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Apr 30, 2006

回転寿司の中の回転寿司登場にたじろいだ話

(2)

カテゴリ：グルメ

　近くに新しい回転寿司屋ができた。安くてけっこう美味しいというので出かけてみた。

　私はデニーズなどのレストランチェーンでは、この一見お値打ちに見える料理の原価はいくらかなどという事ばかり考えてしまいとても料理を楽しめないので行かない。回転寿司も同様に好きではないが、鮨自体が好きなので最近は時々利用している。
　いい鮨屋は別世界だが高いのでめったに行けない。回転寿司でも、たいがいは本日のお勧め品など採算度外視のサービス品もあったり、それなりの職人がいて個別注文できたり、一部のネタだけなら中途半端な鮨屋よりいい場合もある。

　さて今日の初めての回転寿司屋だが、度肝を抜かれた。皿は、一律１００円。個別の注文はすべてインターホンで行い、その品もテーブルを指定した入れ物に乗って流れてくる。本日のサービス品みたいな皿はなくて、おそらくすべてが輸入冷凍物。徹底した経済性重視である。大阪のチェーン店らしい。

　妻は安いので喜んでいたが、私はさすがに気持ちが沈んでしまった。今までの回転寿司では想像したことはなかったが、ブーちゃん・モーちゃんが整列して長い溝みたいなところに入れられた穀類を食べている光景を思い浮かべてしまい、何とも言えない恐ろしさも感じてしまった。
　さて、この店がこの地で受け入れられるかどうか？さっさと潰れてほしい気持ちであるが、私でも回転寿司自体を知らない間に受け入れてしまっているのでどうなるか。

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