能登の手染め日記

能登の手染め日記

Jul 14, 2007
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カテゴリ: CG
絵本の絵の説明をするときに「手描きCG」などと私が言うものだから、「パソコンで手描き?」と聞いた人が困惑する。しかし、印刷物を見ると誰しもが紙かボードの上で描いたものと思うようだ。まぁ、どっちでも良いのだが(^^;

普段の着物の図案をPCで描く場合は、アウトラインもボカシも丁寧な仕上がりになるように務める。しかし、今回の絵本イラストはパソコン上で思いっきり手描き風の表現を駆使した。鉛筆で描いた線をスキャンし線だけを抽出して全体を透明な状態にし、その背後で彩色を繰り返すが、ボカシを入れた上にガサガサな(小さなドット)色を重ねていく。鉛筆の線もカスレでガサガサしているのを利用した。

普段は使わないこの技法をけっこう楽しめた(^^

070714部分.jpg

この絵は、ページ上では小さな部分だったので必要以上に手を加えなかったが、切り取って一枚の画面として実験。色面で空間を出すように加工してみた。

色というのは、面白い。ものの表面の色であるのだが、色面で方向を出す事で空間を表せるし、厚みや重さも出せる。イラストの色塗りに日本画のような絵の具の重ね塗りの使い方も可能かと思う。また、いつか時間のあるときに工夫を重ねたい(^^

だが、この絵のタイプで・・・「ドット荒いんじゃないの?解像度を高くして描いたら良いです」と言われたのには、返事の言葉を思いつかなかった。ん~わざと、こうしてるんだけどな(^^;





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Last updated  Jul 14, 2007 07:15:39 PM
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