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2012年01月05日
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テーマ: たわごと(27382)
カテゴリ: 司法、検察、警察
第二次世界大戦時、強制収容に抵抗したゴードン・ヒラ
バヤシ氏、死去のニュース。


強制収容に抵抗…ゴードン・ヒラバヤシ氏死去

 ゴードン・ヒラバヤシ氏 93歳(米政府の強制収容に抵
抗した日系米国人)AP通信などによると、2日、カナダ西
部エドモントンで死去。
 アルツハイマー病を患っていた。米北西部ワシントン州
シアトル生まれの日系2世。
 同州内の大学生だった1942年、日系人への外出禁止令と
強制収容命令を拒み、有罪判決を受けた。
 翌43年に最高裁で敗訴が確定したが、87年の再審判決で
無罪を勝ち取った。





【日本人強制収用】

 日米開戦後、アメリカ合衆国や米国の影響下にあった
ペルーやブラジルなどの南米の連合国、カナダやオース
トラリアなどのイギリス連邦において日本人移民、日系
人に対して強制収容所への収監政策が実施された。


ツやイタリア系の移民とその子孫を含む「すべての敵性外
国人」が一時的に強制収容された。

 しかし殆どのドイツ系やイタリア系移民とその子孫は釈
放されたものの、日系移民のみ財産の放棄させられ、強制
収容所での収容が続けられた。

 1942年2月下旬、カリフォルニア州やワシントン州、オ
レゴン州などと準州のハワイから一部の日系アメリカ人と
日本人移民約12万人が強制的に立ち退きさせられた。

 11箇所設置された強制収容所ではハンガーストライキや
暴動が多発した。






 翌9月2日に降伏文書に署名したことで、日本と米国と
の間の戦争状態が終結。

 全ての強制収容所は1945年10月~11月にかけて閉鎖
され、財産放棄させられた強制収容者は着のみ着のまま
で、元々住んでいた家に戻るように命令された。


ッカラン・ウォルター移民帰化法の施行まで、母国アメ
リカ合衆国の市民権が剥奪されたままだった。


     ​

 開戦後すぐ、日系カナダ人と在加日本人の財産は没収さ
れ、戦後、1949年まで日系カナダ人は沿岸部160キロ以
内に移動することが許されなかった。


ゴードン・キヨシ・ヒラバヤシ
 (1918年4月23日 - 2012年1月2日)
 ワシントン州シアトルにて生まれ
 アメリカ合衆国の元社会学者。
 一家は無教会主義キリスト教の信者
 ワシントン大学卒。
 戦後、ワシントン大学で博士号取得。
 大学時代YMCAに参加し、それを期に宗教的平和主義者
となった。


 ゴードン・キヨシ・ヒラバヤシ氏は、米国人としての良
心と宗教的信念により、外出禁止令と強制収容命令を拒ん
だと考えられる。


 【強制収容の不当性を訴えた日系二世】

ミノル・“ミン”・ヤスイ(安井 稔)
 アメリカ合衆国オレゴン州出身。
 オレゴン大学で法律学の学位を取得
 ヤスイは、少数民族を対象とした夜間外出禁止令の合憲性
を裁判で問うた初のケース。
 有罪判決が下った。
 1986年、連邦裁判所判断でヤスイの有罪判決は覆された。

フレッド・トヨサブロー・コレマツ(是松 豊三郎)
 カリフォルニア州オークランド出身。
 1942年、日系人であることが判明し逮捕された後、アメリ
カ自由人権協会(ACLU)からの「この裁判を日系アメリカ人
抑留の合法性を確認するテストケースとして利用しても構わな
いか?」という依頼を承諾。
 9月8日にコレマツは、大統領令9066号のもと公布された軍
令への違反を取り締まる「公法No.503」違反の容疑で、北カ
リフォルニア州連邦地裁で有罪判決。
 1943年12月、控訴裁判所でも有罪判決が出たが、ACLUと
しては最高裁判所に控訴する意向があるとの報告を受けた。
 1944年12月、最高裁判所でも「日本人のスパイ活動は事実
であり、戦時下では軍事上必要な事態である」という理由で
有罪判決が覆らなかったという知らせを受けた。
 1983年11月10日、北カリフォルニア州連邦地裁は1944年
にコレマツが受けた有罪判決を無効との決定を下した。




 1976年にジェラルド・R・フォード大統領が強制収容は
「間違い」であり「決して繰り返してはいけない」と公式に
発言。

 1980年にジミー・カーター大統領が設置した「戦時におけ
る民間人の転住・抑留に関する委員会」(CWRIC)は、1983年
2月24日に「拒否された個人の正義:日系米人強制収容の記録」
と題された報告書を提出。

もの」と非難し、収容され生存している約6万人に対して1人当
たり2万ドルの補償金を支払う事を米国議会に勧告した。



 ここらへんはさすが民主主義の国、アメリカ合衆国だ。





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最終更新日  2018年02月08日 21時53分04秒
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