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2015年12月12日
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カテゴリ: 経済

 米国のみならず、世界各国政府と親密で、世界経済を牛耳る存在と噂される金融グループであるゴールドマン・サックス(GS)は、日本の株式相場が今後も高くなると読んだ。

 2014年4月、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントなど複数社ではあるが、公的年金運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)から年金資産の運用を委ねられた。

 運用幅の拡大は証券投資の拡大と同義であり、GSをはじめとする公的年金資産の運用を指示する各社は、基本的に国内株の上昇を歓迎しているはず。





 2016年相場展望
 ~ ゴールドマンサックス「強気」の根拠とは  =櫻井英明


 …(略)…

GSによる超強気論

 ゴールドマンのレポートは「2016年の相場展望:申年も強気スタンス継続」。サブタイトルは「懐疑論者への反論:6つの理由6つのテーマ」となっている。そのさわり。

 2倍近い利益増により日本株は2013年以降、先進国で最も高いパフォーマンスを示してきた。2016年も高リターンが見込まれ、TOPIXは14%上昇して1800ポイント(日経平均で22700円)に達すると見る。

 1.2015年度14.1%、2016年度16.7%のEPS成長
 2.2016年度予想PER14倍、PBR1.3倍と割安なバリュエーション
 3.コーポレートガバナンスの向上が促す持ち合い解消やM&A、過去最高の株主還元
 4.構造改革の進展
 5.財政/金融両面からの景気刺激策
 6.国内投資家主導の買い等が株価上昇を促す




 面白いのは、
■さらなる円安進行がなければ利益は成長できない
■構造改革はほとんど進展していない
■日本の投資家は今も日本株に無関心である

 上記のような弱気に対する反論。
■利益成長に一段の円安は必要ない
■GDPを上場企業の収益の代理とみなすべきでない
■ドル円120円~125円、実質GDp成長率は1.5%見通しだが2018年まで累計32%のEPS成長を見込んでいる
■改革は進展(スチュワードシップコードとコーポレートガバナンスコード)

など。

 …(略)…





 スチュワードシップコード(stewardship code)は「資産運用受託者としての責任ある行動」に関する規律 。

 直訳は「管理者の心がけ」。

 コーポレートガバナンス・コードは2013年、日本政府が閣議決定した「日本再興戦略(Japan is Back)」及び2014年の改定版で、成長戦略として掲げた3つのアクションプランの一つ「日本産業再興プラン」の具体的施策である「コーポレートガバナンス(企業統治)」の強化を官民挙げて実行する上での規範。

 大きく5つの基本原則で構成され、(1)株主の権利・平等性の確保、(2)株主以外のステークホルダーとの適切な協働、(3)適切な情報開示と透明性の確保、(4)取締役会等の責務、(5)株主の対話、に関する指針が示されている。





 GSの読みはもちろん「当たるも八卦、当たらぬも八卦」。

 好調な国内株式相場に伸びの余地があれば株式相場は買いの環境が続く。

 官民の「買う力」を把握しているGS出来レース?





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最終更新日  2015年12月12日 07時31分14秒
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