連さんたちは調理場の勝手口から出入りするようです。こうした店は構えはボロでもけっこうなお値段を取ったりするものですが、ここはまったくそんなことはなくて、250円の手羽先とごぼう煮や焼なす、あげなすなんかを肴に焼酎をロックで何杯もお替りしたのでした。

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