nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

Feb 19, 2006
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カテゴリ: 不思議体験
 スキーに熱中していたことがあるので、アルペンスキーは一番注目している。ノルエーのオーモット選手のスーパーGSの金メダルは、今大会で一番興奮した。ベテランになるほど経験を積んで味が出てくるのもスキー競技の魅力でもある。

 日本では、ここ30年の間に出現した海和、岡部、木村という世界に通用する名選手達がいずれも怪我などで円熟期に力を出せなかったのは本当に残念である。ステンマルクが外国記者の取材に対して「今、海和が一番こわい」と言ったのは有名な話だが、怪我さえなければ世界のトップに立ったはずである。

 長野オリンピックの時は仕事が忙しすぎて一つの競技も見に行っていないので、学生時代に志賀高原で開かれたワールドカップを見に行ったのが、トップ選手を目の前で見た唯一の経験である。
 大回転を見たのだが、これが何とステンマルクの引退試合であった。日本中からスキーファンが駆けつけて凄い人であったが、何時間も前から特等席を確保して10mくらいの距離から見た。初めて見るトップ選手のすべりは、すごい迫力で最高に興奮した。
 この当時スキーに異常な熱中をしていて、例のS先輩とともに「スキーは重力で落ちるだけの競技だから技術を磨けばワールドカップに出られる」などと馬鹿な夢を見ていたのだが、新旧の名選手のすべりを見て「これは自分達がやっていたものとは別物だ」と思い知らされた。

 ステンマルクは、本当に膝から上が微動だにせず、いつ体重移動しているか分からないような華麗なすべりだった。 
 ジラルデリは、小さな体だったけれど全身がバネのような強烈なすべりで、その新しいターン技術に驚愕した。

 一番迫力があったのは、ツルブリッゲンである。牛が転げ落ちて来るようなド迫力で、これはスキーなのか?と目を疑った。
 この大会で初優勝したのは、ノルエーの新鋭フルセト。当時はまだほとんど無名だったと思うが、この大会は今から思うとオーモットらにつながるノルエー王国の幕開けだった。
 ステンマルクは、引退試合なのに何と2本目のラップを取って表彰台に上がり、王者の貫禄を見せつけた。

 若い佐々木選手と皆川選手には、怪我なく競技を続けてもらい、長年の日本アルペン界の夢をつかんでほしい。
 ところで、皆川選手のブログ発見!いい報告を期待。
皆川選手のブログ





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Last updated  Feb 20, 2006 01:14:48 AM
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Comments

nipparat @ Re[1]:追悼 畑正憲氏(04/08) GO!さんへ  ぜひお楽しみください。今回…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) 11/11にしずおか囲碁まつりでまた伺う予定…
GO!@ Re[2]:追悼 畑正憲氏(04/08) nipparatさんへ 久能山東照宮は行ってみ…
nipparat @ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) あまり確認しておらず、返事が遅くなりす…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) しばらくご投稿がなかったので、案じてい…

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