寂症状

灰色の空-2-





目を開けると、窓からこぼれてくる光からして、朝だと判断した。その部屋の床から見えるカレンダー。貴女がいなくなってから一ヶ月と一日。仰向けになり、天井を見た。僕はいったいどうやって生きていけばいいんだろう。

いきなり、夕べ見ていた夢が記憶にあふれこんできた。

花畑で、女性を追いかける夢。長い黒髪と、茶色い瞳。そして太陽のような笑顔。そんな天使のような君に一度でもいいから触れたいという気持ちが体中を電気のように走っていた。僕は一生懸命追いかけるけど、君の方が早い。すると、君は止まった。このチャンスを逃さずまいと、君に近づく。すると、

『ドン。』

『ガラス。。。?:』

僕はその女性の顔に、答えを求めた。

『来ちゃだめ。こっちへ来ちゃだめよ、_____あなたはそっちの世界の人なんだから。まだ諦めちゃだめ。諦めたりなんかしたら、私、あなたのこと、嫌いになるからね。来ても貴方なんかと話さないんだから。』

『えっ。。』

それは間違いなく―「清美。。。」

それは、清美からのメッセージだったんだろう。『強く生きろ』、と。僕は意味もなく笑い始めた。

「ははっ、すげーよ、清美。俺の夢ん中入ってくるなんて。」手を髪に通すと、顔を横に振った。「ほんっと参ったよ。。。」 

そして僕は決意した。君がいなくなっとき以来の、外出。


_____
つづきます。


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