nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

Nov 13, 2006
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テーマ: 囲碁全般(752)
カテゴリ: 囲碁
 本日の 東洋生命杯

 この試合で誰もが注目するのは、韓国のjoonkiさんである。タイゼムの対局王。おそらくプロ棋士だと思うのだが、一年4000局ものペースでネット碁を打ち続けているのだ。

 関西棋院対抗戦にも韓国代表として参戦し、今村9段を土俵際まで追い詰めたが、土壇場で今村9段の起死回生の妙手が飛び出し逆転負けを喫している。
 ただ、本当に恐ろしいのはその前後の行動である。記録を見ると、彼はその大一番の日も朝から対局開始ぎりぎりまでネットで十数局を打ち続け、さらに痛いどんでん返し負けを食らった後もなおも深夜まで打ち続けていたのである。

 ねじり合いで見せる華麗な手筋には惚れ惚れする。それゆえ懸賞でもいつも人気であるが、実は非常に危ない。何もしなければ勝ちの碁を、100目勝ちを目指していき、逆転を食らってしまうことが多いのだ。彼の懸賞で大怪我をしたギャンブラーは数知れない。

 さて、その注目のjoonkiさんだがいつまで経っても現れず、まさかの不戦敗になってしまった。joonkiさんに限っては、対局より大事な用事などあるはずがない。何か異変でもあったのか?
 チャットでも「die」などというコメントがあり、まさかほんとに・・・・、と心配したが杞憂であった。遅い時間になって、何事もなかったように早碁を打ちまくっていた。



ハイライトシーン1 黒chaos(韓国) 対 白congming(中国)
toyo5.jpg

 この碁は、序盤chaosさんがすごく不出来に見えた。右上に黒は一手余分に手がかかっている。さらに攻めを狙って右辺で辛抱して2線に受けたのだが、白1と打たれて白の方が攻勢になってしまった。辛いからこれでも打てるのかな、とも思ったが、結局その後一方的に苦しくなってしまった。congmingさんの大金星。
 懸賞はchaosさんに乗って大損害。1・2・3、信じられない~。

ハイライトシーン2 黒icerain(中国) 対 白writing(韓国)
toyo4.jpg

 writingさんは、驚異的な勝率であり上位のプロ棋士であろう。icerainさんは、過去の棋譜をみるとおそらくアマチュアだと思った。懸賞は、writingさんで大勝負。

 序盤右上の白の華麗なサバキから、白が局面をリードしたが黒の粘りも迫力があった。右上は両劫で白が勝っているのだが、黒から無限の劫立てが立つので、劫狙いを見せながらの寄り付きは素晴らしかった。
 白優勢のまま終盤を迎えたが、下辺で多少白に楽観があったようで大石の目が危なくなった。一瞬取られたかと思って愕然としたのだが、白4から見事にしのいでしまった。





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Last updated  Nov 14, 2006 02:13:21 AM コメント(2) | コメントを書く


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Comments

nipparat @ Re[1]:追悼 畑正憲氏(04/08) GO!さんへ  ぜひお楽しみください。今回…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) 11/11にしずおか囲碁まつりでまた伺う予定…
GO!@ Re[2]:追悼 畑正憲氏(04/08) nipparatさんへ 久能山東照宮は行ってみ…
nipparat @ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) あまり確認しておらず、返事が遅くなりす…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) しばらくご投稿がなかったので、案じてい…

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