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夜が待ち遠しい

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さかまたつみ

みなさんこんばんは、ようやく待ちに待った夜が来ました。今日も無事夜を迎えられたことを喜びつつ、今歩いている土地やこれから向かう場所、そこで見聞きしたことや思い浮かべたことあれこれを綴っていきたいと思っています。

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さかまたつみ@ Re[1]:川口元郷で充実の呑み歩きその1(09/29) New! Kyakosanさんへおはようございます。し…

Kyakosan@ Re:川口元郷で充実の呑み歩きその1(09/29) 今回はまた随分DEEPなエリアですね。さら…

さかまたつみ@ Re[1]:日暮里の串揚げ屋はお勧め商品がいいみたい(08/26) ハードコア丸山さんへそうなんですね。…

ハードコア丸山@ Re:日暮里の串揚げ屋はお勧め商品がいいみたい(08/26) 貴重な土曜日の昼下がりをここで過ごすと…

さかまたつみ@ Re[1]:南鳩ヶ谷の「やきとんの名店」(08/12) ハードコア丸山さんさすがご存じでした…

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2018/08/30

　もともとぼくは、文章か大変不得手でそれは今でも少しも改善される見込みはないのであります。思うに文章を書くという行為は非常に労力を要するもののはずです。心血注ぎ骨身を削る覚悟など無く文学の道を全うし得たものなど居らぬのではなかろうか。大した文学者であるかぼくには測りかねぬけれど川端康成のあの頬の削げ方はたった一語を見出すために呻き苦しんだその成れの果てであるはずです。谷崎潤一郎の旺盛な食への欲望は、彼の精神と身体を維持させるに不可欠であったのだろうと思う。かの文豪の食べ振りであれば普通ならあの二倍の体躯の持ち主でなければ理屈に合わぬはずです。うわぁ、いつもに増してとんでもない脱線をしてしまった。ここでは一言、文章も苦手だけれど、キャッチーなフレーズなりタイトルが本当に下手糞である事を詫たかっただけなのです。こんな戯言にお付き合いさせてしまったことをお詫びするとして、ちなみにぼくは余程ヒマであるとかの事情がない限りは余暇の時間や遊びの時間にこれを書くことはしません。なぜならこれを書くための材料を仕入れたら、そのための準備をするるのは楽しいけれど、これを書くのは正直かなりの負担なのです。文章修行の一環と考えていたけれど、立ち止まって、せめて己の垂れ流す文章を振り返る余裕があればまだしも、流しっぱなしじゃあ上手くなるはずもないのです。

　ともかくもこのブログは、その文章を自信を持って世に垂れ流す暇などなく自ら定めた締切に沿って愚直に継続しているだけなのでありますから、当分は文章を推敲するなどという苦渋まみれの贅沢を堪能することはなさそうです。一軒の酒場を求めて電車を乗り継いでいる時間があればこの程度の短文であれば読み返すくらいは出来そうなものだけれど、この移動の間が執筆に割けるわずかなひと時でありますからそうもいかぬ次第なのです。さて、「季節料理東西南北」は、この夜は空いていました。民芸チックな店内はわざとらしさなど当の昔に解消され自家薬籠として熟れており、店の個性になり得ているのは好ましいと思えるのです。しかしどうも気になるのが店名であって、店主はいかなる覚悟を持って東西南北などと名付け得たのか。確かに品書きの酒やら肴やらは日本各地から取り寄せたいいとこ取りの感があって、それはそれで構わぬのでありますが、東西南北の季節料理というのはさすがに風呂敷を広げ過ぎなのではなかろうか。品書きを見ても国内各地の名物が控えめながらも揃えられているけれど、せいぜいが地方の百貨店の諸国銘菓売場に相当する程度に思われるのです。ここは居酒屋だから諸国銘肴とでも呼ぶべきか。季節の品も新宿の髙島屋の諸国銘菓売場の豪華なラインナップには遠く及ばず、些かに物足りなくはあります。ここでは黙って席に着くと千円相当のお通しが供されるのが倣いらしく、それはそれで悩まずに済んで気楽とも言えるのだけれど、ぼくにはこれで酒の肴は事足りているのだけれど、追加の一品を頼むべきか止しておくかに煩悶させられるのであります。宇都宮の名酒場の逸品を想起せざるを得ない柚子味噌も都心で頂くと旨いのは旨いのだけれど、どうしても胡乱に感じられるのです。店の奥では数名の常連が店主と喋っているのだけれど、その声がやけに喧しく店内に響いて入口付近で黙りこくって呑むしかないぼくには、彼らの言葉には早く帰ってくれという意図が含意されているように聞こえるのでした。