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前回の形から、シチョウを追いかけて行くとどうなるか。最初、黒が先にシチョウで白を取り、同時に白が潰れるかと思ってしまった。 つまり、以下の図で白2でAと逃げると黒Bと当てて白全滅である。しかし、実際は先に白2と当てられて黒が逆にひどいことになる。であるから、このシチョウぶつけ作戦は黒がだめである。 そこで黒は、普通に押えてカケツギから上ノゾキの変化に出た。そして、よくある形から1に切った。中央を絡みにして、一手の先行にものを言わそうとする作戦である。 一例として、以下のような形を夢見ていた。中央の白が先に取れるのである。一瞬、華麗に潰したかなと思って喜んでしまった。ところが、実際は思いがけないことになり愕然とすることになる。 続く。
Jan 29, 2006
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最近、ネットでマネ碁を打たれてびっくりした。棋書では、藤沢朋齋九段の白番マネ碁をいくつも見たことはあるが、打たれたのはたぶん初めてである。打たれてみてその味わい深さに改めて驚いた。 実戦は下図の手順で始まった。私の黒番。手順を見れば明らかだが白も最初はマネ碁のつもりではなかった。黒7とつけた時に直感的に、「この局面でマネ碁に来られたら嫌だな」、と思ったが実際やって来られた。 さて、ここで黒はどうするか。考え出せばきりがない所である。 以下のように押さえを一本利かして、左上に一間にかかりからの手っ取り早いマネ碁ハズシはあるが何となく面白みがない。白がその前に変化すると、細分化された布石になって白ペースとも言える。 マネ碁を仕掛けてきた相手を痛い目に合わせるには、シチョウをぶつける方法と、中央の戦いにして一手の先行にものを言わせる方法がある。ここからその展開にしたい。この形からシチョウになる打ち方としては、小ナダレがある。さて、以下の図からどうなるだろう。
Jan 27, 2006
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前回の記事にshinjiさんからありがたいコメントを頂いた。内容からして、おそらく並みの打ち手ではない。 しかも、「攻め合いになったとしても、大目小目なのでセキにはならないでしょうね。」というこの言い回しは、テレビで聞き覚えがある。まさか、あのshinji 先生であろうか。そうだとしたら大感激である。 ところで昨日は読み過ごしてしまったが、今日読み返してハッと気づいた。大目小目という表記である。 昔読んだ棋書には、「大ナカ小ナカ」のことを「大目小目」とよく書いてあったような気もするがよく覚えていない。ネットで、「大目小目」「囲碁」をかけて検索しても、サイコロ博打の大目小目しか出てこない。 大ナカ小ナカのことを大目小目と言うのは、もしかしたら専門家の業界用語なのだろうか?またまた、寝られなくなってしまった。
Jan 25, 2006
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先日の棋聖戦の私の疑問の所に、週刊碁が答えてくれるのを楽しみに読んだ。週刊碁によると、以下の局面で黒が白を取りに行くと、隅をナカデにしてから上をはねてセキになるという。まだ、それがわからない。 以下の図のことだと思うが、この図だと割り込みで、黒が生きてしまうと思う。 では、以下のように白がそこを補強してから取りにいくとどうか。白6を利かしただけでは割り込みがある。8まで利かすと、11から13が上手い手で、15についで上の3目が助からない。 私の勘違いなのだろうか?週刊碁の関係者が見ていたら解答を求む。このままでは、夜も寝られない。
Jan 22, 2006
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ジャンプの岡部の復活には驚いた。もう昔の選手なのに良く現役で頑張っているなあと思っていたら、再びオリンピックのメダル候補にまでなってしまった。ようやく、新しいスキー板に適応したホームが完成したらしい。一方頂点を極めた船木はどん底が続いている。 素人から見ればスキー板のわずかなルール改正で、天国と地獄ほどの浮き沈みが生じるのは不思議な話である。つい先日まで130m飛んでいた選手が70mになったり、その逆もある。恐ろしいものである。 サッカーなどの球技は、道具は競技にあまり関係ないかと思っていたらそうでもないらしい。サッカーもスパイクの性能が相当に影響するらしい。テレビで最近のゴールシーンを見ていると、すごい弾丸シュートや変化球シュートが以前よりやけに増えたなあ、と思っていたがどうやらスパイクの恩恵が大きいようだ。 以前ある人に、「碁の大会に何を持って行くの?」と聞かれて、「何も持っていかないですよ。」と答えたら、「カッコいい。」と言われて驚いたことがある。 そう言えば、どんなスポーツでも何か道具を持って行くだろうし、職人は7つ道具、ビジネスマンは書類(今ならパソコン)を持っていくだろう。碁の場合、遠出する時はバックを持って行くが、そうでなければ本当に手ぶらで行くことが多い。 「我が身一つで勝負に行く」というのがやけにかっこよく見えるらしいのだ。道具に左右されない、生身の人間の能力だけで勝負できるのは、碁という競技の魅力の一つであると思った。
Jan 19, 2006
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最後の方の戦いは難解すぎてどうなっているのかわからなかったけれど、終局2手前の段階では白の羽根棋聖の勝ちがはっきりしていたと思う。そこで信じられないような見損じが飛び出した。 何という悲劇。こういうのは、見ているだけでも棋聖の衝撃が伝わってくるようでつらい。実は、この形は私も過去に見損じした事がある。その時の状況は忘れることができない。一瞬「相手は何やってんだ。」と思ったがよく見ると自分の目がない。すべての体中の血の気が引いていくような感じで、へなへなとなってしまった。 まさか、棋聖戦でこんな悲劇が生まれるとは。しかし、ここから棋聖の精神力の強さを魅せてくれると期待している。 ところで、黒は以下の局面でどうして図のように白を取りに行かなかったのだろう。黒の大石は上を封鎖されても、下辺の白の不備があって死なないと思うのだが。もしそうならば、棋聖のショックも和らぐであろう。
Jan 17, 2006
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いよいよ今日から棋聖戦。予想しないわけにはいかないであろう。ずばり、4-1で棋聖の防衛と予想する。 一昨年から昨年初めにかけて不調が続いていた羽根棋聖であるが、自信を取り戻して完全に復調したと感じる。山下九段は、勢いを乗るとこわいけれど天元戦の敗退が響くタイプだと思う。 昨年、絶好調の結城九段を不調の状態で倒した羽根棋聖が非常に有利である。 一局目は、何とドイツで行われていて今ネットで観戦中である。図は、一日目の休憩までの局面。この局面は、すでに白番の羽根棋聖得意の状況に見える。 形勢はわからないけれど、左上のポン抜いたところが白が気持ちいい。ここを抜かせるというのは山下九段らしくない。迷いがあるのではないかという気がするのだ。
Jan 15, 2006
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大雪の思い出はいくらでもあるが、大雪と碁というテーマで何かないか、と考えていたら一つ思い出した。 それは学生の大会の予選の話である。関東、関西などは人が集まるのも簡単だと思うが田舎だとそうはいかない。交通の便が悪い中、車で山をいくつも越えて各地から集まってくるのだからたいへんである。移動するだけで一日がかりでへとへとになってしまう。 いくつかの大会があるので、各大学の所在地で持ち回りで大会を行っていた。 私の大学で毎年行っていた学生名人戦予選のことである。日本海側のK大学の選手が時間になっても現れない。本来なら明け方に出発して順調なら昼過ぎに着くはずであったが、大雪に巻き込まれたのだ。峠はどこも全部通行止めになってしまい、その入り口で引き返すしかなかったらしい。 普通なら諦めそうなところだが、何と彼らは大雪の中日本海側を南下して名古屋経由で来ると言うのだ。その執念には恐れ入った。 ついに夜になって到着した。たぶん都会の大会なら、定時に到着しなければあっさり失格になったであろうが、そこが田舎の大会の良いところである。大会は翌日からとして、しかも人数削減のため当方からの参加予定者の何人かに参加を止めさせたのである。 苦労してやってきたのだから十分におもてなししなければならない。というわけで、そんな状況でも翌日の大会を前に夜明け近くまで雪の町で飲んで騒いだのだから、若さとは恐ろしいと思う。
Jan 13, 2006
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pgさんから連合艦隊、いえ連碁バトンが送られて来ました。次の一手は、気合でつけるしか思いつきません。ハネダされてどうなるかは知りません。 次はだす師匠にお願いしますね。※※※凸凹連碁バトン※※※● 001 wattanaさん 囲碁バカ日記○ 002 sakkiさん sakkiの囲碁日記 ● 003 鳳雛さん 鳳雛の囲碁 みんなでなろう有段者○ 004 ibachanさん ibachan 一億への道● 005 pg 玉藻ルールバトンが回った人は、自分へ回してくれた人と次に回す人を必ず書いてください。
Jan 12, 2006
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今年は、例年以上に楽しみがいろいろある。 まずは、わたいご。いよいよ歴史的な棋戦の幕開けが近づいてきている。大いに盛り上がるに違いない。 それから、カンキネット。以前ホームグランドにしていたカンキネットだが最近は人が少なくて寂しかった。どうやら、こちらも歴史的な変身をするらしい。 そう言えば、久しぶりに勝ち抜き戦の案内が来た。日時は、1月20日の8時半から。何と相手の名は竹内結子さん。女優さんであろうか。 次は、阿含桐山杯。いい記念にしたい。できれば一局くらい勝ちたいけど、それより雰囲気を味わってみたい。 アマ一般棋戦も自己記録を目標に頑張りたいけど、今年はおそらく予選で新たな関門があると思う。それは、少年Y君の存在である。昨年一年間で相当に力をつけているようだから、そろそろ強敵になりそうだ。とは言っても今年はまだ負けるわけにはいかない。できれば、決勝で勝負したいものだ。 カトケンさんも完全復活の気配だから、厳しい戦いになりそうだ。だすさんもその気みたいだし。 年齢的にはこれから5年くらいが自分のピークかも知れないと思う。一局一局を大切にしたい。結果を求めるのではなくて、魂の入った碁を打ちたいと思う。
Jan 9, 2006
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正月明けから猛烈に多忙で寝る暇もない。ようやく今年初めてブログに向かっている。 正月に父親と久しぶりに一局打ったのでその話。 まず困るのは手合いをどうするかである。プロの先生に教わっているので、それより多いハンデにはしにくい。結局同じハンデにするのだが、これだとかなりこちらの楽な手合いになってしまう。こうなってしまうのは、私が強いためではなくて、お稽古用の手合いをつけているプロの先生に罪がある。勝負にするには、かなり手を抜かなければならないが、困ったことにそれができない性格である。 最近は以前と違って少し手を抜く気持ちになったのだが、少しではまだ足りない。勝たしてあげようという気持ちもあるのだが、どうしてもそれができない。 もっとも、まだまだ元気だからこちらも勝ちに行ってしまうのだと思うので、それは良いことなのかも知れない。
Jan 8, 2006
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