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2017.06.27

麺屋いでゆ商店

カテゴリ：ラーメン

「井出商店」にあやかったのでしょうか、「いでゆ橋」のたもとの入居する「いでゆビル」から名付けたと思われる「いでゆ商店」。伊豆半島・伊東駅から 10分弱のところにあるラーメン屋さんです。
土曜日の昼過ぎですが、通りからは店内の様子はわかりづらく、しかし、覗いてみると誰もいない模様、また、ラーメンのお値段も不明なのでどうしたものかと逡巡していたのですが、女性 2人組が入っていったので、思い切って入ってみました…この前に入ったお客さんたちも一見さんだったようですが…。
メニューを見ると、味は豚骨(750円)・魚介豚骨(800円)・中華そば(750円)の 3種類のようですが、どうもお店の押しは豚骨のよう…私の中では「伊東は海」というイメージがあるので豚骨という選択肢はなく、中華そばはお店の押しでもなさそうなので魚介豚骨を選択しました。5分くらいでお皿に乗った丼登場、ここからがして博多風でした。
丼は小さめ、量も多くないのは、替え玉前提ゆえなのかもしれません。麺は博多ラーメンっぽい細麺、具はキクラゲネギチャーシュー(1枚) のり(1枚)とシンプルな構成、魚介豚骨スープはかつお節粉に自慢の豚骨スープを注いだ、という印象(豚骨ラーメンは食べたことはないのですが…)、背脂っぽい半透明の揚げ玉もどきが浮遊しており、かなりしっかりとした味で、よくできていると感心しました。ちなみに卓上には餃子向けの醤油・酢のほか、胡椒と紅生姜、ごまがありました。
おそらく、お店としては豚骨スープが自慢でこれを食べて欲しい…と思っているのだと思いますが…温泉街の伊東ではちと難しいように思いました…広い意味で立地と商品の不一致が…。
お店の人は 2人、親子(母親と息子)でしょうか、「水はセルフ」といった案内もなく、麺の堅さについても「粉おとしはりがねばりかたかため普通やわめ」と紹介されているものの、最初の 2つについては「安易に注文しないで下さい」、「ばりかた」も加えた最初の 3つについては「すぐのびます! 大至急お召し上がりください」とお客さんにご指導するような書きっぷり…味に自信があり「九州(博多)ラーメンの素晴らしさを伊東の人たちに教えたる!」という意気込みからか、やや上から目線っぽいところもあり…。もう少し接客があるともっと人気が出るのではないか、とも思いました。

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