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2015年04月30日
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カテゴリ: 経済

 かつてのダイエーのように規模の拡大、1位の座を優先しているかのように見えたイオンも、決算書を見てやっと考え直したのだろう。

 自社売上のPBのシェアの拡大と全体の収益の低下を結びつけることはしなかったはず。

 私のような素人みていても、「棚」が劣化していくさまが分かった。

 顧客の声を聞いていれば、もっと早期に方向転換でき、ここまで酷いことにならなかったと思う。



【特報】イオン、「トップバリュ」を4割弱削減へ

 2015年4月24日 日経ビジネスオンライン
 大竹 剛、日野 なおみ、中 尚子

 イオンが、PB(プライベートブランド)「トップバリュ」の既存アイテムを今年度中に4割弱削減する。価格訴求を過度に重視してきた結果、ブランドイメージが悪化。消費者から「つまらないPB」と評価され、売り場の魅力も衰えて客離れの一因となっていた。そのため、収益貢献度の低いものや評判が劣るものなどを中心に、大胆にメスを入れる。

 …(略)…




 競合するセブン&アイ・ホールディングスは、コンビニエンスストアのセブンイレブンの店舗網から集まるPOS(販売時点情報管理)データを生かし、メーカーと密接な共同開発体制を築いている。セブン&アイのPB「セブンプレミアム」は、2014年度にトップバリュの売上高を上回った。

 …(略)…







 目指すべきは、価格、質、種類の何でもよいので、「それがあるからイオンに行く」PB商品。

 TV(トップバリュー)は高品質を廉価、低価格はBP(ベストプライス)といった形で住み分けができていたはずなのだが、TVの拡大戦略に幻惑されたようだ。

 顧客ニーズに基づき、価格と品質のバランスを変えること、品種を選定することがポイント。




 セブンゴールドにラインナップされる『すみれ 札幌濃厚味噌』はコストのために量を追究する発想からは商品化されない。

 イオンモールのスケールと利潤に目を奪われている経営陣は、GMSを続ける気があるなら、ミニストップの拡大、ミニストップの売上データのさらなる活用を考えると良いと思う。




 KALDIの隆盛をみていても分かりそうなものだが。

 GMSがしてはいけないことは生活者の選択肢を奪い、自分たちが売りたいものを売ること。

 GMSは趣味の店ではない。





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最終更新日  2016年05月14日 23時45分41秒
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