てまり - ねこ の独り言

てまり - ねこ の独り言

2005年03月17日
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カテゴリ: 生活
私は昨日、ある人からの個人メッセ&その方の日記を読んで

私は当事者ではないが、やはり憤りを覚える。


彼女と知り合ったのはこの楽天日記からです。
そして・・・
彼女は目が不自由で、私と同じく先天性股関節脱臼を持っています。
その上、心臓その他多くの病気を抱えながら、一人暮らしをしています。


彼女は多くの生き物と生活をしています。
猫・ウサギ・鳥


このテリア君は日本でただ1頭であろう、内部障害をサポートする犬です。


彼女は生活サポートを受ける為の相談を昨日した際に、
担当者から、
テリアは無意味だから、盲導犬をと言われたそうです。

私はこの事に非常に憤りを覚えます。


猫をはじめとする、その他の動物に対してこのような事を言うのであれば、
まだ許します。
しかし・・・

仮に、このテリア君が介助犬ではなく、ただのペットだったとしましょう。
それでも、犬の存在は大きいです。


我が家にも2匹の犬がいますが、


犬と生活した事がある人なら誰でもわかると思います。
家族が帰ってきた。
いつも来る人が来た。
知らない人が来た。

その他、いろいろな場面で、忠実なドアボーイを務めてくれます。

一人暮らしで、目が見えない。
この状況を考えれば、仮にペットとしての犬であっても
大切な生活パートナーになるでしょう。


しかし、このテリア君は介助犬です。
彼女の体調の変化を的確に教えてくれると言います。
安静にしていれば良いのか、医療機関に行くべきか。
犬独特の探知能力で知らせてくれると言います。


確かに目の不自由な彼女に盲導犬は必要。
知らない人はこのように思うでしょう。

私も本だけの知識なので詳しくは言えませんが、

1、盲導犬は非常に不足しています。
  欲しいと思ってもすぐに手に入る物ではありません。

2、訓練所で犬を訓練し、ユーザーに渡す前に
  1週間の合宿訓練があると聞きます。


問題は、この1週間の合宿訓練がかなり歩くと言う事。

私は初めて盲導犬を手に入れるまでの過程を聞いた時に、
もし、私だったら無理だ。
と思いました。


私自身、股関節に問題があり、肺活量は並みの半分です。
長時間の歩行訓練は私には出来ません。

彼女も、股関節と心臓に問題があるので、この訓練は無理と推測できます。


また、盲導犬は現在、レトリーバー種を主体とした大型犬です。
以前はシェパードなども使われていたそうですが、
見た目が怖そう・・・ということで、現在はレトリーバーが主流です。


こういう大型犬は、スポーティングドックと言い、身体のつくりから
適度な運動をしないと排泄が出来ないそうです。
つまり・・・便○になってしまう。

股関節と心臓に問題のある彼女には、飼う事が難しい種類の犬です。


そして、盲導犬は・・・
万が一、ユーザーに危険がせまった時には
全身でユーザーを守らなければいけない。

つまり、大型犬でないと、対応が出来ないのです。


目が不自由だから安易に盲導犬などと言わないで欲しいと思うのです。
まして、介護について専門家と言うのであれば尚の事です。


また、最近ではアニマルセラピーなども効果が出ていると聞きます。

寝たきりで無気力だった老人の所にハムスターを連れて行ったら・・・
無表情だったこの老人が笑うようになった。

ハムスターが逃げるのを追いかけようと動かなかった手が動くようになった。
これらの事例が報告されています。


つまり、動物と生活する事により、機能回復に役立つと言われています。





私は声を大きくして言いたいです。

一見、無意味に思えるペットでも、飼っている人にとっては家族です。
どうか、そのことを否定しないで下さい。
そして・・・
介護サポートをする動物(特に犬)についてもっと知ってください。


盲導犬や、聴覚サポートをする聴導犬は訓練所で訓練をして
ユーザーに渡す事が可能です。

しかし、内部障害のサポートをする犬は相性といいます。
訓練所で訓練して・・・これが不可能だと言います。
つまり、オーダーメイドの訓練が必要と言う事になります。



もし、室内犬を飼っているのであれば・・・
犬とコミュニケーションをとってください。
家族と同じように接してください。
(食事その他でわがままを認めるのとは違います)

普段はただのぐうたら犬かもしれません。
でも、きっと飼い主に何かあれば、教えてくれるでしょう。



猫は犬に比べ・・・と一般的に言われていますが・・・

我が家で初めて飼った猫、モモは・・・
家族の誰かが帰ってくるまで、その人の布団の上で寝ずの番をする猫でした。
具合が悪くて寝ていれば・・・
トイレもご飯もがまんして、側でずっと様子をみているコでした。

知らない人が来れば・・・
その動きから、誰が来たかおおよそ見当がつきました。


猫でさえ、こういう行動を取るのです。

ですから、在宅介護に携わる人は、同居しているペットに対し
不用だから・・・とは言わないで欲しいのです。






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最終更新日  2005年03月17日 08時00分56秒
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