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2004.12.04

電話ボックスが無いっ！

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テーマ：アメリカ生活のあれこれ・・・(2043)

カテゴリ：ちょっと気になります。

　週末が近付いてくるとコップに溜めているクォーター（25セント）の数を数えます。我家には洗濯機が無いので、共同のランドリーを使用しています。マンハッタンではほとんどの住人は共同ランドリーを使用していると思います。

　このクォーターコイン、表は初代大統領のワシントンの横顔、裏は鷲の柄になっています。探していくと、裏は鷲ではなくて、州毎に違う絵柄があったりします。例えば、ジョージア州は林檎の絵に知恵・正義・節度と入っていたり、ノースカロライナ州は初飛行のフライトの絵だったり・・。留学生では、帰国までに全州のコインを集める・・と溜めている人もいます。私は１枚で良いから洗濯用のコインが欲しく、そんなコレクションする余裕はありませんが・・。通販番組でも全州のコインを額縁に入れて・・などと売っています。
【追記】通販番組では、今もクリスマスプレゼントとして紹介していました。30州のコイン＋特別な６コイン＋コイン入れ（50州入るようになっている）で＄８９．９９でした。

　そのクォーターが洗濯以外で必要になるのが、公衆電話。日本同様、ニューヨークでも携帯電話の普及率が高く、ほとんど公衆電話を使用する人もいないようですが・・。私はしばらくは携帯に振り回されない生活を・・と持ち歩いていませんが、待ち合わせの時などはかなり困ります。しっかり携帯依存症になっているのですねぇ・・。

　公衆電話はクォーター以外にもプリペイドカードでかける方法もあります。コインを使う場合は受話器を取って、番号を押してからコインを入れるようにします。先にコインを入れると戻らないことが何回かありました・・。

　ニューヨークにある公衆電話は写真のように吹きっさらし状態です。冬では臭うけど温かい電話ボックスが無いんです！しかも、受話器はダラン・・とフックにかかっていかなったり、時には受話器に誰かの吐いたものが付いていたり・・と、清潔度を疑うときもあります。ボックス型ではないので、ピンクチラシなどは無いです・・。落書きはありますが・・。

　なんで吹きさらし型なのかというと、１９５０年代に子供たちの間で電話ボックスを使った遊び（？）が流行ったそうです。日本だとダッコちゃんのような一時的なブームです。それは 何人電話ボックスに入れるか・・ という競争だったようです。多分、外側に配置された人は顔がガラスにぶちゅっ・・となっていたかと思いますが・・。それがあまりにも危険な遊びだ・・ということで、ボックスを撤去したそうです。これはニューヨーカーに聞いた話なので、他州や他市はどうなのかわかりませんが。

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