nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

Jun 23, 2006
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カテゴリ: 囲碁
 子供のころ校庭サッカーでよく遊んだのだが、今から思い出すと不思議な状況だった。

 20人ずつあわせて40人近い集団が、一つのボールを追っかけて固まりになって動き回る。私だけは、敵のゴール前にポツンの一人でいてボールが出てくるのを待ち伏せしていた。
 当然ユニホームも審判もなく、オフサイドなどというルールも誰も知らない。私は、待ち伏せ作戦が能率が良いはずと考えていたのだが、実際はほとんどボールが出て来なかったり、たまにいい具合に来てもボールを上手く止める技術がなくて、ほとんどゴールに結びつかなかった。
 要するに決定力がゼロだったのだ。それゆえ、他の子達も私の作戦が有効だとは気づかなかったのだろう。この時、私は頭が良いか悪いか知らんが、他の人とは発想が違う人間なんだと実感した。

 子供のころはサッカーの放送などほとんどなかったから、ずっと見る面白さを知らずにいたが、ワールドカップサッカーの解説を聞いていると、サッカーはなかなか奥の深いゲームのようだ。
 野球は一球ごとに監督が作戦を立てて実行することができる。その意味では、観戦者から見ると一手ごとに作戦を変えられる囲碁に近い感じだ。バレーボールやバスケットも比較的意志伝達はしやすいと思う。

 サッカーでも、一つ一つのプレーは選手が決断するにしても、大きな流れの中でここで攻めるか守るかを監督が選手交代などを通じて指示するようだが、どうやらそれが上手く伝わらないとか、選手の中でも意思にばらつきが生まれるなどして簡単ではないようだ。

 見ていると、臨機応変に押したり引いたりの試合運びが大事なことがよく分かった。しかも、広いグランドに散らばっている11人が意識をあわせてそれをしなければならないのだから難しい。 オーストラリア戦の土壇場での乱れ方を見てそれを実感したが、一人で打ってる囲碁でもチグハグになってどうしようもない事があるのだから、仕方ないとも思える。
 自分も終盤でのドタバタは、何度でも懲りずにやっているので身に沁みた。

 突出した選手がなくても見事なチームプレーが成果をあげる一方で、時に神業的な個人技が物を言うサッカーという競技が、世界に広がっているのも伊達ではないと思った。
 ところで、日本とブラジルって囲碁でいうとどのくらいの差なんだろう?2子くらいかな?





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Last updated  Jun 23, 2006 11:45:30 PM
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Comments

nipparat @ Re[1]:追悼 畑正憲氏(04/08) GO!さんへ  ぜひお楽しみください。今回…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) 11/11にしずおか囲碁まつりでまた伺う予定…
GO!@ Re[2]:追悼 畑正憲氏(04/08) nipparatさんへ 久能山東照宮は行ってみ…
nipparat @ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) あまり確認しておらず、返事が遅くなりす…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) しばらくご投稿がなかったので、案じてい…

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