ロンドン ドックランズ・ストーリーズ~Stories of London Docklands

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王国の医療問題



さあ、今、ちょうどNinjaCat怒りのレベルが徐々に上がってきましたからね。キーボードも調子よく叩かれていきますよ!

さて、制度の詳細、制度名・内容はみなさんも簡単に調べられますから、ここでは省略致しましょう。

簡単にこのUnited Kingdom(略して王国)では2種類の医療サービスがあります。

■ NHS:
国の医療サービス。無料。収入のない人、少ない人を除いて、全ての人が払わなければいけない健康保険料で賄われている。病院、医者の選択、不可。まずはGP(保健室のお姉さん的存在か?)に相談して、その後病院、医者を紹介される。つまり、時間がかかる。
尚、歯科は有料です。(一部のこれまた収入のない・低い人を除いて。)
歯科はとっても大切だと思うんだけど...

■ プライベート医療:
全額の医療費を患者が負担、医者も、病院も好きなところが選べられる。施設も豪華。


さて、このNHS、多額の保険料を国民から取っているものの財政難で最近危機に瀕している。ちなみにNinjaCatは約5万円を毎月引き落とされる。
日記にも書いたように、ピザ屋の方が救急車より早く着く国ですからね、「ただ」をうたっていますが、ただほど高いものはないのでございます。

予約をとろうにも数ヶ月先なんてあたりまえ。夫が救急で診察をお願いしても夜一日中待たされたあげく、朝になって、もうちょっとじゃないと医者がこないから、一旦家に帰ったら?と言われる始末。

だからいってんじゃない、今痛いから苦しいからここに来てるのよ。帰れはないでしょう。(しかし、帰りました、病院の椅子で待っていたらもっと苦しい)

また、ある日は以前からの予約がやっと果たされるようになって、癌患者Aの手術の日。そこへ、救急患者が入ってきたので、その急患を優先、その癌患者Aの手術は延期、Aはその後死亡。

こんな話はザラ。

無料のNHSはあてになりません。王国の人々も承知。従って、金持ちと大概の優良企業はプライベート保険を採用します。これは、日本の医療が全額患者負担と思っていただければよい。自分で赴いて、診てもらって、お金を払う。
NinjaCatの会社もこれを用意してくれているのはありがたい。

が、注意点:
この会社が払ってくれる掛金は社員の収入とみなされ、そこに所得税が掛かり、サラリーから引かれる。王国、抜かりなし! ありとあらゆる機会を見つけて税金を搾り取る。強制的にとられる健康保険に加えて掛金に掛かるコスト、結構財布に痛い。

と、いうことは、強制の健康保険をとられているにも関わらず、NHSを利用しない人が王国の中に数多くいるということだ。それでも、お金が足りない?

どういうこっちゃ。

さて、プライベート医療について、もの申しましょう。

□ 問題点:金額を思いっきり高く設定する
さて、プライベートなわけですから、こういった医療機関は国に頼らず、自分で利益を出さないといけません。そして、彼らはプライベート医療を受けられる患者がどういう患者か知っている。

金持ち と 保険がバックアップしているので、金額に無頓着な患者

だから、べらぼーに金額を吊り上げるとNinjaCatはみています。
ちなみにNinjaCatの行き着けの整骨医が 1時間100ポンド (約20000円)

NinjaCatは2年ほど前に、一日入院したことがあります。そこは有名人、ベッッカム夫人、ビクトリア・ベッカムやエリザベス・ハーレー、ケイト・モスも行きつけのところ。病院はホテル仕様で快適。勿論個室にトイレ・バスつき。また食事も3コースで(そのコースごと、さらにメニューから選べる)、出前もOK。

でもね、正直、わたしゃ、具合も悪けりゃ、気分も滅入っている。病院でレストラン並みの食事なんて、食べたかないわけ。なんていうかな、患者の感情を弄んでいるとみたね。

病院じゃ、たとえまずくても、健康的に調理したものが食べたい!それに、ちょっとおとなしめの病院食で病人の気分にひたりたい!
食後に嬉々として3段重ねのアイスクリームサンデーなんか食べたくないのよ! 日本人だったら、その料理の前に唖然とすると思ったね。なんか、さらに病気になりそう。

豪華じゃなくても、普通でいいんだよ、ふつー、で。。だから入院費安くしてよー。(1割負担のNinjaCat)

□ 問題点:請求書がばらばらに来る
さて、病院というのは、医療の器であります。医者はその病院に「出店」をしているわけで、他の病院でも働いております。医者との相談事は患者と医者との問題、病院は関係ありません。ですから、費用も一括して請求してくることがありません。

おおまかにいうと、
かかった医者のコンサルタント料
麻酔、等個別の医者のが必要だったときは、その各費用
血液検査、なにか特別検査したら、その検査を行う研究ラボごと。(例えば血液検査をするところと、細胞を検査するところと違うよね)

一つの病気に請求書は終わりなく、つぎつぎとやってくるのでした。

□ 問題点:病院が医者を把握していないこと
上述したように、病院は器、ですから、ある医者を尋ねて病院にいっても、受付や病棟はスケジュールを把握してないことが多く、紛らわしい病名になると、病棟から病棟へ、階から階へと、たらいまわし。簡単に約束の医者と会えない。

NinjaCatの結論:
王国の医療は患者の足元をみている。NHSは大幅に制度改良する余地あり。そうでないとプライベート医療があこぎにのさばる。

注:王国の大まかなイメージを申したもので、中には優れた良心的なサービスを提供してくれる医者もいることでしょう。
また、無料、なので、外国からこの医療を目的にやってくる人もいて、それがさらに税金や保険を払っている王国の国民の治療を遅らせているという点もあります。







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