能登の手染め日記

能登の手染め日記

Jan 22, 2007
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カテゴリ: 染色
草木染は一言で言うと「植物から抽出した液を繊維に染める」のだが、植物の液によって耐光堅牢度や自然退色の程度がわからない。染めてすぐの状態は不安定なので、しばらくの間「寝かせておく(冷暗所に保管する)」のが良い。

これは6年ほど前に染めた能登上布の麻のれん「芍薬模様のローケツ草木染」(約90cm×150cmの一部分)

麻のれん「芍薬」


注文があって、この模様と同じものを木綿のタペストリーで染めることになり図案を探したが・・・見つからない。ので、今日は現物を写しているところ(^^;)

染めた後の今までの6年間は「染色後、どういった変化をするのだろう?」という確認の時間でもあったし、上記のように、染めて時間が経過した実物を渡すのが良いのだけど、展示してあるタペストリーは汚れてしまったので新たに作ることになった。

現実の生活の中では、お客さんは注文したら一定期間で納品してもらうものだと思うのが当然だし、作るほうも、作ったらすぐにお金になるほうが有り難いのは言うまでもない話。物を作った人間、販売した人間の責任が問われるのは必然だが、草木染のように時間が経過してからのほうが良い品というのは例外的で、多くは賞味期限や保障期間が問題となる。

このところ、お菓子やファンヒーター、建築物の手抜きが目立つ国になってしまった。日本人は「ものづくり」で経済成長を遂げて、日本の製品に誇りと自信をもっていたと思っていたけど、なんだか「凄く情けない国」になってしまったように思うのは私だけだろうか・・・。

わが身を振り返ると、周辺が慌しく仕事への取り組みが悪かった!だから図案さえ見つからないのだ!と自己を叱責するのだった(--;)
勿論手抜きをしているわけではないが、地区や町の係り、寄り合いなど断りきれない状況の中で資料作りなどに追われてしまうと集中力が分散してしまう。若くはないし、この先できることも限られている気がする。もう歳だから、一度に幾つものことを考えられなくなっているんだよ(^^;)

今年はジックリと腰をすえて仕事に取り組む!これまでやってきた仕事を振り返り、自分自身が「手づくり人間」であることの原点に帰ろうと思うのだった。





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Last updated  Jan 22, 2007 01:31:16 PM
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