PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着
フリーページ
膾[なます]を吹くぐらいに、
慎重であってもいいのに、
ただ熱して冷めただけ、
日本人は熱しやすく冷めやすい、
そして、粘り強さに欠ける、
とあらためて思い知らされた、
TPP問題で議論が沸騰し、
国論を2分する状態になった、
どじょう宰相は「1日考える」、
と引きこもった、
しかし、熟慮に熟慮を重ねたふしもなく、
一夜明けて当然といった態度で、
参加を表明した、
国論を2分した議論の沸騰は、
もはや起きなかった、
あの熱気は何だったのだろう、
別に考えるまでもない、
お祭りの宵宮だったのだ、
一夜明ければTPP神輿をかついで、
練って入るべきところへ、
入御させておしまいです、
熱しやすく冷めやすい、
国民性を読んだ、
どじょう宰相の技ありです、
でも、外国とは粘り強い、
交渉をやんなきゃね。
休止中の原発が、
ストレステストを終えれば、
次々に稼働する、
海外へも原発プラントを、
売りまくろうという気配を感じる、
羹に懲りて、
エネルギー転換について、
さぞや国中が灼熱化したような、
議論の大噴火が起こるのか、
と思ったが、
なんだか隅っこで、
こちょこちょやりあった程度で、
盛り上がらなかった、
これでいいのだろうか、
何だか不気味なほどのんき過ぎる、
羹に懲りずにまた羹を吹いたら、
今度こそ取り返しがつかないのに、
わが国民性はのんきに変化した、
わけではあるまい、
この「のんき」さは何だろう、
それが不気味だ。
劇場はこちら ◆志茂田景樹のホームページ・
本