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『和』の世界

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2007.07.02

　必ず終わりがくることは分かっていても、やっぱりそのときが来てしまうと悲しいですね。先週の土曜日は今期ABTのオペラハウスでの鑑賞最終日。「舞台好きなのにバレエにはまらなかったことが不思議」と友達に言われながらも、徐々にはまったこの２ヵ月。ここまではまると思わなかった自分にビックリですが、その姿を喜んでくれた友達のみんなに感謝。美しいモノ、楽しいモノを分かち合える仲間がいるって、本当に楽しいです。

　最終日は、少しでも楽しさを分かち合おうという思いやり(お節介?)で旦那さんと行って来ました。オペラやクラシックが好きな彼なので、チャイコフスキーの曲を楽しむつもりで・・と誘ってみました。

　この日は朝からゴルフ→仕事・・と恐ろしいスケジュールを組んでいたので、鑑賞しながら寝たらどうしようと恐れていました。が、心配無用でした。幕があがったらもう"SWAN LAKE"にドップリ浸りました。

Odette-Odile
Prince Siegfried Angel Corella
an evil sorcerer Gennadi Saveliev
　今日のオデットは、先日カフェで遭遇したパロマ・ヘレーラ。つい感動しまくったジュリー・ケントと最初は比べてしまいましたが、パロマらしい若さと脚力をだんだん楽しめました。カフェで見かけたときは筋肉質とはいえ華奢な体つきでしたが、舞台で見るとガッシリ感が。

　王子様にはアンヘル。なぜか角刈りで最初は目が点・・でしたが、そんなことはすぐに気にならなくなる技を今日も魅せてくれました。この２人で踊る「黒鳥のパ・ド・ドゥ」はもう鳥肌がたち、涙がチロッと。「アンヘル、クルクル回るよ」と木曜日のニーナとの"SWAN LAKE"を観た友達が話していましたが、もう芸術と技と何がなんだかわからない超人的なモノがそこにはありました。技が決まったときは、今までに聞いたことの無いようなブラボーと拍手の轟きが会場を包みました。

たくさんの花束にビックリ顔の角刈りアンヘル
幕間に杏さんご夫妻・Perrierさんご夫妻とお会いできました。一緒に楽しめる方とこうしてお会いできることが本当に嬉しいです。ありがとうございました。

Perrierさんが詳しく書かれていますが、バレエ団によって結末の演出が違います。１つのバレエ団で違うダンサーを楽しむ方法もありますが、こうして違うバレエ団での見比べもできることがまた面白いですね。長～く楽しむことができるのも良いですね。

SWAN LAKE

割れんばかりの拍手と歓声が２人に。
　さて、幕間に皆さんとお会いしている間、旦那さんはオペラハウスをグルグル回っていたようです。終演後は「アンヘルのジャンプスゴイなぁ・・」と廊下に出て真似しようとグルグルしていました。あのジャンプ、あの表現力・・また観たいなぁ・・と思っても、来年まで待たないといけないのですね。

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