GO!さん
＞白1で、抜き跡を黒9とツグのですね。
＞ちょっと見間違えました。
なるほど。この形の表現にいつも悩みます。もう一つ図を入れた方がよかったですね。
(Jun 28, 2006 10:11:41 PM)
＞白1で、抜き跡を黒9とツグのですね。
＞ちょっと見間違えました。
なるほど。この形の表現にいつも悩みます。もう一つ図を入れた方がよかったですね。
(Jun 28, 2006 10:11:41 PM)
Jun 27, 2006
テーマ： 囲碁全般(752)
カテゴリ： 囲碁
前回の局面で、白の次の一手は以下の白１。一見よくありそうな手だけれど、たくさんの書きコミで正解がなかったので、左辺が一間ハサミでない場合はこの手が成立しない事になっているのは広く知られているようである。
以前大矢先生のNHK杯の解説で、この形を知らずに打ってハマッたプロもいたと紹介していたのを聞いたことがあり、白の勘違いの可能性もゼロではない。しかし、最近では花形定石であるし韓国の強豪が知らないとはまず考えにくい。この後の進行を見てもおそらく、承知の上での趣向だったと信じたい。
さらに、以下のように進行した。実戦のように絞っても、白は左辺に手が戻る。上辺を黒に切らせてから２線を這って、左上黒を取り込んだ。これで成功かどうか私の棋力では判定不能であるが、何となく感じはわかる。
単純に左辺を囲いに行くのは単調になって右下白も動き出しにくいので、それを避けて実利を稼ぎ、これでも左下の白が強いので左辺にかなりの地が望める上に、右下白の逃げ出しも打とうという構想だと思う。
実戦もそのような展開になって、結局白が快勝していた。
ない手とされている手でも、状況に応じて試みる柔軟性に衝撃を受けて愕然としたのである。「定石覚えて弱くなり」と言われるけれど、思いがけずたくさんの書きコミをいただいて、定石を知っていることで発想が制限されてしまう事を証明できたかも知れない。
以前大矢先生のNHK杯の解説で、この形を知らずに打ってハマッたプロもいたと紹介していたのを聞いたことがあり、白の勘違いの可能性もゼロではない。しかし、最近では花形定石であるし韓国の強豪が知らないとはまず考えにくい。この後の進行を見てもおそらく、承知の上での趣向だったと信じたい。
さらに、以下のように進行した。実戦のように絞っても、白は左辺に手が戻る。上辺を黒に切らせてから２線を這って、左上黒を取り込んだ。これで成功かどうか私の棋力では判定不能であるが、何となく感じはわかる。
単純に左辺を囲いに行くのは単調になって右下白も動き出しにくいので、それを避けて実利を稼ぎ、これでも左下の白が強いので左辺にかなりの地が望める上に、右下白の逃げ出しも打とうという構想だと思う。
実戦もそのような展開になって、結局白が快勝していた。
ない手とされている手でも、状況に応じて試みる柔軟性に衝撃を受けて愕然としたのである。「定石覚えて弱くなり」と言われるけれど、思いがけずたくさんの書きコミをいただいて、定石を知っていることで発想が制限されてしまう事を証明できたかも知れない。
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黒9のところに
GO! さん
なるほど
casey さん
左上を続けるという見方は間違ってなかったのね。
この進行、Ｊ６がぴかぴか光ってますねぇ。
結局、隅に着けていった黒の選択が誤りだったということなのでしょうか。
それとも、白が１路遠いのを我慢して、出戻りに甘んじるのでしょうか。
できあがっちゃうと、黒の厚みの働き所がないなぁ、
と感心しております（後知恵）。
こういうのが発想できると、強くなれるのに、とため息。
(Jun 28, 2006 02:21:25 AM)
この進行、Ｊ６がぴかぴか光ってますねぇ。
結局、隅に着けていった黒の選択が誤りだったということなのでしょうか。
それとも、白が１路遠いのを我慢して、出戻りに甘んじるのでしょうか。
できあがっちゃうと、黒の厚みの働き所がないなぁ、
と感心しております（後知恵）。
こういうのが発想できると、強くなれるのに、とため息。
(Jun 28, 2006 02:21:25 AM)
全然、知ってませんでした。
みんみん猫0707
さん
>左辺が一間ハサミでない場合はこの手が成立しない事になっているのは広く知られているようである。
私以外の方はご存知なのでしょう^^;
白１はちらっと考えたのですが、実戦の進行は全く気が付きませんでした。レベルの低い話ですが、一間ハサミの時に私がシボル側で暴利を貪った事はあります。ですから黒がデギって絞られる展開は予想できませんでした。
下図でいいますと白10、黒１となって、後から白２にツケるといった展開が平岡さんが優勝した世界アマの碁にありました。ＢＳの囲碁将棋ジャーナルで
見ました。それがチラっと思い出されました。
(Jun 28, 2006 08:43:42 PM)
私以外の方はご存知なのでしょう^^;
白１はちらっと考えたのですが、実戦の進行は全く気が付きませんでした。レベルの低い話ですが、一間ハサミの時に私がシボル側で暴利を貪った事はあります。ですから黒がデギって絞られる展開は予想できませんでした。
下図でいいますと白10、黒１となって、後から白２にツケるといった展開が平岡さんが優勝した世界アマの碁にありました。ＢＳの囲碁将棋ジャーナルで
見ました。それがチラっと思い出されました。
(Jun 28, 2006 08:43:42 PM)
Re:黒9のところに(06/27)
nipparat
さん
Re:なるほど(06/27)
nipparat
さん
caseyさん
＞結局、隅に着けていった黒の選択が誤りだったということなのでしょうか。
白の発想はすごいですが、この図で白よしとまでは言えないと思いますので、黒がこの図を避ける必要はないと思います。 (Jun 28, 2006 10:13:55 PM)
＞結局、隅に着けていった黒の選択が誤りだったということなのでしょうか。
白の発想はすごいですが、この図で白よしとまでは言えないと思いますので、黒がこの図を避ける必要はないと思います。 (Jun 28, 2006 10:13:55 PM)
Re:全然、知ってませんでした。(06/27)
nipparat
さん
みんみん猫0707さん
＞一間ハサミの時に私がシボル側で暴利を貪った事はあります。
はい、一間だとたいへなことになりますね。
＞下図でいいますと白10、黒１となって、後から白２にツケるといった展開が平岡さんが優勝した世界アマの碁にありました。
この形はよくできますね。その白２のつけは素晴らしい手だったですね。 (Jun 28, 2006 10:18:23 PM)
＞一間ハサミの時に私がシボル側で暴利を貪った事はあります。
はい、一間だとたいへなことになりますね。
＞下図でいいますと白10、黒１となって、後から白２にツケるといった展開が平岡さんが優勝した世界アマの碁にありました。
この形はよくできますね。その白２のつけは素晴らしい手だったですね。 (Jun 28, 2006 10:18:23 PM)
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