nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

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Apr 29, 2005
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カテゴリ: 社会 
 鉄道の現場の実情を聞くに、この事故はいつかは起こる事故であったと思われる。安全は、若くて経験の浅い運転士に大きく委ねられていた。JR西日本は、安全より利益を優先している傾向があったと報道されている。ただ、どの業界であっても営利企業であれば効率を重視しない会社はないであろう。今回の事故で、なぜ行政の監督責任に対してはあまり批判が出ないのであろう。以後は、一般論である。

 どの会社も、表向きは安全第一と言うが、実際は従業員に対して最大限の効率と労働の負担を求める。その上で、事故を起こす従業員は無能であると評価して、責めることで会社は安全への努力をしていることになる。
 会社にも大いに言い分はあるであろう。効率を求めないと会社が潰れてしまう。安全に対して消費者も国も負担をあまりしようとはせず、本音は関係者の負担だけで何とか解決してほしいと思っている。
 日本では、空気と安全だけは「ただ」という風潮があるのではないだろうか?効率と安全のハザマで日々苦悩している人間も多い一方で、各省庁には信じられないような莫大な無駄金がばらまかれて、一部の人間が甘い汁を吸っているのである。

 ところで、安全と効率の問題が限界に達していて、非常に難しい状況になりつつある業界を一つ知っているが、ここで示すのは差し控える。





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Last updated  Apr 29, 2005 04:51:46 PM
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医療訴訟  
┌(┐゜д゜)┐ さん
「非常に難しい状況になりつつある業界」、私も一つ思い当たります。医療訴訟の現場がそれ。裁判官にも弁護士にも医療に関する知識が決定的に不足していると言わざるを得ません。訴訟は実体的真実の発見を主たる目的の一つとしますが、こと医療訴訟に関する限り十全に機能しているとは評価し難いように感じられます。とは言えそれは個々の裁判官や弁護士の能力に帰責されるべき問題ではなく、医療訴訟の現実を直視しそのエキスパートを育成するという当然のシステム整備を社会が怠っていることに由来すると私は考えます。各分野で高度に専門化が進む中で、学問を実学として活かすためには複数の専門領域に跨るような教育プログラムを設けることが必須ではないでしょうか。 (Apr 30, 2005 11:51:29 AM)

Re:医療訴訟(04/29)  
┌(┐゜д゜)┐さん
書き込みありがとうございます。
その問題は難しいですね。医学の知識があっても、実践経験がなければ大して役に立たないですし、利害関係のない医師が裁判に関わるシステムもありますが、多忙で難しいでしょうね。
 ただ、現状のまま医療裁判を適正にやってもそれほど医療事故は減らないです。安全を重視するなら、効率や経済性を犠牲にして、2重3重の安全対策が必要です。
 ただ、これから医療訴訟専門の弁護士はどんどん増えるでしょう。彼らは、医療に造詣が深いわけではなく、医療訴訟に勝つための専門家です。日本でも病院の中で、患者さんに声をかけてネタを探して裁判に誘うような人達が増えてきているようです。 (Apr 30, 2005 03:09:37 PM)

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Comments

nipparat @ Re[1]:追悼 畑正憲氏(04/08) GO!さんへ  ぜひお楽しみください。今回…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) 11/11にしずおか囲碁まつりでまた伺う予定…
GO!@ Re[2]:追悼 畑正憲氏(04/08) nipparatさんへ 久能山東照宮は行ってみ…
nipparat @ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) あまり確認しておらず、返事が遅くなりす…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) しばらくご投稿がなかったので、案じてい…

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