2004年08月11日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
今日もよい天気です。また、夏らしい日差しの日々が続いています。沖縄のほうでは台風13号の影響が出始めているようですが、こちらにはあまり影響が無いようです。
 さて、先日来、この週末の演奏会のことをいろいろ書いていますが、今日から、怒涛の練習四連チャンです。そして、前日には信じられない8時間練習が待っています。(しかも木管だけ分奏のため昼から練習で、金管は夕方からの3時間ぐらい)
 ところで、今回の演奏会の曲目は我々の高校時代の恩師であるI先生の決めたものなのですが、さすがのI先生もちょっとやりすぎた、と今頃になって後悔しているようです。でも、もうマスコミにまで曲目を発表しているので、いまさら、あとには引けない状態です。
 演奏会の中の曲目にワーグナーの歌劇「ローエングリン」より「エルザの大聖堂への行列」というのがあって、吹奏楽ではたびたびこの曲だけが演奏されることがあるのですが、たぶん、この曲は知らなくてもこの曲の次の場面で流れる婚礼の合唱は結婚式などでもよく耳にするので知っている肩が多いと思います。(実はこの歌劇、最後はエルザが約束を破ったために結婚に破局が訪れるのですが、この内容を知っていて、皆さん結婚式でこの婚礼の合唱を使っているかどうかは疑問です。)
 この「エルザの大聖堂への行列」、まさに荘厳な曲なのですが、前半部分はとにかく静かで厳かな曲調を大切にするため、神経質になります。また、特にサクソフォーンは他の木管楽器より大きい音が出しやすいため、バランスをとる上でピアニッシモを通り越したカスミッシモ(先日の日記を参照)でなければなりません。普通にフォルテで吹けるのは終わりの数小節でしょうか。まさに耐えしのぶ感覚です。最後の盛り上がりまで、神経も張り詰めて耐えてたどり着く、喜びがそこにあると言えばそうなのでしょうが、吹奏楽の中ではどうしてもクラリネットやフルートのために抑圧されるサックス、というイメージが付きまとうのは私だけでしょうか。特にオケからの編曲物にはその傾向が顕著です。
 そこで今日の一枚です。


吹奏楽:ワグナーの饗宴VOL.1
指揮:木村吉宏、今村 能
大阪市音楽団
東芝 TOCZ-003(三枚組)


このCDはマスター・ピースの3枚目にあたるもので、例によってオーケストラの曲を吹奏楽アレンジした作品集です。3枚目(シリーズでセット売りしていたもので第1箱?目)にあたります。
 曲としては楽劇”ニュルンベルクの名歌手”より「第一幕への前奏曲」、楽劇”ワルキューレより”「ワルキューレの騎行」、歌劇”ローエングリン”より「エルザの大聖堂への行列」、歌劇「さまよえるオランダ人」序曲、舞台神聖祝典劇”パルシファル”より「聖杯騎士たちの入場」、歌劇「タンホイザー」序曲、となっています。
 大阪市音楽団らしい、柔らかでハーモニーを大切にした演奏になっています。「エルザ」は原曲のほうがやはり、雰囲気がそれらしくていいのかもしれません。悪い言い訳をすると、弦のほうがダイナミックレンジが広く取れる上、ブレスの必要が無いのは強みです。逆に管楽器はそこが弱点に鳴ったりします。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年08月11日 14時15分45秒
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

プロフィール

Norikun1221

Norikun1221

コメント新着

育児・子育て きらり @ 見ました。 こんばんは。 そーですか。 失礼し…
Norikun1221 @ Re[1]:音色再考3。(07/05) 神津恭介さん >どうしても声が、前へ前…
神津恭介 @ Re:音色再考3。(07/05) 今回のを見て、なるほど…と思いました。 …
Norikun1221 @ Re[1]:音色再考2。(07/03) 神津恭介さん こちらこそ、お久しぶ…
神津恭介 @ Re:音色再考2。(07/03) お久し振りです。 今年も取水制限…大変で…
神津恭介 @ Re:受験2。(02/18) すっごい亀レスでなんですが… 試験合格…

お気に入りブログ

まだ登録されていません

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: