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談志さんが亡くなった、
師匠と最後にあったのは、
もう6,7年前のことになる、
銀座ガスホールに聴きに行き、
終わって挨拶だけして帰ろう、
と楽屋を覗いたら、
もう小朝さんと1杯、飲んでいた、
この日の高座では後半、
息切れしていた感じだったが、
グラスを手にした表情は、
明るかった、
楽屋口で挨拶し、
ではまた、と背を向けたら、
「おい、カゲキ、一杯飲んでいけよう」
と、呼び止められた、
連れを待たしていたので、
断ったが、
それが最後に聞いた、
談志さんの肉声になった、
破天荒な生き方が、
その毒舌と並んで痛快だった、
毒舌がなぜ毒舌に、
なりえるかは、
人の偽善や、
世の矛盾を本音で、
衝くからである、
それを見て見ぬ、
ふりをする人、
事なかれ主義の、
人の胸にも痛く突き刺さる、
毒舌の人が少なくなると、
世の中が悪くなる、
師匠、どうか、
師匠並の毒舌の人、
100人ほどを、
この日本に、
送り込んでください、、、、。
劇場はこちら ◆志茂田景樹のホームページ・