能登の手染め日記

能登の手染め日記

Sep 1, 2008
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カテゴリ: 染色
9月だ!もう直ぐ秋だ!食欲とスポーツと芸術の秋だ!・・・いゃ、月が変わろうと私は毎日仕事だ(^^ゞ

ブログで「染め直し」を書いていたら、実際に染め直しの仕事が多くなった。染め直しをするには、解き羽縫いといって着物を解き一巻きの状態に縫い合わせるのだが、これが色々な物事を考えさせてくれる。

今日は『絹の力』

絹の布というのは凄いものだ、と改めて思う。そして仕立ては実にシッカリ縫ってあるものだと感心する(^^

0901-着物.jpg

写真は染め直しのために解いた手描き友禅の留袖。買った時20数年前には数十万円したものと思われるが、おそらく数回しか着ていない。

染め直しの工程は、着物の状態→解いて一巻きの着尺状態→染み抜き→湯通し→紋伏せ→地入れ→染め(この場合はボカシ)→蒸し→水洗い→湯通し(巾出し:生地の巾を元の状態に戻す)→紋仕上げ→仕立て
というのが、だいたいの工程になる。我が家は模様を色差ししたりボカシなどを行なうので引き染めだが、無地の場合は浸し染めの工房でも行なう。

で、解いた時に縫い跡を見ると針の跡が余り見えない。そして湯通しをした生地を見ると、以前の縫った跡が全く見えなくなり、仕立てられた時の折跡も殆ど見えなくなる。ただし汚れは見える(^^ゞ

絹の復元力というのは凄いものだと思う。そして殆ど着ていない着物であれば、染め直しで、ほぼ新品のように甦る。

着物の価格は買った店によって違うだろうから、ここでは言えないけど染め直しの場合は無地ならば八掛けや胴裏を新品にして仕立て上げて5万円前後で可能なはず。八掛けや胴裏、仕立ても安いところを探すと、それ以下でも可能だろう。(ただし商店の小売価格は、私には分からない)

少なくとも、派手になったから、とか、少し汚れたからという程度で着物を捨てたり、切り裂いて別物にリフォームなどというのは、非常にもったいない。

絹は凄い。仕立ても凄い・・・と、留袖を解いた妻が言っていた。
私も着物を解こうとしたが、シッカリ仕立てをしてある縫い目の前にギブアップ。絹の生地を破りそうで怖いのだ(^^ゞ
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Last updated  Sep 1, 2008 07:22:41 PM
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