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『Dear和也へ』

あたしの愛するあなたへ☆★

あたしが引っ越してしまってから

約三年がたつね。

最初は逢えなくて凄い泣いていたけど、

今じゃそれが嘘みたいです。

だって、高校を卒業してから

あなたの近くの学校にいけるんだもん♪

この手紙が着く頃

あたしはあなたの家に向かっている事でしょう。

あなたに逢える事を楽しみにしています。

『Fromくみ』


『ピーンポーン♪』

「和也!」

「は~い」

「お久しぶりです★☆.....うゎっ!!」

いきなり部屋へと引っ張られる。

「和也?」

『ドサッ』

和也に抱きしめられる。

「待ってた。くみが帰ってくるのを.....」

「寂しかった?」

泣きそうな顔の和也に問いかけてみた。

「うん.......」


そう言うと和也はあたしにキスをした。


「愛してる」

耳元で囁かれる。

「浮気しなかったぁ?」

和也に聞いてみた。

「さぁねぇ♪」

「なにそれ!バカッ.....」

「くみは?」

「あたしはねぇ~......どっちだと思う?」

「何だよ!はっきり言えよ!」

「和也も言わないじゃん」

『ドサッ』

ソファーに押し倒される。


「ちょっ!和也ぃ?!」

「ホントの事言わないと襲うっ!!」




「してない......です」

「そっか♪」

「和也は?」

「してないし!当たり前!」

「まぁ、しててもちょうがないけどさ....。三年だもん」

「だ~から~してないって!!」

「じゃあなんで電話も、メールもしてくんなかったの?!」

「そ....れは......」

「??それは??」

「携帯を風呂に落とした.....からぁ.....」

「ホント??」

「本当だよ??!!」

そう言いながら携帯を差し出す和也.....。

「ホントだ....」

メモリーにも入ってないや。

「ほらっ!!言ったろ??」


「じゃあなんで?!手紙とかあるじゃんか!!」

あたしは涙目になりながら言った。

「し.....仕事が!!忙しかったんだ.....ごめん」

そんな和也まで涙目になってこっち見ないでよ.....。

なんでも許しちゃうじゃん。

「もぅいいよ!!ホントの事なんかわかんないしっ!!」

「ぇ~本当だってぇ!!」

「もうその話はいいよ!!」

ぁ.....。ついついきつい言い方に....。



和也の事は信じたけど。


三年も離れてたから不安なんだよ.......。



「ごめん....」

和也は悪くないのにぃ.....。


「はい!これ!」

「ぇ?」

和也があたしに何かを差し出して来た。


「鍵....?」

「合鍵!!いつでも俺の部屋にこれるでしょ??」

「うん!ありがと!」

嬉しい!!超うれしい!!


「あ..あとさぁ」


「ん?」

「一緒にこの部屋でさぁ....暮らさない??」





「ぇぇ?????!!!!!!」



「ぃ....嫌かなぁ?」



「ぅ.....ぅぅん!」


「よかった」

「あたしでいいの?」

「他に誰がいるんだよ?」

「ぅ......ぇ..ふっ」


嬉しくて涙が出た。


これからどんな生活が始まるんだろう。

「結婚。もさぁ、考えたんだけど、まずは一緒に暮らさなきゃね!」


「和也ぃ....」

あまりの嬉しさにないてしまうみく。

「ま~た泣く~もう放っとけないんだから...」

『ドサッ』

いきなりソファーに座っていたあたしを

お姫様だっこしてベットへと下ろされる。


「え?!」

「俺もうダメ....」

「ダメだよ和也!」

「いいじゃん、久しぶりなんだから」


その夜は二人で愛し合いました☆★




KuMiのリクです。
リクって訳でもないけどリクなんですww
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