raison d'etre (存在価値)

raison d'etre (存在価値)

2005年10月12日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
この数日間の間、久しぶりに自分の世界が変わるような体験をしました。
というか、まだその中に居ます。

たかだか1週間程度の間に、何人もの人から様々な指摘を受けて
その度にどうしようもないほどの衝撃を受けていました。
あまりにもそれらが的を得ていたので、ちょっとエネルギーを使いすぎてしまい
しばらく何もせずに過ごしました。

そうしてしばらく時間を置いてみて、ようやく見えてきたもの。
それは自分が数年間ずっとしてきた勘違い、というか思い違いです。

結果としてどういうことを自分は間違ってきてしまったのか。


一般的に「目的論」というと
『哲学で、すべての事象は何らかの目的によって規定され、
その目的に向かって生成変化しているとする立場。』のことを指し、

「結果論」は
『原因・動機などを考えずに、物事の結果だけをみて行う議論。』
のことを指すそうです。
(共に大辞泉より)

しかし、当時自分が考えていたのは何かを頑張るときにどういう気持ちで
物事を頑張ろうとするのがいいのか、ということでした。
(丁度大学受験の後でしたから。)

自分なりの言葉で目的論と結果論を説明すると

結果論は『頑張った結果、○○大学に合格した』という考え方です。

これだけ見ていると、ほとんど変わらないし、どちらでもいいような気がします。
どちらがいいかは別として、自分がどうだったという事だけ言うと
高校生くらいまでの自分は丸っきり結果論的な考え方だったので、いわゆる
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉が大好きでした。

落ちても受かっても、自分にふさわしい結果が自分に来る。
というようなある意味の潔さがあったように思います。

それに対して、大学受験に失敗して希望の大学に入れず
その結果入った大学に満足できなかった自分は、いつしか
「やっぱり、ちゃんと目標を設定して、それに向かって戦略を立てなきゃダメなんだ!」
という風に考えるようになっていきました。
もちろん、それ自体がいけないのではなくて、
「自分に合わない考え方を『無理に』しようとした」ことが問題だったのだと、今は思います。

それ以来「○○のためには△と□を~までにやって、その次は…」というように
頭の中でどうしたらゴールにたどり着けるのか、ひたすら最短ルートを考えて
その途中にあるものは全部飛ばして、一直線にゴールに向かう、
そんな生活スタイルが身についていきました。

自分では意識していなかったんですが、途中の無駄と思える過程は全部飛ばして
必要だと思えるところだけを取ることに一生懸命になりすぎていたので
周りの人の言うことも、全然聞いていませんでした。
自分の考えに合う人の言うことだけ聞いて、合わない人の言うことは全部無視。
もちろんどれも話は聞いていましたけど、都合の悪いものはすぐ忘れる。
そんな事をしていたように思います。というのも、今思い出せる人からのアドバイスって
自分に都合のいいものしか、ないからです。


でも、あるときふと思いました。

「で、自分の人生のゴールは何だ?」

「あれ……全然わからないぞ…」

「まずい…、これじゃあゴールへの最短ルートも作れない、

 というかそもそも道が全く見えない…」


正直、これにはすごく焦りました。
ゴールさえあればそこに向かってまっすぐに走るのはすごく慣れていたので
いつの間にか、それしかできなくなっていたんです。
でも、そもそも人生のゴールなんて、すぐに見つかるものではないですよね。
ちなみに「ゴール」というとちょっとわかりにくいですが、これは
「人生の目標」とか「本当にやりたいこと」とか「夢」というイメージの言葉です。
(以下「目標」にします)

どちらにしても、そうなってしまっては自分は目標なしには走れません。
すぐに目標探しに走りました。

そう、「目標を見つけることが目標」になっていったんです。
結局今の時点でも見つけることはできていません。
というよりも、そんなものをはっきりと見つけられる人なんているんでしょうか?
と思うようになりました。

確かに、目標を設定してそれに向かう戦略を立てて実行する、というのは
非常にシンプルで確かな考え方ですが、そもそもそれが当てはまるのって
生活の中の末端の部分の話ばかりで、一番根本的な人生の目標みたいなものには
まず当てはめられないような気がします。
この考え方はライブドアの堀江氏も言っていたことで、それもあって
実践している時にはすごくシンプルで強力な考え方だ!これで自分は一気に成長した!
と思っていました。

でも、いろんな落とし穴があることには気がつきませんでした。
目標が見つからないことには使えないのは言いましたが、
それよりももっと重要なのが「途中で目標を変えにくい」ということなんです。

つまり、目標まっしぐらになっていると「人の話を聞けなくなる」ということ。
自分の目標しか見えなくなるので、それが仮におかしかったとしても気がつかないし
人がせっかくアドバイスしても、それは目標に向かうための障害にしか見えず
結果としてまるっきり人の話を聞かずに突っ走ってしまうことになるわけです。
「自分は確実に前に進んでいると思い込んでしまう」わけです。
自分は一度火がついたら一気に進んでしまう性格なので、これでうまくいくと思ったら
何でもかんでも当てはめて突っ走ってしまいました。

そんな落とし穴に、しっかりとはまってしまっていることに気がついたのが、
つい先日の友達や家族からの助言だったんです。

もちろん、「目標を設定して戦略を…」という考え方でうまくいく人もいると思います。
ただ、それが自分にとってベストなのかはまた別問題。
実際に、そうやってひたすら一直線に進もうとしていた自分は
友達や家族からみて「らしくない」「頑張りすぎてる」「余裕がない」
というように見えたそうです。
ただ、自分では全く気がついていませんでした…

今日ふと思ったのは、やっぱり自分には自分に合ったやりかたなり考え方があって
これまでいろいろと迷ったり悩んだりしてきたものの、結局行き着くのは
もともといたところなんじゃないかな、ということです。

今振り返ってみれば、そうやって自分に合わないような考え方で
頑張って前に進もうとしていたときには、自分自身が意味もなくすごく焦っていて
何故か怖い事ばかりで、何より「楽しい」という感覚がどこかにいってしまっていました。
それはやっぱり、自分の中の何かが「今の自分はおかしいぞ」という
シグナルを出していたんだろうと、今では思います。

少し前の、高校生くらいの頃を振り返ってみれば
自分は随分肩の力が抜けて、楽に生きていたような気がします。
もちろん、まだ高校生だったから気楽だったというのも多分にあるとは思いますが
多分、当時の自分が一番「らしかった」んじゃないかな、と思います。
友達や家族に聞いてみたところ、やっぱりそうだったと言われました。

当時考えていたのはどんなことだったのか、はっきりとは覚えていませんが
すごく重要な自分のモットーとして「結果を急がない」というのがあったような気がします。
あるいは「やるだけのことをきちんとやることに集中する、後はあれこれ心配しない」
つまり『なるようになる!』という事でしょうか(笑)

でも、そういえば、何か目標に向かって無理してでも頑張ろうとしていた大学受験時に比べて
「やるだけのことをやろう」「これだけやってダメならしょうがない」と思えていた
大学院受験のときのほうが、随分と気が楽だったし、たまたまかもしれないですが
結果も良かったように思えます。
(もちろんその一言で片付けられるものではないですが)

それは多分、そういう考え方、生き方が自分に合っていて
その自分に合った進み方をしているときの方が良い結果が出る、
ということなんじゃないかと思います。
もちろん例外はあるかもしれないにしても、自分にひたすらムチ打って
「頑張ろう、頑張ろう」として生きるよりも、
自分にとって自然に感じられるやり方で、やるだけやって後は流れに任せてしまうくらいの
余裕を持っていたほうが、最終的に自分は幸せに生きられるんじゃないかなぁ、
そんな風に思ったのが、つい数十分前の事なんです。

そして、「よし、それじゃあやっぱりそうして楽にやってみよう」と思ったら、
ようやくこうしていろいろな事が言葉で整理できて説明できるようになり、
意味もなく焦りを感じることもなく、落ち着いて言葉を並べることができたんです。
そして何より、自分にいろいろな形でアドバイスをくれた友達や家族に
本当にたくさん迷惑をかけたなぁ、ととっても申し訳なく思うと同時に
それでも自分を見ていてくれて、見捨てずにアドバイスをくれたことに
本当に、本当に心から感謝できたわけです。
いい友達を持ったなぁ、いい家族を持ったなぁ、そう思えるのってすごく幸せなんですね。


この話をまとめられるようになるまで、何年もの間T君にはとてもお世話になってきました。
彼は高校からの親友で、大学受験に失敗したときや大学院に合格したときも含めて
随分といろいろと語り合ってきましたが、
今回の事ではかなり険悪なムードになったり、相当不愉快な言葉を言ったりしてしまいました。
それでも、何だかんだで彼が一番最後に「おう、なら頑張って☆応援するんで」と
サラッと言ってくれた事には、人生で一番感謝しました。本当に、嬉しかった。


何だかすごく遠回りをしてきて、結局最後にはスタート地点に戻ってきたような
そんな気がする今日この頃ですが、結果としてそれで良かったのかな、とも思います。
スーパーで野菜を選ぶとき、いろいろ迷ってみて、
結局もともと持っていたものが一番良かったなんて良くあることですし。
それくらいの、気楽なとらえかたができるようになれば
自分も大分「らしさ」が戻ってきたのかな、なんて思えるようになりましたし。

この文章は、決して詳細を全部書いているわけでもないし
結構省略したり脚色したりしてはいるんですが、今一番重要なのは
こうやって自分がずっと抱えて迷ってきた大きな石を一つ手放すことができたという事です。
それだけで、これからの自分も変わっていけるんじゃないかな。それも楽な方に。
そんな気がします。
すぐに自分が変われるかどうかは別として、これが一つの区切りになるのは確かだと思います。
もちろん、この気づき自体が間違っている可能性もあるんですが、
少なくともこれまでの自分の「落とし穴スタイル」よりは
もっと自分に正直な生き方ができると確信しています。

本当は、それで今度は何をしようと思っているのかも書くつもりでしたが
ちょっと長くなりすぎたので、また次の更新で書くことにします。

ひとまず、今日言いたかったのは、このことに気がつかせてくれた
T君を始めとする自分の大切な友達と、普段から迷惑かけっぱなしにもかかわらず
ちゃんと自分のことを見ていてくれる家族に、心からありがとうと言いたい、それだけです。

本当にどうもありがとう。そして、これからもよろしく!


読んでいて抽象的でわかりにくい部分も多々あったかもしれないですが、
最後まで読んでくれて、どうもありがとう!!

良い一週間をお過ごしください(-人-)☆彡





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最終更新日  2005年10月12日 21時55分05秒
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