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2020年08月19日
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カテゴリ: 自動車

 2020年5月、トヨタのみが2021年3月期の見通しを5000億円の黒字と発表した。
 トヨタの2020年3月期決算で、第4四半期のコロナ禍にもかかわらず、2兆4428億円の収益をあげていた。
 リーマンショック後に継続した固定費削減策の賜物だ。
 一方他のメーカーは、2020年3月期(2019年度)の決算についての発表はしたものの、2020年度の業績見通しについて発表しなかった。​
       ​
 主要な工業国の感染拡大が落ち着きを見せ、スズキ以外の各社の期末業績見通しが出揃った。
 通期の連結決算で最終黒字を見込むのは、トヨタ、ホンダ、スバルのみだった。
        ​
赤字か黒字か、予想真っ二つ
どうなる自動車メーカー7社の業績
2020年8月14日 J-CASTニュース
  …(略)…
 乗用車を中心とする国内7メーカーのうち、日産自動車、マツダ、三菱自動車は最終赤字を予想。
 この3社は海外の一部市場で利益を出したとしても、構造改革や業績不振に伴う国内外の損失を穴埋めできない状況に追い込まれそうだ。
2021年3月期の最終損益、3社は黒字予想
 スズキは「当社が主力とするインドでの新型コロナウイルス感染が拡大しており、現時点で見通しを合理的に算出することが困難であることから、連結業績予想については引き続き未定」としている。
 スズキはこれまで好調だったインド市場への依存が大きいことが、今回はリスク要因となっている。
 7メーカーの2020年4~6月の最終損益は、トヨタとスズキを除く5メーカーが赤字となり、新型コロナの影響の大きさを裏づけた。
 日本メーカーだけでなく、フォルクスワーゲン、GM、FCA、ダイムラーなど海外の主要メーカーの多くも4~6月は最終赤字だった。
 2021年3月期の最終損益の業績予想は、トヨタが7300億円、ホンダが1650億円、スバルが600億円の黒字を予想している。
 これに対して、日産は6700億円、三菱自は3600億円、マツダは900億円の最終赤字を予想する。
 勝ち組のトヨタ、ホンダ、スバルも最終黒字が前年の6割以上も減少する見通しだ。
 トヨタの業績予想には子会社のダイハツ工業と日野自動車を含んでいる。
 トヨタは世界の自動車市場について「2020年4月から6月を底に徐々に回復し、年末から21年の前半にかけて、前年並みに戻る」と予測する。
 トヨタは20年6月以降、中国市場で富裕層を中心にSUVが好調で、グループの世界販売台数を当初の890万台から910万台に上方修正した。
        ​
不確定要素が多いだけに...
 ホンダも中国政府の景気刺激策で4月以降の需要が回復しており、米国市場も持ち直している。
 スバルは中国で現地生産していないこともあり、中国市場の影響は少ないが、米国市場は緩やかに回復するとみている。
 ただしスバルは世界販売台数の7割を米国に依存しており、米国市場の動向しだいでは業績予想が下振れする可能性がある。
 日産、三菱自、マツダはこれまでの業績不振に今回のコロナ禍が重なり、赤字幅が拡大する見通しだ。
 日産、三菱自は業績悪化に伴う工場閉鎖や必要な構造改革費用を盛り込むことも赤字拡大の要因となった。
 マツダは環境規制対応の費用や工場の操業停止による生産ロスを特別損失に計上することなどが響いた。
  ― 引用終り ―
        ​
 トヨタは「勝ち組」だろうが、ホンダとスバルはどうだろうか。
 ホンダは二輪の収益の支えがあることがあ強み。
 四輪車の海外生産比率の高さは、コロナ禍の拡散度合いによって生産自体を左右し吉凶が分かれる。
 スバルの海外生産は米インディアナ州のスバル・オブ・インディアナ・オートモーティブ・インク(SIA)が担っている。
 6月の生産台数が4か月ぶりに3万台を越え、回復基調が比較的早期に訪れた。
 日産、三菱自動車はゴーン氏の引いた生産拡大と安売りを辞さない販売拡大路線の構造改革が必須となっている。
 国の枠組みを超えた連携が、コロナ禍で生産のボトルネックとなっている。
 三菱自動車は、コロナ禍によるアセアン市場の収縮が、業績に大きく影響する。

        ​
 海外販売比率の高いマツダは販売の好調を反映し、海外製造拠点の生産能力拡大施策が続いてきただけに、コロナ禍による販売市場の急速な縮小の打撃は大きいと思われる。

 2010年、次世代技術「SKYACTIV」を発表。
 2011年、 北米生産から撤退とメキシコに車両組立、エンジン組立工場建設を発表。
 ベトナムの車体組立工場操業開始。
 2012年、トヨタとメキシコ工場における北米向けトヨタ車の生産について合意。
 ロシア工場の操業開始。
 2013年、マレーシアの車体工場操業開始。
 2014年、メキシコ工場操業開始。
 コロンビア生産から撤退。
 2015年、タイのパワートレイン工場操業開始。
 マレーシアの車両組立工場操業開始。
 2017年、トヨタ自動車と業務資本提携することを発表。
 マレーシアの高意匠色用塗装工場操業開始。
 2018年、タイのエンジン生産能力を年間10万基に拡大。
 トヨタ自動車と米国完成車生産を行う合弁会社を設立。
 7月、西日本豪雨により広島県本社工場と山口県防府工場の操業を7月8日から4日間停止し、9月まで生産調整を継続。
 2019年、東京本社を日比谷U-1ビルから霞が関ビル25階に移転。
 2020年1月、創業100周年。
 3月、新型コロナウイルスの感染拡大により、本社工場、山口県防府工場、メキシコ、タイの工場の操業を一時停止。

 *ベトナム工場は100%現地資本
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最終更新日  2020年08月19日 06時00分08秒
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