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2015年01月27日
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カテゴリ: 地震、原子力


核融合の保持装置が暴走あるい停止した場合、致命的な事故となることが想定される。

 そして原子力関係の優秀な学者、技術者諸氏は事故についていつもこう語る。

 「想定外」の事態。




 【東海村】
まさに組み立て中のJT-60SA

 2015年1月22日
 茨城県東海村 日本原子力研究開発機構 核融合研究開発部門 那珂核融合研究所の敷地内で、次世代のトカマク型プラズマ実験装置「JT-60SA」の建設が進んでいる。建設開始は2013年1月。2014年後半には真空容器と呼ばれる装置の重要部分の組み立てが始まった。磁界を生成するコイルはすべて超電導コイルである。2018年には建設が完了し、2019年には模擬燃料による超高温プラズマの実験が始まる。建設完了時には、超電導コイルを用いるトカマク型プラズマ実験装置としては世界最大となる見通しである。




 トカマク型プラズマ実験装置は、ドーナツ状のプラズマを磁気で閉じ込める技術で、1950年代にソビエト連邦(現ロシア)で考案された。「磁気コイル中のトロイダル型(ドーナツ状)容器」をロシア語で表現した言葉の略字が「トカマク」となる。

 …(略)…

 この開発競争のポイントは、加熱技術と“保温性能”の向上だった。1億K以上という超高温を実現するには、なにはともあれ加熱技術が必要になる。その際、加熱するそばから熱が逃げだしては温度が上がらないため、保温性能も重要になる。

 …(略)…




 10m規模の装置の許容誤差は±1mm
 ……
 建設作業で神経を使うのはその精度の確保だという。プラズマは、その形状が設計値からわずかでもずれると、そのズレが拡大し、ディスラプションと呼ばれる炉の損傷の可能性がある運転停止につながってしまうからである。「直径10m規模の装置で許される誤差は±1mm。土台を作製したのはスペインだが、見事にこの精度を満たしてきた」(JT-60SA計画日本側プロジェクトマネージャの鎌田氏)。

 装置の設置や組み立てはレーザー光を用いた測量、測距技術で精度を確かめながら進めているという。














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最終更新日  2015年01月27日 07時01分18秒
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