nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

Aug 26, 2008
XML
カテゴリ: 囲碁
1いきさつ


 昨年の会をきっかけに、毎年両県の少年少女が交互に訪問し交流する事が決まり、今年は浙江省から少年少女6人を含む9人の囲碁交流団が来日した。
 少年少女同士の対抗戦に先立ち、週末に県選抜チームとの交流大会及び、同行の陳臨新九段との公開対局が開催され、これに参加した。

 当初、関係者だけの小さな交流かと思っていたのだが、どうせやるならと新聞社をスポンサーにつけてあれよあれよと盛大な会になったようだ。ホール二つを使い、一方で6人同士の対抗戦。大きなホールの方で公開対局が同時進行するという企画である。

2少年団登場
 妻子と共に朝会場に着くと、昨年中国交流に一緒に参加した人達と一年ぶりに再会し嬉しくなった。
 まずは大ホールで開会式。中国交流団が拍手の中、入場。選手は全員小中学生である。中国では、高校生になると受験勉強に集中するか、あるいは棋士なっているかどちらかであり、さらに大人が囲碁を趣味として楽しむという文化はほとんどないそうだ。なので、中高年のアマ愛好家が集まる光景に驚いたようだ。

 中学生も混じっているが、皆体が小さくてかわいい。選手が紹介される。少年の中にすでにプロ初段の子が一人いて驚いた。

 開会式に続いていよいよ対局である。午前の部の公開対局での陳九段の相手は、昨年西湖の遊覧船の中で詰碁をやっていたY君。高校生の全国大会で優勝したばかりで乗っている。手合いは2子。

3対抗戦始まる
 私は別室での対抗戦に参加した。私の相手中国側の主将は11歳の胡君。座ると笑いかけてくる。坊主頭で何とも愛嬌がある。アマ5段だがプロ棋士の柯君より上位で打つので、とんでもないツワモノであるのは間違いない。


 黒番が当る。私としては、昨年杭州棋院でひどい目にあったリベンジをするつもりで、必勝を期して臨むつもりだったのだが、目の前の少年を見てちょっと気持ちが変わってしまった。

 「勝ち負けより、彼がどれだけやるのか見てみたい。」という気持ちになった。そこで、ここぞという時に使う得意技でありながら抜群に勝率が悪いカニの目戦法を繰り出したのだ。
 当然ながら非常に面白い碁になった。
 続く





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Sep 2, 2008 10:23:43 PM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Favorite Blog

席亭の囲碁日記 das53jpさん
朝はパン、夜はごはん pinceanaさん
玉藻 pg(ピィジィ)さん
ひよこ雛形のぴよぴ… ひよこ雛形さん
碁法の谷の庵にて 風の精ルーラさん

Comments

nipparat @ Re[1]:追悼 畑正憲氏(04/08) GO!さんへ  ぜひお楽しみください。今回…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) 11/11にしずおか囲碁まつりでまた伺う予定…
GO!@ Re[2]:追悼 畑正憲氏(04/08) nipparatさんへ 久能山東照宮は行ってみ…
nipparat @ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) あまり確認しておらず、返事が遅くなりす…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) しばらくご投稿がなかったので、案じてい…

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: